- 当初は助産師を目指していた?美容医療に進んだきっかけとは?!
- 「頭皮アートメイク」は天職です
- 私と一緒にたくさんの人の悩みを解決しませんか?
看護師になろうと思ったきっかけを教えてください

助産師である母の存在が大きかったです。
母が助産師であったことが大きく影響していると思います。母が助産師、父は消防士という「人のために生きる」ビジョンをもった二人のもとに生まれたため、自分も誰かの役に立ちたいという気持ちが自然に芽生えていました。
母はクリニックに勤めており、私は小さいころからクリニックに立ち寄って母の働く姿を間近で見ていたんです。母親学級に参加してみたり、母の友人の出産に立ち会ったりしたこともあります。
小さい頃から医療の世界に触れることができる環境でしたね。母が新しい命の誕生をサポートしている姿を見て「いつか母のように誰かの心に寄り添い、人生に貢献できるような人になりたい」と感じ、医療職を目指しました。
最初は助産師になりたくて大学に進学しましたが、NICU(新生児特定集中治療室)の実習で生後数週間の新生児が亡くなってしまう場面に遭遇しました。現場を見たことで、助産師の仕事は素敵なことばかりではない事実に直面し、自分のイメージと現場のギャップを感じたことで、助産師ではなく看護師を目指すことにしたんです。
アートメイクに興味を持ったきっかけを教えてください

薄毛に悩んでいる親戚がいたこと、私自身も抜け毛や分け目の薄さに悩んだことがあったからです。
母から眉毛のアートメイクを教えてもらったことがきっかけで「アートメイク」の存在を知り、詳しく調べていくうちに、頭皮のアートメイクにたどり着きました。
薄毛に悩んでいる親戚がいたので、少しでも役に立てたらという気持ちがありました。親戚の悩みを間近で聞いていましたし、私自身も過度なダイエットによる大量の抜け毛や分け目の地肌感に悩んだ時期があったので、薄毛に悩む人の気持ちは身にしみて感じています。「頭皮アートメイク」は、従来の薄毛治療とは異なるアプローチで、しっかりと変化を出してくれることに魅力を感じていました。
しかし、当時の日本では、頭皮アートメイクに関する情報がほとんどなかったので、情報収集でさえも苦戦する状況でした。そこで、もっと頭皮アートメイクのことを学び、頭皮アートメイクの技術を習得するために、韓国に渡りました。
通訳の方に同席してもらうこともありましたが、それでも言語の壁は大きかったですね。ただでさえ言葉が通じない中で、難易度の高い施術を理解することは、とても難しかったです。韓国では大変なことも多かったですが、人の役に立ちたい思いで何とか頑張りました。帰国後、施術をした親戚に喜んでもらえたときは「頑張って良かった」と感じた瞬間でしたね。
親戚だけではく、ほかにも同じような悩みを抱えている方の力になりたいと思い、そこから頭皮アートメイクを広める活動をスタートさせました。
活動に詰まる想いを教えてください

頭皮アートメイクを単なる施術で終わらせるのではなく、お客さま一人ひとりの最適な希望の姿を実現するお手伝いができればと思っています。
薄毛の原因には、頭皮の状態、生活習慣、体質など、さまざまな要因が絡み合っています。それぞれ異なる背景を持つ患者さまに、最適な解決策を見つけるためには「医学的な視点」も大切です。
患者さまにとって本当に効果的な治療を提供するために、信頼できる皮膚科専門医が所属するクリニックを提携先として選んでいますし、私自身も専門書や論文を読み込み、学会に参加することで、常に最新の医学的知識をアップデートしています。また、幅広いアプローチを取り入れるため、毛髪診断士の資格も取得しました。美容師との定期的なミーティングも行っています。
普段の施術で大切にしているのは、患者さまの悩みや希望に寄り添うことです。カウンセリングでは、患者さまの不安や疑問に根気よく向き合い、施術内容やリスクについてわかりやすく説明するよう努めています。また、施術後も継続的にサポートを行い、患者さまが一人で悩みを抱え込まないようにサポートしています。
現在は月に70件、年間で840件の施術を担当していますが、患者さまの利益を最優先に考えているので、不必要な施術は一切行いません。
あるお客さまから「外見だけでなく、人生まで変えることができました」とお言葉をいただいたことがあります。ただ単にアートメイクを施して満足してもらうだけでなく、その方の人生をよりキラキラしたものに変えるお手伝いをできることが、私にとって何よりのやりがいです。
お客さまが喜んでくださることが原動力ですね。感謝の言葉をもらったり、笑顔になってくれたり、私の施術を通して少しでも悩みを解決できたらうれしいです。
今後のビジョンを教えてください!

少しでも多くの方に「頭皮アートメイク」の施術を届けたいです!
大々的には公表していませんが、頭皮アートメイクに関する教育も若干名に対して行っています。私は教育よりも施術が好きですが、アートメイクをただの美容施術で終わらせたくないんです。看護師の資格を活かして医学的なアセスメントを行うことが、お客さまにとって良い施術につながると思っています。
今は私一人で施術をしているので、対応できるお客さまに限りがあります。今後は、同じようなビジョンをもつ仲間を集めて、より多くの方に施術を届けていきたいです。ぜひ、私と一緒に活動しましょう!
事業を通じて、社会にどんな影響を与えたいですか?

頭皮アートメイクを選択肢の一つにしていきたいです。
まだまだ、頭皮アートメイクの社会的な認知度は低いと感じています。日々の施術に真摯に取り組み、これからもSNS発信を継続していくことで、頭皮アートメイクの認知度を拡大させていきたいです。
薄毛に悩まれている全員に施術を受けてほしいというより、頭皮アートメイクが薄毛治療の選択肢の一つになってほしいと思っています。選択肢を知っているのと知らないのでは、その後の人生が大きく変わります。
まずは「頭皮アートメイク」という選択肢があることを、たくさんの人に知ってほしいです!
月乃なつ(看護師)
看護師の免許取得後、医療の経験を積む中で「頭皮アートメイク」を知る。親戚や自分が悩んだことがきっかけで「頭皮アートメイク」を韓国で学び、帰国後に独立。たくさんの方の薄毛の悩みを解決し、現在は月70件、年間840件の施術を担当。「頭皮アートメイク」の第一人者として活躍している。