アクティブに!楽しく生きてほしい!【堀内 祐紀 / 医師】

堀内 祐紀(ほりうち ゆうき)

大学を卒業後、皮膚科医として勤務。その後都内皮膚科・美容クリニックでの勤務を経て、31歳で秋葉原スキンクリニックを開設。
自身の子育てと仕事の両立が困難だった経験を生かし、現在は女性の自立支援やメディカルアパレルブランドCoHAC.Clothesを立ち上げて活動されている。
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hospass運営局:どうもhospass運営局です!”病院はパスする時代”を創出するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています!

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医師の資格を持ち、現在は秋葉原スキンクリニックを経営をしながら女性の自立支援やアパレルブランドCoHAC.Clothesを立ち上げた堀内祐紀さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 医師になろうと思ったきっかけ
  • 現在の事業内容について
  • 現在の事業に詰まっている想い
  • 今後の活動の中で伝えていきたいこと

医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

両親の家がどちらも医師の家系で、医師になるのが当たり前の環境でした。

両親の家がどちらも医師の家系で、漠然と「私も将来、医師になるんだろうな・・・。」と思っている子供時代でした。

周りに医師ばかりいる環境で育ったため、あまりにその環境に慣れてしまい、医師になって○○したい!!というような強い思いや先行するミッションを持って医師になった訳ではありませんでした。

医師になって22年、今の私が思うことは、ミッションは先行して背負うものではなく、その時、その時の自分が作るものではないか。ということ。

先行してミッションを背負っていることで、逆に自分の行動に制限をかけてしまう方々を見てきました。私はミッションをあまり気にせず、やりたい!と思ったことをやっています。

現在の事業内容について教えてください。

秋葉原スキンクリニックの経営をする中で、女性の自立支援を行っています。また、メディカルアパレルブランドCoHAC.Clothesを立ち上げて白衣やスクラブを販売しています。

秋葉原スキンクリニックの経営をする中で、女性の自立支援を行っています。また、メディカルアパレルブランドCoHAC.Clothesを立ち上げて医療用ウェア(白衣やスクラブ)を販売しています。

大学の時に結婚・出産、そして卒業後2年目に離婚を経験し、子育てと仕事の両立がいかに大変かを身をもって知りました。実家が遠方であったこともあり、自分の両親に子育てを手伝ってもらうことは叶わず、大学の後輩たちとそのご家族が子育てのフォローしてくださったお陰で、今の私があると本当に感謝しています。

その経験から、女性たちのコミュニティ・居場所を作りたいと考えて秋葉原スキンクリニックを開設しました。ジェンダーレスを目指す世の中の流れがありますが、まだまだ日本の女性雇用は貧弱だと感じています。女性も稼げることを見せたい。稼ぎがあれば自立もできる。

自分で開業したら女性をもっと手厚く雇用できます。保険医療に依存するのではなく、美容医療を併設することで、より良い雇用条件を生み出すこと可能になると考えています。

クリニック以外の事業として、2018年にCoHAC.Clothesというメディカルアパレルブランドを立ち上げて、白衣やスクラブを販売しています。

皮膚科医は、みなさんが思っているより、処置をすることも多く、日常的にかなり動きのある科です。なので動きやすさや着心地の良さに重点をおいた製品をデザインから生地選びまで、一から行っています。安いものを使い捨てるのではなくて、本当に良いものを長く着てほしいと思っています。

現在の事業に詰まっている想いについて教えてください。

才能ある人がどんどん流入してくる魅力ある医療業界を作りたい!

医療業界で働いている人には、これをやりたい!これに興味がある!と積極的に言える人になってほしい。

そして、私自身もそれを受け入れ、成長を後押しすることができるようにしていきたいと思います。医療に携わる人達が、ハッピーでなければ患者さんを幸せにしてあげられません。働く人達が楽しいと思える魅力的な環境作り。それが私の役目です。

秋葉原スキンクリニックでは、職員が前向きにやりたいことに取り組み、またそれを適切に評価することに力を入れて取り組んでいます。まだまだ発展途上の組織ではありますが、職員の成長を日々感じることができ、私自身もとても勉強させてもらっています。

また、メディカルアパレルブランドCoHAC.Clothesは、皮膚科医としての経験を基に、肌や健康に良いものを。というコンセプトで、素材やデザインにこだわって作っています。

余談ですが、白衣やスクラブ以外に実はオーガニックコットンのかなりこだわったボーダーシャツも販売しています。こちらは私の地元新潟県加茂市にある、「G.F.G.S」さんとのダブルネーム商品です。このような活動を通じて、故郷にも恩返しができたらいいな。と思っています。

今後社会にどんな影響を与えていきたいですか?

兎にも角にも女性の自立を支援したい!

これからの活動は、後輩医師育成や看護師・医療事務のスキルアップ支援を行っていきたいと思っています。

様々な組織とコラボレーションしながら、医療業界のボトムアップを目指し活動していきます。

日本の教育は考えさせる機会が少なく、アイデアを生み出す力を持つ人がとても少ない印象を受けます。様々なトライアルを通して、柔軟な考えを持った人たちと医療業界を変えていきたいです。

今後やりたいことは何ですか?

アカデミックな美容医療を確立したい!

日本の美容医療をもっとアカデミックなものに昇華させ。感覚的なものから科学にしたいと考えています。

新しい治療が次から次に登場する美容医療において、安全性、未来の予測は不可欠です。今の美容業界はSNSで間違った情報が非常に多く発信されており、非常に危険な状態です。

美容医療は、治療した30年後どうなっているか誰もが分からないこともあります。私を信頼してくれている方々の期待を裏切らないためにも、しっかりと安全性を見極め、常に国内外の医師と連携をとりながら最新の情報を収集していきます。

困ったら堀内に聞け。と言われるよう、業界内でも一目置かれる存在になれるよう、日々切磋琢磨していきます。

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