業界の水準をあげ、病院以外の選択肢を当たり前にするために。【しょーたろー / 柔整鍼灸師】

しょーたろー

2017年柔道整復師・鍼灸師の専門学校を卒業。整骨院へ就職して約1年で副院長となり、人材育成に携わる実力者。2022年に完全紹介制の治療院を開業し、現在はセミナー講師としても活動をはじめ、次世代の育成に力を入れる。

hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

柔道整復師と鍼灸師の資格を持ちつつ、現在は完全予約制の治療院経営やセミナー講師として活動しているしょーたろーさんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 柔道整復師を目指したきっかけ
  • 現在の活動に込める想い
  • 社会に与える影響

医療の道に進んだきっかけを教えてください!

整骨院で治療を受け、マッサージをしながら「楽しく話せる仕事はいいな」と思ったことがきっかけです。

高校生の時、テニスで肩を痛めた際にお世話になった整骨院で、柔道整復師に出会ったことがきっかけです。親にマッサージをすることや、人と話すのが得意だったため、マッサージをしながら楽しく話せる仕事はいいなと思い柔道整復師を目指すことにしました。

ふわっとした理由で医療の道に進んだため、専門学校へ入学してからは教科書の量に驚きました。「こんなに勉強するのか!」と正直面を喰らったような感覚でした。

実は中学生の頃は下から2番目の成績だったので、そんな自分が医学を勉強できるということに興奮し、専門学校では二宮金次郎のように通学時も解剖学の本を読み、常に勉強をしていました。その習慣が功を奏したのか卒業時には優秀賞を受賞するが出来ました。

また、学生時代にアルバイトをしていた整骨院でも「医学ってこんな面白いんだよ!」とお客様に話したり、勉強したことを友達にわかりやすく伝えることが好きで、その時の経験が今の活動に繋がっています。

現在の活動をはじめたきっかけを教えてください。

自分と同じように悩む人を助けたいと思ったからです。

社会人になってから約3年ほど問診や施術、接客などあらゆることに悩みました。先輩の指導を理解できず、わからないことをわからないと言えない環境に頭を悩ませた経験から、同じように悩む後輩を救いたいと思ったことがセミナー講師を始めたきっかけです。

とにかく問診が苦手で、何を聞いたらいいのか患者様を目の前にして頭が真っ白になっていました。また施術に関しては抽象的な表現が多く、先輩が伝えようとしている感覚が分かりませんでした。自分なりにもがき、試行錯誤した結果、感覚的なものを言語化し整理できるようになり悩みを解決できました。

自分の経験を活かして社会に影響を与えるためには、自分と同じように治療ができる人材を育てる必要があると思い、活動しています。

現在の活動について教えてください。

完全予約制の治療院の経営とセミナー講師をしています。

最初は整骨院で働きながら休日を活用し、個人で治療院を始めました。2020年の新型コロナウイルスの影響により、患者様の来院数が激減し、会社頼りではなく、自分で稼いでいく力が必要だと感じました。そこからコツコツ営業活動を続けていたら、ありがたいことに2022年の独立後約一か月で予約一か月待ちの状況となり、人気治療院としてスタートを切ることが出来ました。

また、治療と同時にコロナ禍でどうにかできることはないかと考え、患者様が自分でできるセルフケアや施術の素晴らしさ、業界の人の知識や技術をもっと一般的に知ってもらおうとYouTubeやInstagram、noteを活用し情報発信をしています。

「良い治療家を増やすことで多くの患者様を救うことができる」

そうした想いのもと、現在はセミナー講師として、接客、施術の指導をしています。今後は講師活動を展開し、悩んでいる人たちの力になりたいと思っています。

活動に込める想いを教えてください。

業界の認知と水準をあげるために、育成に力を入れたいと思っています。

この業界の特徴として感覚的な指導が多く、理解できなければ「自分には才能がない」と自信をなくして辞めてしまう人が少なくありません。

しかし、施術は技術でありセンスや才能ではないと確信しました。基礎をしっかり身につけること、実力者の共通点を習得することで上手くなります。学生時代からとことん基礎を学び、わかりやすく咀嚼して人に伝えることを続けてきたからこそ、感覚的なことを論理的に言語化できるようになりました。

私は施術の上達に3年ほどかかりましたが、私が指導にあたると後輩たちは3ヶ月ほどで抱えていた課題を解決できるようになりました。私が悩んできた3年の期間が、誰もが理解できる指導によって3ヶ月で解決できるのだとわかり、後輩たちに自分と同じ経験をさせないために育成に力を入れていきたいと考えています。

今後の展望と社会にどのような影響を与えたいか教えてください。

より多くの人を救える世の中を目指しています。

セミナー講師として自分と同じレベルの人が増えていくと、より多くのお客様、患者様を救えるのではないかと思います。私たち柔道整復師、鍼灸師は良い知識と技術を持っているものの、認知的に医師には敵いません。この症状なら接骨院、これならマッサージといったように、自身の症状に適した選択肢を患者様が判断し選べる社会にしたいと思っています。また、柔道整復師や鍼灸師が医師と同様のレベルに認知されるようになることが目標です。

悩みもがいてきた私だからこそ、現場に悩む若手に寄り添い、解決できるノウハウと成長を提供することができます。

そうした人に情報を届けられるように今後もSNSでの発信を中心に活動領域を拡大させていきたいと考えています!臨床に悩んでいる方へ、この記事を通して手を差し伸べられると嬉しいです。

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