副腎ケアで元気な未来へ!【薬剤師ぴよ / 薬剤師】

取材日:2024/01/24

薬剤師 ぴよ(やくざいし ぴよ)

2017年に薬科大学を卒業。その後、2020年にYouTubeを開始し、現在はYouTubeチャンネル登録者数3.2万人のインフルエンサーとして活動中。2022年よりヘルスコーチング事業を始め、体質改善のサポートを行っている。

hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

薬剤師の資格を持ちつつ、現在はYoutubeインフルエンサー、ヘルスコーチング事業を運営している薬剤師ぴよさんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 大好きな研究から薬剤師へ!
  • 育休中に始めたYouTube活動
  • 元気を届けるためには「副腎疲労」がカギ?

薬剤師になろうと思ったきっかけを教えてください。

薬剤師 ぴよ

学生の頃から研究をすることが大好きでした。

私は高校生の頃に理系を専攻しており、化学や研究が大好きでした。温泉や化粧品などの目に見えない物質が「何で効果があるのだろう?」と疑問に感じ、その疑問を解明していくことがとにかく面白かったです。

薬剤師であれば、資格を取得することができる点と興味のある研究ができる点から薬学部へ進学することを決めました。

その当時は、薬学部以外の学部へ進むことに迷いましたが、母の言葉と薬剤師の国家資格を取得することできるという強みが私にとっては大きかったです。

進学してからも1番熱中したことは研究でした。論文を読んだり、実験に取り組んだり、学生時代の半分は研究に時間を費やしていたと思います。研究室の仲間や友人とワイワイ楽しく学生時代を過ごすことができました。

卒業をしてからは、CRO(医薬品や医療機器の開発を進める上で治験業務を受託・代行する企業)や調剤薬局を経験しました。

YouTube活動を始めたきっかけを教えてください。

薬剤師 ぴよ

育休中に家でできる活動がYouTubeでした。

2020年に長男を出産して育休を取得しました。しかし、育休中は子どもから目を離すことができませんし、やれることは数が限られてしまいます。そこで「家で何かできることはないかな?」と考えて始めた活動がYouTubeでした。

薬剤師で学んだ経験を発信することで、多くの人々に健康を届けることができると考えました。研究論文の発表や調剤薬局に勤めていた時にセミナー講師をしていたこともあり、人に情報を伝える技術は身に付いていたと思います。

始めた当初はコロナ禍だったこともあり、市販薬やアルコール消毒の選び方、感染症対策としてできることを中心に発信するようにしていました。すると、多くの人が私の情報を求めてくださり、順調にチャンネル登録者数が伸びていったことを覚えています。

現在はありがたいことに、3万人を越える方々が私を支えてくれています。また、新型コロナウィルスの終息とともに発信する内容も変化してきました。

私が体質改善の相談を受けるようになり、ほとんどの不調の原因が「副腎疲労」(※疲れ・ストレス・生活習慣病の大きな原因)であったことと、私自身、「副腎疲労」で育児と仕事の両立に苦しんだことをきっかけに、副腎疲労に関する情報を中心に発信していますまだまだ、聞き馴染みのない言葉だと思いますし、身体の不調に大きく関わる分野でもありますので、副腎疲労に関する情報は私がこれからも届けていくつもりです。

YouTube活動への想いを教えてください。

薬剤師 ぴよ

副腎疲労の重要性を理解して欲しいです。

現代の人は疲れ、不眠、メンタル不調、糖尿病などの生活習慣病などの身体の不調を抱えている人が多いです。その人たちが薬に頼ることなく身体の不調を治すために、根本的な原因から体質改善すること目指して発信を続けています。

私たち日本人は、日本の医療制度が素晴らしいこともあり、診察や薬の処方などを受けられることが当たり前になりがちです。しかし、身体の不調を感じた時に、薬に頼りすぎているとも捉えることができます。身体の不調の多くは薬に頼らずとも生活習慣を意識することで、改善することに気づいて欲しいです。

その改善のカギを握っているのが「副腎ケア」だと思います。しかし、必要な情報でありながらも、まだまだ認知度が低いのが現状です。そのため、副腎疲労に関する情報は私がこれからも届けていきたいと思います。

