日本の健康は、マッチョが変える!?【吉岡 修一/ 医師】

吉岡 修一(よしおか しゅういち)

2022年に医学部を卒業し、研修医をしながらベストボディジャパンに出場することを決意。2023年、初出場ながらも日本大会3位という成績をおさめる。フィットネスを通じて健康増進を図るために、SNS発信やボディメイクを中心に活動している。
hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

医師の資格を持ちつつ、現在はSNS発信やボディメイクを中心に活動している吉岡さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 医師になろうと思ったきっかけ
  • 現在の活動内容
  • 今後の展望

医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

吉岡 修一

ドキュメンタリー番組や医療系ドラマで、かっこいい職業としてずっと憧れていました。

小学生の頃に、医師のドキュメンタリー番組や医療系のドラマを見て「かっこいいお仕事だな」と思ったのがきっかけです。進路先を考えた際も医師への憧れは薄れることはなく、迷わず医学部への道へ進むことを決めました。

大変な受験勉強でしたが、運がいいことに周りの友人も医学部を目指している方が多かったため、一緒に頑張る同志がいることで最後まで走り切ることができました。今でも友人達には、とても感謝をしています。

そして、僕にとって1番の原動力と言えば、強い医師への憧れです。

僕にとって医師は、誰かのためにずっと努力し続ける憧れの存在。その努力が1人の命を救い、多くの方に感謝される。こんなかっこいい職業は、他にありません。

一般的に激務と言われている職業ですが、それでも自分の努力によって、喜んでくれる患者さんが少しでも増えるなら、勉強も含め、自己研鑽を怠ることはないと思います。その姿勢こそが、僕の目指す理想の医師像であり、医師としてのやりがいを感じるところです。
この気持ちを大切にするためにも、初心を忘れずにこれからも活動を続けていきます。憧れこそが僕の原動力であり、理想の医師へと成長させてくれる道しるべです。

どんな学生生活を送っていましたか?

吉岡 修一

臨床経験をたくさん積んだことが今に活きています。

勉強が大変ながらも、楽しい学生生活を送っていたと思います。部活動にも所属していましたし、毎年の学園祭にも積極的に参加していました。

特に思い出に残っているのが、学園祭での出来事です。学園祭で、パンスト相撲を行ったのですが、練習をたくさんしたのにも関わらず負けてしまいました。負けた方は、五厘にする約束だったので丸坊主になりました。(笑)

今となっては、楽しかった思い出の1つとして残っています。

勉強の方はというと、周りが優秀だったこともあり、とにかく留年せず進級するために必死でした。僕の母校は、国家試験の合格率が全国1位で毎年100%近くの合格率を誇っていた大学だったため、進級試験も非常に厳しく、毎年緊張感を持って勉強していました。

また大学の方針により、院内臨床実習を他大学より1年多く取り組むことができました。勉強は大変でしたが、実習で医療現場に長くいたため、机上の知識だけでなく、生の知識も着実に身についていったと思います。臨床経験をたくさん積ませていただいた学校には感謝をしています。

様々な経験を積ませていただく中で、自分が専攻したい領域への想いが強まったこともよかったと感じる1つの理由です。現在は、研修医として活動しておりますが、内科領域を経験したことで外科の面白味をより、理解することができました。

これも、学生の頃から臨床の場に多くいたからこそであり、その経験を活かして自分の理想の医師へ近づいていきたいと思います。

現在の活動を始めたきっかけを教えてください。

吉岡 修一

フィットネスに興味をもつ人が増えればいいなと思います。

僕が、筋トレを始めたきっかけは、部活動で膝を怪我によりサッカーができなくなったことでした。もともと、体を動かすこと好きだったので「何か代わりになるものはないかな?」と探しているときに出会ったのが、筋トレでした。

最初は趣味程度に始めたことでしたが、肉体的にも精神的にも健康に良いことを実感し、そして何よりやればやるだけ自分の身体がどんどん変わっていくことが、筋トレにハマった1番の理由です。そして、継続しているうちに「もっと上を目指したい」と向上心が湧いてきて、ベストボディジャパンの大会に出場をすることを決意いたしました。

SNSを始めたのも、その決意をきっかけに始めました。僕の挑戦を見た人が、フィットネスに興味をもち、少しでも運動する習慣や健康に意識を向ける瞬間が増えればいいなと思ったんです。

