自分らしく生きる!自分と向き合う!【工藤誠 / 理学療法士】

工藤 誠(くどう まこと)

理学療法士として病院で働いていた後、現在は訪問リハビリテーションで働きながら、インスタグラムを活用したマーケティングコンサルティングを行なっており、多数の店舗やビジネスのサポートを行っている。
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こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では病院はパスする時代というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!

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理学療法士の資格を持ちつつ、コンサルタントとしても活躍されている工藤さんを取材させていただきました!

記事の見どころ
  • 病院を飛び出したきっかけ
  • 事業に詰まっている想い
  • 活動を通して社会へ与えたい影響

理学療法士を目指した理由はなんですか?

身体について勉強するのが面白そうだと思ったからです!

高校生の時、バスケットボールをやっていて、よく怪我をしていました。祖父を胃がんで亡くした時期とも重なり、病院と関わる機会が多かったんですよね。死を身近に感じていた私は、仕事先として病院を意識していたのかもしれません。

親族に理学療法士がおり、身体について勉強するのは面白そうだと思ったんです。なりゆきでなったというのが正直なところですね!

卒業後は、もともと実習先だった回復期の病院に入職しました。3年目の12月に退職。翌年3月から訪問リハビリに勤め始めました。今も週3で働いています!

病院を飛び出したきっかけを教えてください!

患者さんの言葉にはっとさせられました!

プリセプター(新人教育係)の先輩が、独立志向が強く、のちに新潟で独立したんです。先輩の影響もあってか、フリーランスや副業には元々興味がありました。お金の勉強も仕事と並行してやっていましたね。コロナが流行する中で、理学療法士の働く日数が減らされたという話も聞いていたんです。何かやらなきゃまずいと焦りを感じていました。

病院を飛び出す後押しをしてくれたのは患者さんの言葉です。『今が一番若いんだよ。』とよく話してくれました。背中を押してくれた患者さんは、骨折を機に入院した当初から、痛いという訴えが多くて。リハビリも思う様に進まず精密検査を受けた結果、がんが骨転移していました。療養病棟へ移動した後も、私は仕事終わりに面会を繰り返していたのですが、病は進行し、終末期病棟に移動して最期を迎えて。

もう一人、あるスポーツの第一人者で、90歳を超えているけれど目がきらきらしている方がいて。その方も『今日が一番若い』と話していたんです。同じ言葉をまた聞いたのでびびっと来たんですよね。その瞬間今の仕事を辞める決心がつきました。事務長に辞めることを伝えたときは、年度末までいてくれないかと止められました。ですがスピード感も大切にしたいと思って、できるだけはやくと思い12月に仕事を辞めました!

フリーになった後の経歴を教えてください!

独立した直後に2度目の緊急事態宣言発令。収入減を失いましたが、素敵なメンターに出会い自分の強みを生かしたビジネスにたどり着きました!

病院を辞める前からオンラインスクールやブログ、プログラミング等いろいろ自己投資していたのですが、あまり実を結びませんでした。そこで自分でインスタグラムの勉強もはじめました。インスタグラムを通して人を集めてセミナーや勉強会を開いたり、整体の集客をしたりしていて、SNSで人を集めることができるとがわかりました。

フリーになった当時は、レンタルサロンや出張でリハビリ・整体をメインに活動していました。でも独立してすぐにコロナが流行し、緊急事態宣言が発令されてしまって。それなりに予約をいただいていたんですけど、9割がキャンセルになってしまいました。収入源がなくなったので、フリマアプリで本を売ったり友達からお金を借りたりしてなんとか生活をしていました。どうすればいいんだろうと悩んでいたときに、WEB関連で独立している理学療法士の方に出会い、コンサルティングを依頼したんです。

インスタグラムでの集客コンサルティングが、自分の培ってきたノウハウを用いてできる仕事だとわかりました。整体・理学療法士・Instagramコンサルティングの三つの柱でやっていくことにしたんです。

おかげで今では整体サロンやオンラインビジネス等に関わらせていただいております。

事業に詰まっている想いを教えてください!

人に寄り添ったサポートを提供したいです!

自分自身、情報商材に100万くらい払ったことがあったんですよ。まだ知識もないから、それが全てだと思ってしまっていて。搾取されてたんですよね。

対等な関係のはずなのに師弟関係のようだったり、高圧的な態度をとる人がいたりと、距離を感じるコンサルティングを受けたことがありました。成約までは調子の良いことを言って、入金後は対応が悪くなったりもしましたね。周りから話を聞いても、知識や情報を武器にして人から搾取する・弱者から吸い取るビジネスが横行していると感じました。

コンサルティングは無形の商品なので、最初は不安感も大きい。だからこそ人に寄り添ったコンサルティングをして、より良いサポートがしたいと感じました。有難いことにクライアントさんから高く評価していただけているのは、自分の搾取された経験があったからかなと思います!

活動を通して社会にどんな影響を与えたいですか?

自分らしく生きる人が増える一助になればうれしいです!

ミッションとして「自分らしく生きる人を創造すること」を掲げています。価値観が多様化している社会で、理学療法士=資格職というイメージに囚われやすいんですよね。

固定概念や世間を気にする風潮が強い。でも『型にはまらないで自分自身でやっていくのも良いことなんだよ』ということを、多くの人に広められたらうれしいです。

「自分らしく」には、一人ひとりそれぞれの定義があると思います。それがやりたいことに繋がるものだということを伝えていきたいですね!

読んでいる方の背中を押す言葉をお願いします!

自分が本当にやりたいことをやるべき!

哲学的になっちゃうかもしれないですけど、自分が何のために生きるかを考えるタイプで。

理学療法士として何十年も病院勤務を続けたとして、このままでいいのかなと思う瞬間があるはずなんです。私は自分と向き合う時間を作ってなかったのが原因だと思ったんですよね。なので、自分が本当に何をしたいのかって問い続けることは今でも続けています。自分で外の世界に触れる行動を起こしていくといいんじゃないかな。

少しでも余裕がある状態だと、やらない選択肢も出てきてしまいますよね。自分の場合、背水の陣だったんですよ。やらないという選択肢はありませんでした。自分は果たしてこのままでいいのか、見つめ直す時間があるからこそ、その選択が出来たと思うんです。

患者さんに向き合う時間は作るのに、何で自分とは向き合わないの?と思っちゃいます。患者さんの目標は決めるのに自分の目標を決めないのはどうして?だから、自分と対話して本当にやりたいことを見つけ、行動に移すことが大切です!

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