取材日:2023/7/13
こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。
看護師の資格を持ち、現在はInstagramで眼科の情報発信、眼科支援事業等で幅広く活動しているすんさんを取材させて頂きました!
- 事業を始めたきっかけ
- 事業をするうえで大切なこと
- 社会に与えたい影響
看護師になったきっかけを教えてください。
患者さまに最も近い存在で、医療をまんべんなく学べると考えたからです。
高校生のときに進路で迷っていて、医療職が一番人の役に立つ仕事だと考えました。
学生時代はバレーボール部に所属していたので、スポーツと医療に焦点を当てて理学療法士を目指していたんです。しかし、理学療法士について調べるうちに、リハビリテーションに特化してしまって、思い描いた働き方ではないなと感じました。
そんなとき、「看護師ならさまざまな分野を選択できて、自分に合った働き方ができるのではないか」と担任の先生に助言をいただきました。看護師なら働き方が合わなければ分野を変えることができて、自分がなりたいものを目指せる。患者さまに最も近い存在であり、医療をまんべんなく学べると思ったんです。
看護大学卒業後は総合病院に就職して手術室に配属されました。その後は訪問看護ステーションや民間病院、外来などさまざまな分野を経験し、眼科の世界に飛び込んだんです。眼科クリニックでは手術室に入ってほしいと頼まれたんですが、総合病院時代に眼科手術の経験や知識もあったので、しっかり活かせると思い、就職しました。
現在の事業を始めたきっかけを教えてください。
目について知らない方が多いことに気づき、もっと目について知ってほしいと思ったからです。
眼科クリニックで働くと、看護師なのにまだまだ知らないことが多くて、正直笑ってしまいました。眼科の世界に入ってしまえば簡単に思えることなのですが、普段使用している点眼薬の説明や、目が見える仕組み、老眼の原因など知らない方が多いのが現状です。特に一般の方は、毎日使っている目について意外と説明できない方が多いと思います。
私はそんな身近な存在で、とても奥深い役割を担っている目というものに興味を持ちました。それから、もっと目について知ってほしい、興味深い目についての知識を広めたいと思い、2021年よりSNSで情報発信を開始しました。
Instagramでの情報発信開始直後は見向きもされず、あまりに大変だったので、正直発信をやめようと思ったこともあります。それでも試行錯誤しながら地道に発信を行い、医療系のインフルエンサーに紹介されたことをきっかけに認知度が上がり、一気に広まりました。
また、イラストを使用しながら分かりやすい情報を的確に発信したことで見てくださる方が増え、フォロワーも増えたんです。
現在の事業内容を教えてください。
Instagramで目の情報発信や、SNSマーケティング、眼科の開業支援・コンサルティングを行っています。
2023年に会社を設立し、Instagramを中心に目の情報について発信したり、SNSマーケティング・運用、眼科の開業支援・コンサルティングを行なっています。
Instagramで情報を発信し、独自の視点で数字をみることで唯一無二のマーケティングができています。その結果、私から営業をしなくても声をかけていただくことがたくさんあるんです。
Instagramでは身近な目の悩みや病気などについての正しい知識を、多くの方に提供して医療の壁をなくしたいという想いで発信しています。今後は、SNSで企業とタイアップを計画しています。
眼科の開業支援は、売上が上がるような診療報酬の点数の取り方を知っているので、それに基づいていくつかの改善策を提案し、コンサルティングを行なっています。現在は新規クリニックの開業を支援しています。そのほか、個人事業主として眼科の現場教育を行なっていて、会社とフリーランスの二刀流で活動しているんです。
事業を行ううえで、大切にしていることを教えてください。
同じ想いを持って仕事ができる仲間を募集しています。
同じ想いを持って一緒に仕事ができる仲間を探しています。そういった方と繋がると、自分の人生だけでなく相手の人生も好転していくんです。現在は仲間と一緒に何ができるのかを考え、できることを増やしている段階です。
事業を行うなかで、私だけでは仕事が追いつかず人手が足りないこともあるので、業務委託で外部の方にお任せしています。納期を決めると大変なのである程度の目安を伝え、いつでもどこでも働けるような状況を作ることで、働く方の自主性を大事にしています。
一人で悩んでいる方や、何かしたいけど一歩が踏み出せず迷っている方に出会ったら、どうしても放っておけないんですよね。眼科に詳しい方や眼科に興味がある方など、同じ想いで突き進むことができる方であれば、一緒にやってみようと声をかけたいと思っています。
事業を通して、社会にどのような影響を与えたいですか?
眼科の世界を身近にし、気軽に相談してほしいです。
眼科の世界でこの「すん」というキャラクターを知らない方がいないという状態にしたいです。私のことを企業に知っていただき、一緒に組むことで、世の中に情報を広めやすくなると思っています。認知度を上げて本当に必要な情報を、一般の方や医療職の方に届けられる状態にしたいです。
多くの方に、もっと目の働きやコンタクトのメリットデメリットなど、目に関する疑問をもってもらいたいです。それによって眼科の世界を身近のものにして、目に興味を持つきっかけや目について触れる機会になってほしいです。
そして、目のことで悩んでいる方がいたら、気軽に相談できる存在になりたいと思っています。何か聞いてみたい、悩みがある、解決していきたいことがあるときは、気軽に私のSNSに遊びに来てください。
私のSNSに来てくださる多くの方のために、これからも一目で分かるような情報を発信していきます。
すん
日本DMATや東京マラソン救護班など、数々の分野で経験を積み、
眼科クリニックの看護師として就職。目は身近な存在にも関わらず認知度が低いという
理由から、2021年よりSNSで情報発信を開始。その後2023年に会社を設立し眼科の
開業支援、SNSマーケティングやコンサルティングを行い幅広く活躍中。