取材日:2022年3月2日
こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass media】では「病院はパスする時代」というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!
恵比寿で鍼灸院を経営されながらモデルとしても活躍されている樋口さんを取材させていただきました!
- 鍼灸師になろうと思ったきっかけ
- 鍼灸院を開業しようと思った経緯
- 今後社会に与えたい影響
医療職になろうと思ったきっかけは何ですか?
怪我をしたときに素敵な先生と出会ったことがきっかけです。
高校の陸上部で怪我をしたときに鍼灸整骨院に通ってました。そのときに診て頂いた先生がとても素敵な方で。怪我に関する治療やアドバイスだけでなく症状の悪化を心配して遠征についてきてくれ、チームのケアをしてくれたこともあり、その時の安心感は忘れられまん。
先生との出会いで鍼灸師という仕事を知り、「体だけでなく心もケアすることができ、薬に頼らず自分の手で、痛みを治すことができる鍼灸師になりたい」と思いました。
現在の活動・事業を始めたきっかけを教えてください。
自信を持って、患者さまに鍼治療ができると思ったのがきっかけです。
専門学校卒業後は、整骨院や訪問治療、出張マッサージなど様々な環境で学び、経験を積みました。最後に所属していたのが恵比寿にある老舗の鍼灸院でした。
全身治療、美容鍼、フェイシャル、オイルマッサージ、タイ古式など、沢山のメニューがあり修行の日々でしたが全て頭と体に叩き込みました!
その鍼灸院では、治療方針の決定や仕上げの施術は院長先生が担当していて、自分の中で理想の治療があるのに、院長先生の指示に従わなければならないことに、窮屈な感覚を抱いていました。
患者さまに対して、1番ベストな理想の治療を自分で決めて施術したいと思ったので、独立して開業しようと決意しました。
今までの経験の積み重ねから、「患者さまに対して自信を持って施術ができる」と思えたことも、開業へ気持ちを押してくれた要因でした。あとは25歳という若さの勢いもあったと思います。(笑)
現在行っている活動・事業に関して教えてください。
自分の理想の治療ができる鍼灸院を開業しました。
現在は恵比寿にあるマンションの1部屋で「きり鍼灸院」を経営しています。
鍼灸、あん摩、マッサージ等から患者さまに適した手技を選び施術をしています。
たくさんの方のご支援もあり、鍼灸院は11年目に。
これからも私が鍼治療することで元気になって頂ける方が増えたら嬉しいです。
患者さまからのご縁で、タイ古式マッサージの講師として登壇する機会も頂きました。
また、時間がある時はカタログやCMモデルとして活動をしています。
昔から自分にコンプレックスがあり、人前に出ることを苦手としていましたが、「自分磨きのために何事も挑戦してみよう!」と思いモデルとしても活動しています。
現在の活動・事業に詰まっている想いを教えてください。
私が鍼治療することで少しでも楽になり、笑顔になってもらいたいです。
私、実は患者さまから「パワースポット」と言ってもらえることが多いんです。(笑)
患者さまが治療だけでなく、「話しているだけでも元気が出る」と感じてくださっているからだと思います。
「ここでは抱えているものをすべて出していいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
私も過去に色々と経験してきたので、共感できたり、寄り添えることがあるかもしれません。
SNSでは「戦う美容鍼」という名前で発信しています。
皆さん家事・育児、お仕事、コンプレックスなど…。日々戦っていると思います。
私の鍼治療を受けて、笑顔で治療院からお帰り頂けたら嬉しいです。
活動・事業を通して、どんな社会を創り出したいとお考えですか?
鍼灸をもっと身近に受けようと思ってもらえる社会にしたいです。
「鍼治療は怖い、痛い」というイメージが強く、治療において「最後の砦」のように認識されていることが多いと思っています。
症状が酷くなる前の「なんか体調悪いかも?なんか辛いかも?」で受けていいんです!
鍼治療は自ら身体を守り、健康を保つ予防医学です。
鍼治療をもっと身近に感じ、気軽に受けてくれる人が増えたら嬉しいです。
そして、体も心も健康である方を1人でも多く増やしていきたいです。