関わるすべての人に、最高のおもてなしを【柴雅仁 / 鍼灸師】

取材日:2024/01/13

柴 雅仁(しば まさひと)

鍼灸師の資格を持ちつつ、パーソナルトレーナーとして活動する。「痛みのない動ける身体作り」を目的とし、サロン経営とSNS発信を開始。現在はトレーナー、SNS発信に加え、レンタルサロン事業を展開し、セラピストとお客様におもてなしの空間を提供している。
hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

鍼灸師の資格を持ちつつ、現在はパーソナルトレーナーやSNS発信、レンタルサロン事業を展開している柴さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 柴さんの背中を押した妻の存在
  • 筋トレや運動だけでは治らない?
  • 治療家とレンタルサロンの最強タッグ!

鍼灸師になろうと思ったきっかけを教えてください。

柴 雅仁

トレーナー業をしていくために、医学的知識が必要でした。

僕は、小さな頃から運動をすることが好きで、進路を決める際には「運動に携わるお仕事に就きたい」と考えていました。そのため高校を卒業してからは、スポーツの専門学校に進むことを決めました。

その専門学校では、インターン生としてスポーツクラブでのお仕事を経験します。そこで、初めて「パーソナルトレーナー」のお仕事と触れ合う機会があり、僕にはパーソナルトレーナーがかっこよく、輝いて見えました。このインターンをきっかけに、パーソナルトレーナーになることを決意しました。

しかし、パーソナルトレーナーをするには、より専門性の高い医学的知識が必要だと感じ、今のままではダメだと思っていました。そこで、医療国家資格を保有している友人や知人を探してみたところ、鍼灸師の資格を持っている方がいました。その方に、色々と情報収集をさせてもらい、理想のパーソナルトレーナーになるために鍼灸師の道を選択しました。

学校に入ってからは、自ら進んで勉強するようになり、セミナーや勉強会にも積極的に参加していました。実は、もともと勉強熱心だったわけではなく、むしろ勉強はものすごく嫌いでした。(笑)

それでも勉強できたのは、学校で勉強する解剖学や運動学などの身体に関する勉強が面白かったからです。改めて自分自身の興味や好きに気づくことができましたし、今でもこの職業を楽しみながらお仕事をしています。

現在の事業を始めたきっかけを教えてください。

柴 雅仁

自分自身の実体験と妻からの後押しがきっかけです。

現在は、パーソナルトレーナーとしてSNSの情報発信をしております。「痛みのない動ける身体を作る」を理念に、身体を整えて行きながら運動をすることができる、整体+運動という形で提供しています。

始めたきっかけは色々ありますが、妻の存在が1番大きな理由になります。サロンを立ち上げたのも、ブログやSNS発信を開始したのも、妻が背中を押してくれ応援してくれたからです。僕の活動をいつもそばで、応援してくれている妻には本当に感謝しています。

そして、活動の方針が決まったのは、自分自身の実体験がきっかけでした。僕は趣味で筋トレをしていたのですが、筋肉はついていくものの、痛みや左右差が生じ、身体の違和感が大きくなるのを感じていました。

最終的に怪我をしてしまい「ただ筋トレや運動しているだけではダメだな」と思うようになりました。その違和感を感じている時に、調整やポジショニングをしながらトレーニングを指導しているトレーナーの方を見つけました。

「自分に足りていなかったものはこれだ!」

と自分の感じていた違和感を払拭してくれるきっかけになりました。そこからは、痛みのない動ける身体をつくるために、整えながら運動をすることを心がけています。

また、僕が悩んでいたように、お客さまや同職のトレーナーの中にも、必ず同じように悩んでいる方がいらっしゃると思います。その方々に向けて、僕の学んできたことを届けられたら良いなと思い、SNSの情報発信に取り組んでいます。

事業に詰まっている想いを教えてください。

柴 雅仁

「痛みのない動ける身体を作る」ことを目的としています。

理念であるように「痛みのない動ける身体を作る」ことを目的として、活動に取り組んでいます。これは、自分自身で体験し、学び、解決してきた。だからこそ、多くの悩んでいる方々に、リアルな声を届けられると思っています。

