取材日:2022/11/21
どうもhospass運営局です!”病院はパスする時代”を創出するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています!
看護師の資格を持ちつつ、現在は女性とママのためのプログラミングスクールCoreを運営している藤井まいさんを取材させて頂きました!
- 医療職になろうと思ったきっかけ
- 事業への想い
- hospassを通して伝えたいこと
看護師になろうと思ったきっかけを教えてください!
看護師になる!と言ったら高校に通わせてもらえると思ったからです。
中学2年生のとき、母に「夢が無いなら高校に行かないで働いてもいい」と言われたんです。決して貧乏だったわけではなく、私立の中学校に通っていました。エスカレーター式に高校に上がれると考えていたのですが、その時に何か理由がないと高校に通わせてもらえないと気づいたんです。看護師になりたい!と言えば高校に通わせてもらえると思ったのが最初のきっかけです。
看護師を選んだのは、女性で稼げて自立できる仕事のイメージが看護師だったからです。高齢化が進んでいることは感じていたので、将来的に食いっぱぐれることはないと考えたのも理由の1つです。
家族に医療従事者は全然いなくて、起業家一家なんです。この時は将来専業主婦になりたいと考えていて、起業することは全く考えていませんでした。
プログラミングとの出会いについて教えてください。
家庭の変化があり、子どもとの時間を作るために自宅で出来る仕事を探していたときに見つけたのがプログラミングでした。
結婚を機に仕事を辞めて専業主婦になり、第1子を出産しました。その頃家庭の変化があり、1人で子育てをしなければならないと思うタイミングがありました。看護師として働くと夜勤があるので、子どもに寂しい思いをさせるかもしれないと考えて、自宅で出来る仕事を探していました。その時に見つけたのがプログラミングだったんです。
子どもを連れていけるスクールが無かったので、Youtubeや月額制のアプリを利用して独学で勉強しました。勉強を始めたときに、2ヶ月間勉強して3ヶ月目に仕事を取ると決意。周りに起業家がいなかったので、仕事を得るためにコミュニティに参加して、いつでも仕事を貰える状態を作っていました。
勉強と案件獲得の両軸で動いていたので、3ヶ月目にマネタイズに成功しました!常に逆算して行動しています。
HP制作をメインに、月3−5件の案件をこなしていたので、臨月の時も出産した次の日もパソコンを触っていました(笑)
モチベーションを維持して仕事が出来たのは、自分の中で叶えたい夢があったからです。その夢には子どもに関連したものもあります。夢を叶えるためにお金が必要で、お金は何かを叶えるための道具だと考えています。お金を得るためには仕事をしなくていけない、という思いで働いていました。
現在の事業を始めようと思ったきっかけについて教えてください。
プログラミングの案件を1人で抱えきれなくなっていたので、一緒に仕事をする仲間が欲しかったことに加え、女性のためのスクールがあまり無かったからです。
嬉しいことに案件が増えていき、1人で抱えきれなくなりました。一緒に仕事をする仲間が欲しい、自分と同じような境遇の女性とのほうが上手く仕事が出来ると考えたのが起業のきっかけです。
私がプログラミングスクールに通いたいと考えた時は、コロナ前だったのでオンラインがあまり浸透しておらず、子どもを連れていけるスクールはありませんでした。
業界的に男性が多く、女性のためのスクールがあまり無かったんです。そのため、子どもが寝た後に独学で勉強するしか選択肢がありませんでした。
私と同じような思いの人は他にもいると考えて、ターゲットを女性とママに絞って起業しました。
私自身は独学だったので仲間がいなかったんです。完全に個人で仕事をしていて、なんのために仕事をしているのか分からなくなるぐらい仕事をしていることもあり、心がすり減ってしまうこともありました。
1人で継続していくには強い心が無いと難しい。仲間がいれば諦めたくても諦める方が難しい。これからプログラミングを学ぶ女性とママに仲間を作ってあげたいという想いも起業したきっかけです。
最初はInstagramで募集して、5人の枠に40人もの応募がありました。運用してるInstagramのアカウントは、プログラミングを勉強したときに作ったもので、プログラミングに興味がある方が多かったです。将来を見据えて戦略的に行動していました。
起業して1年たちますが、とても順調に進んでいます。周りにとても恵まれていて、1期生の方が講師として一緒に活動してくれています。今後、3期生の方が講師として入ってくれる予定です。少しずつ規模を拡大しています。
事業内容への想いについて教えてください。
人生の選択肢を増やす手段としてプログラミングが浸透し、自分らしく生きていける女性が増えてほしいです。
女性は子育て、家庭、仕事とたくさんのタスクを抱えて生きています。一方で、家庭とキャリアを天秤にかけて、キャリアを諦める女性が多い事実について、医療業界を離れて初めて知りました。看護師は女性社会なので、産休を取って戻ってきてキャリアを積んでいくのが当たり前。他の業界では出産したら辞めなきゃいけないこともある。
だから日本の女性は年収が上がらず、年を重ねるごとに年収が下がってしまう。
自宅にいながら仕事ができ、稼ぐことができれば女性の年収を上げることができる。子どもの夢を応援できるママを増やせるし、手に職をつけたい女性を私は応援したい。世の中の女性の年収が上がったとき、次の世代の子ども達に頑張ろうと思ってほしい。
家庭とキャリアを天秤にかける働き方を見直して、キャリアを捨てるという考え方を減らしたいです。キャリアチェンジですね。自分の足で歩ける女性、自分らしく生きていける女性が増えてほしいです。人生の選択肢を増やす手段としてプログラミングが浸透していけばいいなと思います。
私はプログラミングを始めて人生が変わりました。
元々専業主婦になるのが夢で2年ぐらいしていましたが、社会から切り離されて孤独を感じたんです。同世代の人と話すときも子どもの話しか無く、私の人生ではなく子どもの人生を生きている感じがして、自分に自信が無くなってしまいました。
プログラミングを始めて社会と繋がったことで、自己肯定感が高まり、美意識も上がりました。子どもたちに背中を見せられるので、社会と繋がることは大切だと実感しました。
専業主婦は本当に素敵な仕事です。しかし、向いていないと思ったら社会と繋がってみるのもいいと思います。プログラミングは人生の選択肢を増やせると自負しています。
hospassを通して伝えたいことは何ですか?
挑戦すれば何でも出来る!
多くの人が出来ない理由を探してしまうんです。子どもを預けられないとか、時間がないとか。私も子どもを預けられる環境ではありませんでしたが、時間を作って新しいことであるプログラミングに挑戦しました。
全てやる気次第だと思っています。やる気次第で何でも出来る。とりあえず挑戦してみてほしいです。私は挑戦できる機会を多くの人に届けたいです。