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医療系Webライターの始め方|未経験から案件獲得までの5ステップ

# 副業
2026.8.13 公開

医療系のWebライティングは、資格と臨床経験がそのまま強みになる分野です。一方で、書ける内容には法令上の枠があり、そこを知らずに始めると受注のあとで詰まります。未経験から案件を取るまでの5ステップと、医療職が最初に確認することを整理します。

目次
  1. なぜ医療職が有利なのか
  2. 単価の考え方
  3. よくある質問
先に結論
  • 医療系Webライティングは、資格と臨床経験がそのまま単価になる分野
  • 未経験でも始められるが、最初の実績を作るまでが山
  • 書ける内容には法令上の枠がある。薬機法と医療広告ガイドラインを先に知る
  • 所属先の秘密保持と、実名で書くかどうかを最初に決める

医療系のWebライティングは、医療職にとって始めやすい副業のひとつです。在宅でできて、時間の融通が利き、資格そのものが価値になる。

ただし「書ける」と「受注できる」は別で、さらに「受注できる」と「書いてよい」も別です。医療分野には表現の規制があります。

順に見ていきます。

なぜ医療職が有利なのか

医療・健康の分野は、検索エンジンが情報の出どころを重く見る領域です。誰が書いたかが評価に影響するため、資格を持つ書き手が求められます。

【資格が肩書きになる】
「看護師が書いた記事」は、それだけで記事の位置づけが変わります。プロフィールに資格を書けることが、そのまま案件の入口になります。

【現場の言葉を持っている】
教科書に載っている説明ではなく、患者さんに実際にどう伝えているか。その言い換えの引き出しは、臨床にいた人にしかありません。

【監修の依頼が来る】
書くだけでなく「内容を確認する」仕事があります。執筆より短時間で、資格を持っていることそのものが対価になります。

未経験から案件獲得までの5ステップ

  1. 何が書けるかを棚卸しする
    自分の職種・診療科・経験年数・関わった疾患や場面を書き出します。「看護師」ではなく「回復期リハ病棟で6年」のほうが仕事につながります。狭いほど強いと考えてください。
  2. サンプル記事を2〜3本書く
    実績が無い段階では、これが実績の代わりになります。実際にありそうな依頼を想定して、1本2,000字程度。公開できる場所に置くか、PDFにして渡せる形にしておきます。
  3. 実績ゼロでも受けられる場所から入る
    クラウドソーシング、医療系メディアの公募、知人の紹介など。最初の1本は単価より「書いた実績になるか」で選びます。
  4. 1本目を丁寧に納める
    継続依頼は、文章の巧さより納期と修正対応で決まります。最初の1件で継続になれば、探す時間がそのまま減ります。
  5. 実績を見せて単価を上げる
    3〜5本たまったら、実績を並べて次に応募します。同じ作業でも、実績の有無で提示される単価が変わります。

種類

内容

向いている人

記事執筆

医療・健康・介護のテーマで記事を書く

書くこと自体が苦でない人

監修

書かれた記事の内容を確認する

短時間で関わりたい人

取材協力・インタビュー

現場の話を提供する

話すほうが得意な人

医療者向けコンテンツ

専門職向けの資料・教材

専門性を深く使いたい人

患者向け説明資料

病院・クリニックの案内文

伝わる言い換えが得意な人

※ 報酬は案件と実績によって大きく異なるため、この表には掲載していません。

医療系ライティングの仕事の種類

法令・制度にかかわること医療・健康分野の記事には、表現の規制があります。医薬品や医療機器の効能効果に触れる内容は、医薬品医療機器等法の広告規制の対象になることがあります。医療機関のサイトやパンフレットに載る文章は、医療広告ガイドラインの対象になります。どちらも「何を書いてはいけないか」が具体的に定められています。受注前に、その案件がどちらの枠にかかるかを確認してください。発注側が把握していないこともあります。
ご注意ください所属先の秘密保持義務は、書く仕事でも同じように効きます。実際の症例や、勤務先で知り得た情報を素材にしないでください。一般的な知識として書ける範囲にとどめる必要があります。また、実名で書くか、資格だけを名乗るかを最初に決めてください。実名は信頼につながりますが、勤務先に知られる経路にもなります。就業規則の確認と合わせて考える論点です。

単価の考え方

文字単価で提示されることが多い分野です。最初は低い金額から始まり、実績とともに上がっていきます。

ここで押さえておきたいのは、単価そのものより「時間あたりいくらか」です。調べる時間が長い記事は、文字単価が高くても割に合わないことがあります。逆に、自分の専門領域なら調べる時間が短く、同じ単価でも実質が変わります。

つまり「何を書くか」を選ぶことが、単価交渉より先に効きます。最初の棚卸し(ステップ1)が大事なのは、そのためです。

始める前に確認すること

  • 勤務先の就業規則を読む禁止/許可制/届出制/規定なし のどれか。詳しくは「医療職の副業は就業規則違反になる?」へ
  • 実名で書くかどうかを決める信頼につながるが、勤務先に知られる経路にもなる
  • 所属先の秘密保持を確認する実際の症例を素材にしない。退職後も続きます
  • 確定申告が必要になる金額を知る給与以外の所得が年20万円を超えるかどうか。詳しくは「副業の確定申告ガイド」へ
監修
書かれた記事の内容を、専門知識をもつ立場から確認すること。執筆と違い、原稿を読んで誤りや誤解を招く表現を指摘する仕事です。記事に「◯◯監修」として名前が載ることが多く、執筆より短時間で、資格を持っていることそのものが対価になります。
学び直しから始める選択肢もあります。
医療職が現場の外で通用するスキルを身につけるための講座を用意しています。
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SUMMARY

この記事の持ち帰り
  1. 医療職は「誰が書いたか」が問われる分野で有利。資格と臨床経験がそのまま単価になる
  2. 未経験でも始められるが、最初の実績を作るまでが山。サンプル記事が実績の代わりになる
  3. 書ける内容には法令上の枠がある。薬機法と医療広告ガイドラインを受注前に確認する
  4. 単価より「時間あたりいくらか」。自分の専門領域を選ぶことが交渉より先に効く

よくある質問

未経験でも案件は取れますか?
実績が無い段階では、サンプル記事が実績の代わりになります。実際にありそうな依頼を想定して2〜3本書き、渡せる形にしておくと、最初の1件につながりやすくなります。
どのくらいの文字数を書けばいいですか?
案件によりますが、Webの記事は2,000〜5,000字程度が多い分野です。最初は短い案件から始めて、納期の感覚をつかむほうが続きます。
資格を名乗らずに書くこともできますか?
できます。ただし医療分野では「誰が書いたか」が評価に影響するため、資格を名乗れることが単価と受注のしやすさに直結します。名乗るかどうかは、勤務先に知られる経路も含めて判断してください。
実際の患者さんの話を書いてもよいですか?
いいえ。所属先の秘密保持義務は書く仕事でも同じように効きます。一般的な知識として書ける範囲にとどめてください。守秘義務は退職後も続きます。
監修だけを受けることはできますか?
できます。執筆より短時間で、資格を持っていることそのものが対価になります。ただし内容に責任を持つ立場になるため、確認できる範囲かどうかを引き受ける前に判断してください。
参考にした情報
  1. 厚生労働省「医療広告ガイドライン」
  2. 厚生労働省「医薬品等適正広告基準」
  3. 厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の税務・法務・医療に関する助言ではありません。制度や手続きは改正されることがあります。最新の情報は各所管窓口でご確認ください。

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学び直しから始める選択肢もあります。

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