- 自分自身が太ってしまったことでダイエット開始!?
 - 寄り添いながら伴走できるダイエットサポート
 - 努力で人は必ず変わることができる
 
薬剤師になろうとしたきっかけを教えてください

安定して自分らしく働ける道に進もうと思いました。
私が薬剤師を目指した一番の理由は「安定した職に就きたい」と思ったからです。小さい頃から母が薬剤師として働いており、家庭の中でも仕事の話をよく聞いていました。
母は忙しく働きながらも、常に落ち着いた生活を送っていて、仕事と家庭を両立していた姿がとても印象的だったことを今でも覚えています。また薬剤師は、体力的にも長く続けやすく、ライフステージが変わっても働ける職業だと母の姿を通して感じていました。
高校生の頃にはすでに「資格を持っていて、安定して働ける仕事がいい」と思っていました。どんな時代になっても需要があり、働く場所の選択肢も多い。だからこそ、迷わず医療の道へ進むことを決めました。
また「安定した仕事を軸に、自分らしく働ける将来を描きたい。」という想いが強かったです。そんな想いが、薬学部への進学を決めたきっかけです。今でも、身近にロールモデルとして母がいてくれたことに、感謝をしております。
実際に就職してみてどのように感じましたか?

もともと独立心が強かったこともあり、自分の可能性を広げたいと感じました。
大学卒業後、最初に就職したのはドラッグストアでした。その頃から、独立のイメージをもっており「自分で何かを作り出す仕事がしたい。もっと自分の力を試したい。」そんな気持ちが強かったです。
そのため、最初は関東の店舗で勤務していました。しかし、働くうちに「どうせ同じ仕事をするなら、もっと効率よくいろいろなことへ挑戦したい!」と思うようになり、静岡の店舗へ移ることを決めました。
現場で働く日々は、確かにやりがいもありました。患者さんから直接「ありがとう」と言ってもらえる瞬間は本当に嬉しかったです。
ただ、どこかで物足りなさを感じていたのも事実です。もう少し自分の力を発揮できるように「やっぱり独立したいな」と考えるようになりました。
独立の道筋がたったのもこの頃です。自分の身体を変えたいと思って始めたダイエットと共にSNS発信を開始し、発信を通じて自分の可能性を見出すことができました。
それから、SNS事業の収益は増加し、薬局独立の未来が現実味を帯びてきました。そのため、薬局独立が確定したフェーズで関東へ戻り、現在のダイエット事業に繋がっています。
ダイエット事業について教えてください

自分のペースで継続できる健康的な方法を伝えています!
現在は「ダイエットサポート」と「ダイエットサポート講師育成」の2つの事業を展開しています。また、事業のきっかけとなったSNSは総フォロワー数が15万人を超え、多くの人に届けられるように活動中です。
実は私は、国家試験勉強のストレスから食べ過ぎてしまい、合格後には見事に太ってしまいました。でも、その経験が今の私を作っています。自分の身体を変えたいと思って始めたダイエットが、思いがけず人生の方向を変えるきっかけになりました。
ダイエットの開始とともに、Instagramでダイエットや健康に関する投稿を開始しました。すると、「一緒に頑張りたい」「食事の管理を教えてほしい」と瞬く間に声をかけてくださる方が増えていったことを覚えています。
そこから、自然と個別サポートを始めるようになりました。ダイエットサポートでは、オンラインでマンツーマン指導を行っています。
また体重管理だけでなく、生活習慣やメンタル面のサポートまでトータルで伴走できることが私の強みです。無理な食事制限ではなく「自分のペースで継続できる健康的な方法」を大切にしています。
さらに、フォロワーの中には「モモさんのようにサポートする側になりたい」と言ってくださる方も多く、そこから講師育成の活動が始まりました。私のプログラムを受けた方が今度はサポーターとして活動できるように、知識やカウンセリング技術を教えています。
受講生の中には、薬剤師や看護師、管理栄養士などの医療従事者も多いです。「病院の外でも、資格を活かして人の役に立ちたい」という想いを持つ方が増えているのを感じます。私自身、医療職の新しい働き方を提案できていることが嬉しくて、これからもっと広げていきたいですね。
ダイエット事業への想いを教えてください

人は努力で必ず変われることを伝えたいです!
私がダイエットを通して伝えたいのは「人は努力で必ず変われる」ということです。ダイエットはただ痩せるための行動ではなく、自分を大切にするきっかけになると思っています。
食事を整え、身体を動かし、努力を積み重ねていく。その中で、外見だけでなく内面も変わっていくと私は思っています。
実際、サポートしている方の中には、見た目だけでなく考え方まで変わった方がたくさんいます。 「前よりも明るくなった」「自信を持って人と会えるようになった」と言ってもらえると、自分のことかのように嬉しいです。
結婚式に向けて頑張る方や「子どもに誇れるお母さんになりたい」と話してくださる方もいます。そうした“誰かの人生の大切な一部”に関われることが、今の仕事の一番のやりがいです。
私自身、国家試験の時に太ってしまった経験があるので、落ち込んだり、挫折したりする気持ちはよくわかります。だからこそ「できない」と思っている人にこそ伝えたいです。
自分を変えるのに遅すぎることはないし、少しの努力で人は本当に変わる。ダイエットを通して、自信を取り戻す人をもっと増やしたい。そんな想いで、多くの人のダイエットに伴走しています。
今後のビジョンと読者に伝えたいことを教えてください

自分の力を信じて、私も皆さんと挑戦していきます。
今は薬局を1店舗経営していて、母と夫と一緒に働いています。母も薬剤師として現場を支えてくれていて、家族で協力しながらお互いの得意分野を活かして活動中です。
家族と協力して理想の働き方を作れていることは、本当に幸せだと感じています。今後は、薬局をもう1店舗増やしたいという話も出ていますが、焦らずタイミングを見て進めていきたいと考えています。
一方で、ダイエット事業では、講師育成の拡大を通じて組織化を進めたいと思っています。私一人では届けられない人たちにも、サポートを広げていきたいです。医療職の方が自分の知識や経験を活かして活躍できる環境をつくることが、今の私の大きな目標です。
最後に、同じ医療従事者の方に伝えたいことがあります。SNSを始めたことで、自分の働き方も生き方も大きく変わりました。どんな職種でも、自分の信念を持って動けば、人生は本当に変えられると思っています。
怖くても一歩を踏み出してみる。その一歩が、未来を大きく変えるかもしれません。 私自身がそうだったように、誰にでもチャンスはあります。ぜひ、自分の力を信じて挑戦してみてください。





もも(薬剤師)
「安定した職に就きたい」と薬学部へ進学。就職後は、より自由な働き方を求めて独立を決意します。ダイエットを開始しと同時に、2021年からSNSで発信をスタート。現在は「ももちゃん」としてフォロワー15万人を超え、薬剤師としての知識を活かしながら、ダイエットサポートと講師育成を中心に活動しています。