挑戦の一歩は、とても価値がある。【安富暉浩 / 薬剤師】

安富暉浩(薬剤師)

薬剤師として病院勤務を続ける中
海外救援に行くために英語学習に注力されており
将来的には環境保全なども取り組むことを目指して活動している。
 hospass運営局
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薬剤師資格を持ちつつ、現在は赤十字病院にて海外救護などを目指し、英語学習などに取り組まれている安富暉浩さんを取材させて頂きました!

この記事の見どころ
  • 病院内で感じたスタッフ間の温度差について
  • 安富さんが目指している【FIRE】とは
  • 海外救護や国際支援に向けて今取り組んでいること

それではどうぞご覧くださいー!

薬剤師を目指そうと思ったきっかけを教えてください!

元々は薬剤師になろうと思ってなかったんです!

幼い頃から医療ドラマや医療ドキュメンタリーの番組を観ていた影響で、人のためになる仕事をしたいな」と思っていたんです。それで、一番想像しやすかったのが医療現場での仕事でした。

最初は漠然と「医師になろう」と思っていましたが、医学部は学費もかかるし、入るために学力が必要になりますよね。受験勉強を進めていくうちに「医師になることって、もっと努力が必要なんだな」と現実的に分かってきたんです。

当時理系の高校に通っていたので、周りに薬剤師を目指している友達もいて、「薬剤師という医療の資格があるんだな。」と知って調べてみたんです。

ちょうど薬学部が6年制に切り変わったくらいで、これから薬剤師の仕事の幅が増えていくタイミングとわかったので、「今後成長していく仕事」というのが楽しそうだなって思い薬剤師を目指し始めたきっかけでしたね。

学生時代の思い出を教えてください!

実習で現場へ行った時、改めて「薬剤師ってすごい。」と思いました!

病院実習の際に、薬剤師が他職種とディスカッションしていたり、副作用を説明していたり、リスク管理を指導していたりする姿を見て、改めて尊敬する存在になりました。

薬局実習では、とてもアットホームな形で実習を行えて、総合病院の門前薬局だったんですが、薬局は患者さんに選んでもらえるように多くの工夫を行っていましたね。

学生時代の思い出としては春休みを利用して、セブ島に1カ月留学へ行きました。英語がものすごい苦手で、大学受験も英語で失敗してたんですよね。でも、やはり世の中の動きとして、「今後英語は大事になってくるだろうな。」という思いもあって。

海外への短期留学をしたりして、様々な挑戦を行っていましたね。

就職先はどのような基準で決めましたか?

大学4年生くらいから病院で働きたいと思っていました!

就職先の決め手としては「薬局はまだまだこれからのところがあるな」って思ったんです。

病院では実際に目の前に患者さんがいて、医師や看護師とディスカッションを行い、それを踏まえて患者さんと話してなど、一通り全体の流れを学べるんですよね。

なのでまずは病院で多くのことを吸収しようと思い、病院への就職を決めました。

働き始めてからギャップはありましたか?

自分がしっかりしてないと、成長が止まるなと思いました!

大きい病院へ就職したので「すごい薬剤師さんがいっぱいいるんだろうな。」と思っていました。

ですが実際は、人によっては能力に差があることがわかり、自分でしっかりしていないと腐っていくな」と感じましたね。妥協していくと、成長しなくなることを先輩や同僚からみて感じました。

勤めている病院では病棟全体を1人で担当するので、責任が重大になります。患者さんにとって唯一の薬剤師になるので、勉強会も本もかなり自己研鑽しました。

赤十字病院の良いところは、全ての診療科を網羅しているところだと思います。症例数が多い分、色んな知識や経験を身につけられますね。

新たに英語を学び始めたきっかけを教えてください!

「自分もちょっと変わらないといけないな。」と思ったんです!

僕は香川出身なんですけど、ほんと真面目に敷かれた線路を歩くみたいな人だったんです(笑)部活、塾、家に帰るということを繰り返してました。

大学生になった時にそのありきたりな日常が「嫌だな。」と感じて、もやもやし始めたんですよね。

「ちょっと変わらないといけないな。」と思い、色んな事を吸収しよう、思いついたことはやろうと考えるようになって、そこから様々なことに挑戦することを始めました。

働き方を見直し始めたきっかけは何でしたか?

部長に言われたひとことがきっかけですかね!

働いていく中で、部長に「救急領域を専門的に勉強してほしい。」と言われて勉強していたんです。今後は突然「小児科の専門薬剤師資格をとってみてくれないか。」と言われてしまい、こんな簡単に、他人から人生を左右されるんだな」と思いました。

モチベーションがものすごく下がったタイミングでしたね。

だけど仕事だから抗うこともできない、転職しても一生このシチュエーションから変わることはないんだろうなと思ったんです。

そんな中「職場から給料を貰う状態から外れてしまえば、趣味で仕事をやっていくこともできる。」「自分の好きなように時間を使える。」そう思って色々調べていくうちに【FIRE(経済的自立、早期退職)というものを目指し始めたんです。

安富さんの夢や野望を教えてください!

自由になった時間を、他の人に還元したいと思っています!

もともとボランティアとか災害医療に興味があって、大学の頃もしていたんです。

英語を頑張ろうと思うのも、職場で海外救援があって、海外派遣で医療を行いたいなと思ったからなんですよね。今は海外派遣の基準をクリアすることを目指しています。英語を使えるようになることは損することがないですし。

環境問題にも関心があります。海とかすごい好きなんですけど、バリに旅行した時に、現地の人が「地球温暖化で気候が変わってきているんだ」と言っていたんです。

小さいことですけど、スキューバダイビングをしながら海のプラスチックごみを拾ったり、サンゴを埋めるボランティアだったり、自分の時間を地球とかほかの人にも還元していきたいですね。

hospassを通して伝えたいこと

何かに挑戦するために踏み出す一歩は、とても価値のあるものです!

思っている自分になるために踏み出すその一歩は、意味のある一歩だと思います!

その一歩で失敗したことも分かる。失敗したら反省して、もう一度失敗しないように進めばいい。見える景色が変わるので、一歩踏み出すことを大切にしてほしいと思います。

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