医療系のWEBやITを改善したい。【古野俊佑 / 理学療法士】

取材日:2022年1月27日

古野 俊佑(ふるの しゅんすけ)

大学卒業後に、理学療法士として6年間病院へ勤務。
理学療法士としての仕事にやりがいや楽しみを感じていたものの、
現状の働き方へ疑問を抱く。
現在は医療専門WEBコンサルタントとして活動している。
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こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass media】では「病院はパスする時代」というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の方々の取材記事を発信させていただいております!

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理学療法士の資格を持ちつつ、現在は医療専門WEBコンサルタントで活動させている古野俊佑さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 理学療法士を目指そうと思ったきっかけ
  • WEBコンサルタントとしての活動への思い
  • 「将来の理学療法士の職域を守る」意気込みについて

理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!

怪我した友人のお見舞いが一番のきっかけでした!

一番のきっかけは、友人が怪我で入院したことです。サッカー部で活躍していた友人が、県大会を前に怪我を。すごく落ち込む友人にかける言葉が見つからず、自分は何もできませんでした。

1ヶ月後、友人のリハビリを見学に行ったんです。担当の理学療法士さんと友人が笑顔でリハビリをしている姿に、目を疑いました!1ヶ月前に友人へ声をかけることもできなかった私と比べ、理学療法士の凄さを肌で感じた瞬間でした。

理学療法士は身体を治すだけでなく、心までもケアできる。これはいい仕事だなと思いました。また、母が看護師だったので、医療職に対して一層意識が高まりました。

理学療法士になってみて、どうでしたか?

正直、理想と現実が全然違いました。

最初の勤務地は、精神科がある病院でした。初めて訪れる精神科病院の独特な雰囲気に圧倒され、入職してからは仕事量の多さに忙殺されました。理想と現実の違いを感じ、崖から蹴落とされたような感覚で日々を過ごしていました。

入職2年目には掛け持ちでアルバイトをしていたんです。当時は野球検診のバイトやパラリンピックの測定者、パーソナルトレーナーなどをしていました。平日は本職、土日はバイトをし、時には休みなく働く月もありました。

その病院には6年間在籍。年々責任の幅は増えましたが、給料は思い通りには上がらなくて。私にとっては倹約だと感じる生活が続きました。

ただバイトと仕事に追われ、何も疑問に思わず過ごす日々がだんだんと嫌になっていきました。

WEBコンサルタントの事業を始めた経緯を教えてください!

医療関係のWEBやITの弱さを改善したいと思ったんです!

元々学生時代は、関西の交流会で広報の担当を行なっていました。広報担当の時にブログを作成して、WEBの面白さを感じました。

2021年からSNSへ興味を持つようになり、フォロワーが少しづつ増えていく面白さを実感しました。SNSに関する興味の幅が大きくなり、事業に向けて動き始めました。

また、現役でリハビリをしてる際に、患者さまやご家族さまが「ホームページを見ても特徴がよくわからないし、どこに行っても同じだと思った」と仰られて。医療従事者が運営する、医療に関連するWEBやIT事業に目を向けた時、発信する情報力の弱さを実感しました。病院の特徴やイメージが利用者様へ伝わりやすい環境を提供していきたいと改めて感じました。

WEBコンサルタントの活動内容について詳しく教えてください!

利用者様にサービスが使いやすいと感じてもらえるような環境を作りたいと思ったんです!

MEO(Map Engine Optimizationの略称)やSNSの運用代行、コンサルティングやHPの制作などのWEBに関わる複数のサービスを提供しています。

提携先企業のパーソナルジムでも、コンサルサイト開設に尽力しています。利用者さまにサービスが使いやすいと感じてもらえるような環境づくりをしています。

今後の展望をお聞かせください!

クリニックとジムを併設して理学療法士の職域の幅を広げたいです。

クリニックとジムを併設して、理学療法士の職域の幅を広げたいです。退院してからもトータルでサポートすることができると思っています。まずは理学療法士とパーソナルトレーナが手を組める環境を整えながら、理学療法士と病院の質を一層高めていきたいです。

最終目標は精神的な機能向上です。心療内科に通う方がジムを利用する。身体ケアを行いながら、運動でのストレス発散を促すことで精神的な機能向上を図っていきたいと思っています。

私が関わる全ての人が健康で楽しい生活を送れるように。今日も自分ができることを懸命にやっていきます。

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