私だけでなく、周りの友人・家族と身体の不調を抱えて相談に来る方のほとんどは、副腎疲労に該当する方ばかりです。しかも「隠れ副腎疲労」というくらい、ほとんどの場合は本人の自覚はありません。ちょっとした疲労をカフェインや甘いものを摂ることで日々を過ごしています。そして、気づかず何十年も積み重なって、不調・病気の原因となる人が多いです。

これだけ多くの人が悩まされていることにも関わらず、認知度が低い状態に「このままだとヤバい!」と危機感を感じています。日本中の人たち全員に元気を届けるためにも「副腎疲労」の重要性をこれからも発信していくつもりです。これは私の使命だと思って取り組んでいきます。

ヘルスコーチング事業について教えてください。

薬剤師 ぴよ

身体の不調を感じている人に、生活習慣の改善をサポートしていきます。

私は次男を出産してから、家事や育児と仕事の両立が難しい状態まで、体調を崩してしまった経験があります。病院を受診しましたが「自分が変わり、生活を見直さないといけないな」と強く思い、生活習慣の改善を意識するようになりました。

しかし、その当時「何から始めたらいいか迷ってしまう。いざ、行動に移そうと思っても続けられない。」と思って何度も挫折をした経験があり、生活習慣の改善をサポートするサービスを提供することにしました。つまりは、私が1番欲しかったサービスになります。(笑)

副腎疲労の悩みを抱えている方に対して、食事、睡眠、運動、栄養サプリなど生活習慣に関わることをトータル的に改善サポートをしています。それに加えて、仕事の仕方や休憩の取り方、日常の考え方までアドバイスを行い、総合的なサポートを行っています。

食事や運動の習慣を変えることは「大変だな」と思われがちですが、そう感じている時点でそのやり方は間違いです。健康的な習慣を続けることで、体調が良くなるから続けたくなる。こうして健康という幸せを感じることで、健康的な習慣が続けられるようになります。

クライアントさんの悩み・状態に合わせて、何を優先すべきか?何を変えれば良いのか?など、具体的な方法をアドバイスし、実際にアクションを起こすところまでをお手伝いしていきます。

ヘルスコーチング事業に対する想いを教えてください。

薬剤師 ぴよ

多くの方に副腎ケアを伝えて、生き生きと輝く幸せな日々を送って欲しいです。

今は私の言葉で「副腎疲労や生活習慣の大切さ」を伝えていきたいと考えています。1人1人と向き合いサポートをすることで、本来の健康体で生き生きと輝く幸せな日々を送って欲しいです。

また、今後の新しい取り組みとして、書籍の出版・動画講座の販売を考えております。「副腎ケアが分かる」というような内容のものにする予定です。そうすることで、副腎ケアの重要性が分かり、今の生活習慣を見直して、一人でも多くの方に元気になってほしいと願っています。

医療従事者にとって、副腎ケアの知識はとても大切です。医師・薬剤師・管理栄養士など、普段から患者さんと接する方は、今の指導に必ず役に立ちます。そして、もちろん自分自身の心身の健康にも繋がります。春先には出版する予定ですので、楽しみにお待ちください。

最後に読者に伝えたいことはありますか?

薬剤師 ぴよ

社会に与えたい影響を考えてみてください。

自分が社会に与えたい影響を考えた時から、私の人生は大きく変わり始めました。みなさんも1度、自分が社会に何を与えることができて、どのような役割を持っているのかを考えてみると世界が広がって見えるのではないでしょうか。

ただ、視野が広がり、やりたいことが見つかったとしても1歩を踏み出せない方は多いかと思います。どうしても生活をしている以上は「お金」は切り離せないことですし、今の生活や仕事に依存してしまいがちです。ただ、やりたいことや挑戦したい夢がある場合は、そこから抜け出す必要があります。

私は「何かを成すには、何かを捨てないといけない」と考えています。それは、自分の自由な時間かもしれないし、娯楽や趣味に使うお金かもしれません。ただ、時間もお金も投資しなければ、何かを成すことは決してできないと思います。

だからこそ、社会へ与えたい影響を考えることで、目の前よりも明るい未来をイメージし、1歩踏み出す原動力へと変えることができます。みなさんにも何か社会に影響を与えたいことが必ずあると思いますので、頑張って探してみてください。

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