そこから、InstagramとTiktokのフォロワーさんが増えていき、約5万人のフォロワーさんに応援していただくこととなりました。本当にありがとうございます。

みなさんの些細な行動や言葉が力になり、大会初出場で広島県大会準優勝、愛媛県大会で優勝を飾ることができました。また、その先にある全国大会では、3位を取らせていただき、初出場ながら大健闘いたしました。

これからも挑戦を続けていきますので、フィットネスや健康を意識する方が1人でも多く増えたら嬉しく思います。

現在の活動に対する想いを教えてください。

吉岡 修一

自分自身が健康体の鏡になることを心がけています。

僕は、誰よりも健康体でいることを心がけています。というのも、健康を届ける医師として、自分自身が肥満体型であったり、不健康な生活を送っていたら医師としての尊厳や説得力がなくなってしまうと感じるからです。

だからこそ、僕はフィットネスを通じて「健康体の鏡になりたい」と常に思っています。

患者様の多くは、悪い生活習慣による病気の発症や持病の悪化で入院しています。その様子を見てきたからこそ、予防医学の大切さを実感する毎日です。予防医学は、病気を治すのではなく、病気や怪我になる前に焦点を当てることを目的としています。

僕は、筋トレやフィットネスには、予防に対する可能性が無限に詰まっていると思います。筋トレやフィットネスを行うことで、病気や怪我を起こしにくい体作りをし、結果的に健康な生活を送れる人が増える世界を創り出していきたいです。

そのためにも、筋トレやフィットネスの素晴らしさをSNSや自分の活動を通じて届けていきたいと思います。これは、筋トレの可能性を体験した僕が医師として届ける使命だと思っています。

今後の展望について教えてください。

吉岡 修一

マッチョが稼げる社会を創っていきたいです。

マッチョが稼げる社会を創っていきたいです。つまり、筋トレをすることが健康だけではなく、職業に繋がってくれたらいいなと思っています。僕自身の願望というのが強いですが。(笑)

1つは、個人として美容形成外科に勤めたいなと思っています。筋トレやベストボディジャパンに出場するにあたって、僕自身が美容を意識するようになりました。体型はもちろんですが、脱毛を始めとする外見を意識するようになったんです。

これは、僕だけが例外ではないと思います。健康を意識する人が美容に気を遣うように、美容を意識する人は、自然と健康を意識するようになります。このように、健康と美容は強い相関関係があるので、筋トレをしているからこそ美容形成外科医としての仕事が活きてくると考えています。

2つ目として、マッチョBARの事業拡大を狙っていきたいです。現在は、友人がオーナーで僕が相談役として携わっているのですが、共同で事業を拡大できればと考えています。色々な構想がありまして、フランチャイズでの店舗拡大や各店舗の人気マッチョを集めてアイドルグループの創出、マッチョの派遣など考えております。

それに加え、医師である僕がマッチョを育成することによって、健康と美容を意識しながらボディメイクをすることが可能です。親和性の高い状態で活動することができますので、サービス自体の強みにもなると考えています。

これが現実になってくれば、僕が理想とするマッチョが稼げる時代が来るのではないかと期待しています。そして、筋トレが趣味や健康増進だけでなく、職業に繋がることを願っています。

最後に読者に伝えたいことはありますか?

吉岡 修一

自分のやりたいことに挑戦してみてください!

まずは、自分のやりたいことに挑戦してみてください。僕自身、自分のやりたいことは、とことん突き詰めてやるタイプです。仕事にしろ、趣味にしろ、実現可能な小さな目標を立てて、達成するたびに少しずつその目標を大きくしていけば、自分のやりたいこと・なりたいもの・そのためにしなければいけないことも増えていくかと思います。

歩みを止めないための方法としては、遠くのゴールと小さな目標を立てることが大切です。小さな目標が、ゴールへの道しるべとなってくれるため、自分の成長を実感しながら前へ進むことができます。

その姿勢を忘れない限り、何事も能動的に動き出せると思います。ポジティブに物事を捉え、感謝の気持ちを忘れないことで、巡り巡って自分の将来のやりたいことに必ず繋がります。ですので、下を向かずに一緒に挑戦していきましょう。

僕の挑戦を見て筋トレをする人が増えていき、精神的にも、肉体的にも健康になる人が増えることを願って、これからも活動していきます。

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