また、パーソナルトレーナーと治療家の2つの特徴を持ち合わせていることが僕の最大の強みです。痛みのない動ける身体を作るためには、この両方の特徴を掛け合わせるからこそ、実現できるものだと考えています。

パーソナルトレーナーの業界では、ポジショニングや身体の使い方、怪我や痛みの予防を理解している方は、まだまだ限られていると思います。一方、治療家も施術で終わってる方が多く存在し、予後を考えた身体作りまで提供している方はなかなかいません。

でも、僕が痛みを取り除くために必要だと感じているのは、この両方の性質です。施術により痛みを取り除きつつ、痛みの出ない動きや身体作りを指導する。ここまでして、ようやく健康を届けることができていると胸を張って言えるのかなと思います。

僕は、その両方を伝えることができる数少ないパーソナルトレーナーの1人だと思っています。だからこそ、情報発信を続けていき、多くの人々により良い生活を送って欲しいなと思います。

レンタルサロンの事業について教えてください。

柴 雅仁

デメリットを補ってくれる相性のいい事業です。

僕は、自分自身のサロンを立ち上げる前にレンタルサロンを利用することが多かったです。その際に、レンタルサロンの事業が「面白いな」と興味があったことと「もっとこうだったらいいのに!」と思うことがあったので、自分でレンタルサロンを運営し始めました。

僕たちのように、属人性の高い職業の最大のデメリットは、自分がいなくなってしまったら収益がなくなってしまうことだと思います。もちろん、いつまでもお仕事続けることができれば良いのですが、人間なのでいつかは終わる時が来てしまいます。

もし、そうなった時でもこのレンタルサロンがあれば、比較的誰でも簡単に運営することができますし、残された家族にも財産として残すことができると考えています。つまり、このレンタルサロンは、自分自身が資本となるパーソナルトレーナー、治療家にとってデメリットを補ってくれる相性がいい事業でした。

また、実際の利用者だった僕だからこそ、トレーナーや治療家目線で環境を整えることができます。最高の環境を整えてあげることで、施術者側が最大限のパフォーマンスを発揮することができて、受け手側も最高の状態で帰ることができると思います。

そのため、完全個室・快適・オシャレ・充実した設備など、細部までこだわって環境づくりをしております。ラピストとお客様に最高のおもてなしができるように「treat」と名前をつけましたそんな想いが込めれているレンタルサロンになりますので、ぜひ多くの方が利用して頂けると嬉しいです。

今後は、もちろんパーソナルトレーナーのお仕事が好きなので、自分の身体が動き続ける限り行っていきます。ですが、将来や自分が先のステージに進むことを考えて、このレンタルサロンの事業を店舗展開していきたいと考えています。

都内を中心に増やしていくつもりですので、気になる方は気軽にお声掛けください。

最後に読者に伝えたいことはありますか?

柴 雅仁

人生のゴールを考えてみてください。

僕は「どのように自分の人生をゴールしたいか?」を考えるようにしています。誰しもが、終わってしまう時が必ず来るし、その時に僕は後悔をしたくありません。だからこそ、理想のゴールを思い描き、ゴールに必要な条件や要素を分解する必要があります。

僕の場合は「最後は笑顔で迎えたい」と思っています。そのために、自分自身のやりたいことや好きなことに一生懸命チャレンジしていくし、大切にしている家族や知人には幸せになってもらいたいなと考えています。

「みなさんにとっての理想のゴールは何ですか?」

時には、挑戦しないことがリスクになりうる場合があります。つまり、やるリスクが存在するように、やらないリスクも存在するということです。変わり続けなければ、理想のゴールに辿り着くことはできません。

今は、この理想のゴールに叶わないことも、力不足に感じることも多いかと思います。ただ、考えることをやめてはいけません。「どうやったら達成できるのか?」「なぜ、上手くいかないのか?」たくさん自分自身と向き合って、今できることに挑戦してみてください。

きっとその先に、みなさんの理想のゴールが存在します。

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