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理学療法士の資格を持ちつつ、現在はピラティスインストラクターの資格を活かしながら活動されている大竹口香苗さんを取材させて頂きました!
- 理学療法士の資格を取ろうと思ったきっかけ
- ピラティスを始めたきっかけ
- 今後活動を通して目指す社会とは
理学療法士を目指したきっかけを教えてください!
高校生の時に手術をしたことがきっかけでした!
もともと栄養士を目指していたんです。ですが高校2年生の時に膝の手術をして約1か月入院。その時に一番近くにいてくれたのが理学療法士さんでした。将来的には一人一人に向き合える仕事につきたいという思いが根底にあり、そのタイミングで理学療法士という職種を知って目指すようになりました。
怪我は靭帯の再建術で結構大きな手術でした。小中高でバスケをやっていまして、高校2年生の時に膝を怪我したんです。リハビリの成果で、引退試合にしっかり間に合いました!その経験もあって就職先はスポーツができるところ、スポーツで予防活動ができる場所を選びました。
もともとは介護士や栄養士を考えていて、栄養士の大学も受けてたんです。昔から自分が学んだことが人のためになる、最終的に自分の身体を守れると思ったから、せっかくなら身体のことを知れる仕事がしたいという気持ちがありましたね。
ピラティスの活動を始めたきっかけを教えてください!
患者さんにとっての最善がもっとあるのではないかと感じたからです。
運動の分野に携わりたくて現在の病院に入職しましたが、コロナに見舞われスポーツ帯同や講演会は中止となり、少し熱が冷めてしまって。そのタイミングで出会ったのがピラティスでした。
コロナをきっかけに外の世界を見始めたのは、「自分が生きている世界は狭すぎる。一生ここにいない気がする。でも病院しか知らないからもう少し他の環境を知ってみたい」という思いがあったからです。5年後、10年後が見えなくて何か探しに行かなきゃという思いで動いていましたね。
ピラティスを始めた最大のきっかけは、病院で働いている上で適切な運動療法が提供できているか分からなくなってしまったからです。運動療法の分野に特化した人がいない状況にもやもやしていて、最善の治療はもっとあるんじゃないかなと思うようになりました。どうせなら資格を取った方が患者さんのためになると思い、資格を取りにいきました。
今後はどのように活動していく予定でしょうか?
本業の傍らでピラティスインストラクターとしても活躍し、色んな方に健康の知識を提供していきたいです!
クリニックで働く傍らで、来年・再来年にはインストラクターとしても活躍したいと思っていて。春ごろには新しい事業もあるので、お客さんなどに提供していきたいです。
今現場で働いていて感じることは、ちょっとした悩みや軽い症状を長年放置して、症状が悪化してから病院に来る方が多いということです。もっと気軽に行けるところがあれば重症化を防げるのではないかと思いました!
女性疾患などで悩んでいる方、産前産後身体が変化してしまった方が私のまわりにもたくさんいて。身体をしっかり整えたり、身体の知識が普及すれば、結果的に女性の出産率なども上がるのかなと思っています。
将来的には施術をしながらも色んな方に健康の知識を提供していきたいです。また、今後は新しい事業のピラティスの部分も受け持たせてもらうようになると思います。
最終的にどんな社会にしたいですか。
女性が生きやすい社会にしたいと思います。
色んな制約があったりとか自分の時間が少ないとか親の介護も女性が多かったりとか。そのような「常識」となっている部分が変わって、女性ものびのびと過ごせるような社会になればいいなと思います。
まずは身体の不調など女性へのアプローチを行って、生き方・働き方などの包括的な支援をしていきたいです!
今後活動していきたい方に一言お願いします!
人生一回だからやりたいことをやった方がいいです!
すごくたくさんの方がいる中で、会ってみないと本当に自分のやりたいことは分からないと思います。狭い世界の選択肢しかないと本当にやりたいことではない事かもしれない。選択肢を取りに行くために少し勇気を振り絞ることかなと思います。
最近ではzoomなどのオンラインツールも当たり前になってるから、話してみたり、SNSとかで連絡してみたり、アクションしてみたりというところが一番しやすいと思います。逆にコロナ禍でやりやすくなったのではないかと思いますね。一個知ってみるともっと知りたくなる、第一歩だけ踏み出せれば変われると思います!