心電図で病気を早期発見し、自分の健康や身体に興味を持ってもらいたい。【皆川菜月 / 臨床検査技師】

取材日:2022/5/23

皆川菜月(みなかわなつき)

病院や企業での経験を活かし、心電計を貸与し、
隠れた病気を発見するサービスを展開する企業に転職。
臨床検査技師として、心電図の読図を専門としている。
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臨床検査技師の資格を持ち、現在は株式会社ココロミルで心電図の読図を専門として病気の早期発見、早期治療に貢献されている皆川菜月さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 現在の活動を始めようと思ったきっかけ
  • 活動に詰まっている思い

医療職になろうと思ったきっかけを教えてください!

看護師の母の影響で医療職は憧れの職業でした。

看護師の母の影響が大きかったです。家で医療系のドラマを見る機会も多く、医療者ってかっこいいなという漠然とした憧れがありました。

ソフトボールをやっていたので、ソフトボール選手になりたいと小学生の時は思っていましたが、狭き門だと感じていました。好きなのはスポーツでしたが、憧れがあったのが医療職だったので、医療職につきたいと思いました。母が看護師で忙しくしている姿を見ていたので、医療職でも看護師以外がいいなと思いました。

高校の進路選択の時にどんな医療職があるのかを調べました。検査技師は幅広く様々な検査ができ、一つの検査に特化していない、検体や血液、人の体のことまで検査できることを知り、検査技師を選びました。部活をずっとしていたので勉強は大変でしたが、部活後や休みの日に集まって勉強するなど、部活の仲間がいたから頑張れました。

現在の活動を始めようと思ったきっかけは何ですか?

代表から声をかけて頂いたときは驚きました!

病院での3年間勤務。その後、病院やクリニック以外でも働いてみたいと思い、ベンチャー企業に転職しました。その企業も色々とあって退職したのですが、ココロミルの会社の代表である林さんからお声をかけて頂き、今の会社に就職しました。

林さんから声をかけて頂いたときには、本当に私でいいの?と驚きました。現場経験も少ないですし、もっとベテランがいるのにという不安はありましたが、素直に嬉しかったです。心臓は人体においても大事なところで、心臓を通して体の様々な異常が見つけられる心電図は、とても興味がある分野でした。

心電図検査をすれば、健康に見える人でも小さな身体の異常を見つけられるという点で、サービスの意義は大きいと思います。会社のビジョンに共感し就職しました。

皆川さんの思うココロミルの魅力はなんですか?

気軽に検査を受けて病気の早期発見ができることです。

ココロミルの心電計を活用することによって、病気の予防や早期発見ができたらいいなと思います。自覚症状がない人でも不整脈が出ているのが心電図を読図するとわかります。だからこそ健康な方、気になってはいても、病院に行くのはハードルが高いという方に使っていただきたい。ココロミルの製品は病院に行かず気軽に誰でも検査できるので、活用してほしいと思います。

現在の活動を通して社会に与えたい影響はありますか?

検査を通して自分の身体や健康を考えるきっかけにしてほしい。

ココロミルで展開している心電図読図サービス「kokoromil」が普及すれば病気や突然死は減るのではないかと思います。

心電図の読図をしている時は、「少しでも異常がないか、異常を見つけられればその人のためになる」と思って、丁寧に判読しています。また検査を受けているのは一般の方で、医療の知識がない方がほとんどです。レポートを書く際には、自分の身体のことを考えてくれたらという思いを込めて、誰にでもわかりやすく噛み砕いた解説入りのレポートを書いています。体に異常が見つかった時に、医療機関の受診を勧めるのか、経過観察でよいのかまでをきちんと説明するようにしています。

ココロミルの心電計で異常を早期発見できれば、悪化する前に受診をする手助けができる良いシステムだと思います。検査をきっかけに自分の健康や身体に興味を持つ人が増えればよいと考えています

今後の目標や展望があれば教えてください!

もっと自分の知識をつけて、一般の人に検査の必要性を認識してもらいたいです!

一般の方が身体や健康についての知識がつけば検査の必要性も感じやすくなり、器械への理解度も上がるので、更なる意識の変革につながると思います。私自身ももっと勉強してセミナー活動などもしていけたらと思っています。

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