人と社会の笑顔を作り、健康をデザインする!【daisuke / 理学療法士】

取材日:2022/6/24

daisuke(だいすけ)

クリニックで理学療法士として勤務しつつ、
SNSを通してパーソナルトレーナーやアスリート育成、
フィットネスモデル等多方面で活動している。

hospass運営局
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こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass media】では「病院はパスする時代」というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の方々の取材記事を発信させていただいております!

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理学療法士の資格を持ちつつ、現在は個人でもパーソナルトレーナーや企業とのコラボレーション・プロモーション、フィットネスモデル等、多方面で活躍されているdaisukeさんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 理学療法士になろうと思った理由
  • 現在の事業を始めたきっかけ
  • 活動に込められた想い

理学療法士になろうと思った理由を教えてください!

1つのツールとして取得しました!

もともと医療職になろうとは思っていなかったんです。新卒でスポーツ小売会社に入社し店舗・営業企画・バイヤーをしていたのですが、あるとき身体を壊してしまい3か月休職を余儀なくされました。

休職中、健康に対する考えと販促企画の経験を組み合わせて、健康×企画で何かできないか探しているときに調剤薬局を経営している会社からオファーを頂き転職しました。調剤薬局でありながら、処方箋を減らしてその分健康・サービスにお金を投資していきたいというプロジェクトに強く惹かれたんです。

営業企画・事業戦略を担当し、次世代リーダーを育成するプロジェクトに選ばれました。その延長で、元々スポーツが好きで、学生の頃に理学療法士に興味があったこともあり、理学療法士の資格を取ることで薬局に貢献できないかと考え、1つのツールとして取得しました。

その会社の様々なプロジェクトや部署のリーダーとして働きながら、夜間学校へ行って、仕事のメール見ながら授業を受けて。当時は大変でしたが、その頃からマルチタスクには慣れていたのかもしれませんね。

資格取得後の働き方を教えてください!

薬局の会社を辞めて、クリニックへ入職しました。

理学療法士になってからは、臨床を経験したい思いが強くなり、会社を辞めてクリニックへ入職しました。その当時を考えると、会社に考えを押し通したこともあって、「枠などにハマらない、枠を超えた考えをする人間」と言われていたのを思い出します。

クリニックでは今も働いています。知識・技術は経験と共についてきますが、大切なのはコミュニケーションだと考えています。ツールとして取った資格だったのですが、臨床に出てから考え方が深まりました。1対1でこんなにコミュニケーションを取ることが、以前の仕事ではなかったんですよね。患者の個別性やADLに寄り添って、ここまでやるの?と。人と人、深く向き合うという新しい経験をさせて頂いています。

SNSで発信をはじめたきっかけは何ですか?

多くの人へ情報を届けるためにはSNSが1番良いと考えました!

大前提として世の中の健康に寄与したいという想いがあります。1人でも多く届いてほしいと、最初はピラティスインストラクターまでの道のりや、体験をSNSに投稿していたら徐々に依頼が来るようになりました。

段々とSNSのやり方も戦略的になっていきましたね。戦略を考えるのは好きなので。まず、自分のSNSをどういう色で表現したいか考えたときに、自己成長ツールとして高めようと思ったんです。だからトレーニングしている風景ではなく、自分の経験から生まれた感覚の表現や思いを伝えていこうと思っています。

自己成長ツールと捉えているので、以前のようなバーンアウトもなく楽しみながらやっています。クリニック勤務は継続しているので、生活の基盤が確立しているというのも大きいですね。今の時代ハイブリットに働けるんだからやっちゃえばいいじゃない!と思って。

事業の具体的な内容を教えてください!

SNSから依頼を受けてパーソナルトレーニング・ケア、企業とのコラボレーション・プロモーション、スポーツやアウトドア関連企業などのアンバサダー等多岐に渡ります!

内容はお客様からの依頼に合わせてやっています。基本的にはInstagramのDMから依頼を受ける形ですね。パーソナルトレーナーやフィットネスインストラクター、自費リハビリ、パラリンピック選手の専属トレーナー、YouTuberとコラボした教材販売、フィットネスモデル等もやっています!

自然、健康、美…そこに得意分野であるスポーツも加えて、自分自身が商品を紹介するのではなくて、お互いの付加価値が上がるかなという内容の依頼を、直感で判断して受けています。

最近よく聞かれるのは、どうやって僕がこんなハイブリットな活動が出来ているのかということ。クリニック勤務しながらと聞くと忙しいイメージがあるかと思いますが、時間の使い方はフレキシブルなので自由はありますね。週2回は自分のトレーニングもやっています!

時間の使い方や想い、価値観に興味を持っている方が多いので、今後はみなさんにそれぞれの想いを持つためのセミナーを開催し、健康になる種を増やしていきたいなと思っています!

活動に込められた想いを教えてください!

人と社会の笑顔を創り、多くの方のさらなる健康をデザインしていきたい!

人と社会の笑顔を創ることは、誰かの心身の健康に寄与することになります。健康を通した人と人とのつながり、笑顔というところを意識して伝えていきたいです。リハビリだけでもだめだし、イベントだけじゃだめだし。いろんな人と繋がって満足して、そこからまた新しいことをして…というのが生きがいになっています。

根底にあるのは「足るを知る」なんでしょうね。自分の現状に満足する。満足してないからもっと頑張らなきゃじゃなくて、今が良いからこそこれからどうしていきたいか、ポジティブに考えられるんです。その方が毎日楽しいじゃないですか。自分が満足した生活を送れている、というのが毎日の幸せなんだと気づきました。

ビジネス思考が強いともっと上を目指さなきゃいけないし、満足しきっていると向上できないし。それぞれのベクトルと速さがあるから、満足度も違う、みんな違ってみんないいと思っています。そのために様々な接点を通して、多くの方のさらなる健康をデザインしていきたいです!

読者の背中を押す一言をお願いします!

行動しながら考えよう!

「行動しながら考える」とずっと言っているんですけど。わくわくしたならやってみて、ちょっとブレーキがかかったと感じたらビジネス的思考も取り入れて考える。

まずは自分が興味関心を持ったものを見てみる、動いてみる、歩き出してみる!そこから新しいロードマップを自分なりに作っていくというのが大事だと思っています。かしこまらず一歩ずつ前進し、全てポジティブに動いていきましょうというのが、僕の一番言いたいことですね。

自分の中で、理学療法士として稀有な存在を目指していて。理学療法士に限らず、新しい働き方をしたいと思っている人に、0か1じゃなくて、僕みたいなハイブリットな働き方もあるんだよという一例になれたら良いなと思っています。そこでみなさんのエンジンがぐっと上がればうれしいですね。

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