- 菰田さんはリハビリが身近な環境で育った。
- 友人と叔母への施術が後押ししてくれました。
- 台東区での慢性痛といえば当院へ。認知拡大を目指す!
理学療法士を目指したきっかけを教えてください

リハビリが身近な存在だったからです。
親が介護職をしており、小さい頃にリハビリの様子を見学させてもらったことがありました。リハビリが身近にある環境で育ってきたように感じます。
理学療法士を目指した一番のきっかけは、学生時代に足首を捻挫をしたことでした。かなり重度の捻挫だったんです。
大人になってから知ったのですが、当時担当してくれた理学療法士の方は捻挫のリハビリで有名だったようです。医師からは治るのに3ヶ月かかると言われていましたが、1ヶ月で生活に支障がないレベルまで回復し、すぐ野球にも復帰できました。
そんな経験があり、自分も理学療法士に興味を持ち、目指すことになりました。
これまでのキャリアについて教えてください

病院と訪問で経験を積みました。
最初に就職したのは回復期リハビリ病院でした。他の病院とは少し違っていて、トレーナーを育成する病院だったんです。
平日は入院されている患者さまのリハビリをして、休日や祝日はトレーナーとして近くの高校生のフォロー、企業に所属しているアスリートのメンテナンス・トレーニングの指導をしていました。
4年間お正月休みしかないような働き方でしたが、好きでやっていたことですし楽しく仕事できていましたね。この病院で培ったスキルや知識は、現在の事業にも役立っています。
病院に勤めた後は2年弱訪問リハビリをする会社に勤め、2023年1月に慢性痛・痺れ専門の整体院を開業する流れとなりました。
開業したきっかけを教えてください

叔母に施術したことがきっかけでした。
明確に開業したいと思ったのは、叔母に施術したことがきっかけです。叔母は腰や膝の痛みがあり、注射を打つために病院通いをしていました。しかし、なかなか治らず、医療費も高くなっていたので、何とかしたいと思っていたんです。
そして、私が施術したところ「病院に行く機会が減ったよ」と言ってもらえたことは嬉しかったですし、この仕事が好きだと改めて感じました。

同級生も背中を押してくれました。
地元で同級生にも施術した時、スキルを高く評価してくれて「開業したら?」と勧められたんです。
とはいえ、開業については不安があり、なかなか一歩を踏み出せずにいました。開業したいセラピストのあるあるかもしれないですね。
そんな中で、その同級生のご両親が店舗を紹介してくれて、せっかくならチャレンジしようと開業を決意できました。
開業してみていかがでしたか?

最初から壁にぶち当たりました。
開業前に価格を安く施術した時期があったのですが、これまでの経験やスキルを元にアプローチしても、理想としていた「痛みがない状態」までは至らなかったんです。自分の技術が全く通用しなかったことにショックを受けました。
慢性的な肩こりや腰痛の原因が、入院している患者さまとは根本から違っていたんですよね。開業して最初の大きな壁でした。
ただ、整体に従事する者として言葉で誤魔化すことはしたくなく、スキルを磨くことに注力しようと、ゼロから学び直すつもりで勉強会にたくさん足を運びました。

SNSの発信も開始しました!
良い施術を提供することで、お客さんの数が増えていくと思っていましたが、現実は甘くなかったです。当たり前ですが、お客さまがいなければ、私の仕事は始まりません。
そこで、集客のためにSNS発信を始めました。TikTokやInstagram、YouTube、Facebookなどです。はじめはうまくいかないことも多かったですが、それなりに勉強して発信を続けていくと、少しずつフォロワーさんが増え、今ではSNSが集客の要となっています。
事業に詰まる想いを教えてください

「台東区で慢性痛といえば」という存在になりたいです!
毎日が笑顔で溢れる、そんなお客さまが増えてくれるよう、日々施術と向き合っています。
慢性痛や長年の痺れを1回で改善することは、なかなか難しいです。しかし、施術やセルフケアを継続すると生活が楽になったり、生活が豊かになったりしていきます。
なので、私自身も言葉で誤魔化さず、結果にこだわった施術を続けていきます。世の中の人全てを救うことはできないと思っていますが、当院に来ていただいた方の悩みを解決できる整体院であり続けたいです。
将来的には、自分のスキルを同業者に伝えて、多店舗展開することも視野に入れています。そのためにも、まずは「東京都台東区で慢性痛なら当院」と言ってもらえるように、今後も精進していきます。
菰田海渡(理学療法士)
理学療法士免許取得後、回復期病院にて経験を積む。2023年1月に慢性痛・痺れ専門の整体院を開業し「年齢を重ねても生活が楽になるお身体へ」をコンセプトに、日々施術している。