取材日：2023/1/22
こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。
柔道整復師の資格を持ちつつ、現在はSNS発信や女性専門整体師としてサロン経営をしている津田さんを取材させて頂きました！
- 憧れから始まった柔道整復師の道
- ママを支える津田さんの活動とは？
- 「やりたい」を大きな原動力へ！
柔道整復師になろうと思ったきっかけを教えてください。
小学生の頃に、接骨院に通っていたことがきっかけです。
私は学生時代にバスケットボールに夢中でした。その中で小学生の頃、怪我を繰り返していて接骨院に通院することが多かったです。その時に、初めて「柔道整復師」という職業に触れる機会があり、私が目指すきっかけにもなりました。
私の目には、治療している柔道整復師さんがかっこよく、キラキラ輝いて見えました。また、接骨院の方々が気さくに話しかけて下さるので、怪我をしているはずなのに、楽しく通院していたことを覚えています。
その頃の思い出が強く残っていて、進路を決める際には「私もかっこいい柔道整復師になりたい」と迷わずに、柔道整復師の道を進むことができました。それに加えて、スポーツトレーナーも将来の展望として視野に入れていたため、憧れとやりたいことがマッチしてくれたのかなと思っています。
ただ、学校に入学してから待っていたのは辛い勉強の日々でした。勉強がとにかく嫌いでしたし、分からないことが多すぎて、テストでは赤点を取ってしまうこともありました。
それでもなんとか最終学年まで進級し「追い込まないとヤバい！」と自分を奮い立たせながら、国家試験を乗り切ることが出来ました。
この追い込んだ勉強漬けの日々は、今ではいい思い出です。（笑）
現在の活動を始めたきっかけを教えてください。
困っているママさんをサポートしていきたいと思いました。
私は最初の勤務先として、接骨院ではなく整形外科のクリニックを経験しました。そのため、理学療法士さんたちと働く機会があり、柔道整復師の学校では得ることが出来なかったリハビリの要素を学べたと思います。
そのこともあり、後に接骨院に転職した際には「施術だけで治療することには限界がある」と感じました。身体の使い方や運動療法などを組み合わせることで、困っている人へ健康を届けられると思っています。この考えを形にするには「自分で開業するしかない」と思い、整体サロンを開業する決意をいたしました。
また、働いていた接骨院で産前産後向けに骨盤矯正を行っていたのですが、接骨院との方針と合わず、満足にママさんをサポートすることができませんでした。その経験がとにかく悔しくて、産婦人科の先生に産前産後の身体のことについて情報収集したり、自分で骨盤矯正を受けて、勉強しに行くこともありました。
私は色んなことを抱えながら生活しているママさん達を、全力でサポートしていきたいです。あの時、悔しい思いをした経験を糧にして、楽しみながら育児をできるママさんを増やしていけたらと思っています。
そのため、ただの整体サロンではなく、女性の身体に特化した女性専門整体サロンをオープンしました。
現在の活動内容を教えてください。
女性専門整体師として整体サロンを運営しています。
現在は女性専門整体師として活動していて、産後の方をメインに診ています。来て下さる約9割の方が産後のママさん達です。
マンションの一室を借りて、1対1で整体を行っているため、受け手側の女性も施術する私も安心できる環境の中でやらせていただいております。特に、今は女性への対応が難しい世の中でもあると思いますので、お客さまは完全女性のみのご予約になっています。
女性と男性では骨格や筋肉の付き方、ホルモンバランスなど様々な異なる点があるため、女性の身体に特化した施術を行っています。
また施術だけではなく、弱っている筋力を取り戻すことが重要です。
そうすることで、不調や姿勢の改善も早くできると考え、リハビリ兼ダイエット目的のトレーニングもしています。
しかし、1人で活動していると不安なこともたくさんありました。相談することが出来なかったり、人の手を借りることが出来なかったり、チームの重要性を感じています。そのため、これからはチームを組むことを視野に入れつつ、事業を成長させていくつもりです。
また、多くの女性の助けになれるように、Instagramでの情報発信も行っております。産前産後に必要な情報や、施術の中で伝えきれなかった部分をInstagramで発信しています。
ありがたいことに、13万人のフォロワーに支えられており、女性整体師の中だと日本一のフォロワー数だと思います。これからも、困っている女性が必要な情報を受け取れるように、情報発信を続けていきたいです。
活動に詰まっている想いを教えてください。
「ママの笑顔は子どもの幸せ」だと思っています。
「ママの笑顔は子どもの幸せ」だと思っています。今では、私自身も「ママは子どものために生きている」と思って、育児に取り組んでおります。ただ、妊娠中から出産後、夫婦間の問題で辛いことが多かったため、心の底から育児を楽しめていない時期がありました。
私のように、色んなことを抱えてるママさんは多いと思います。産後の痛みや倦怠感はありますし、産前とは違う体型に自信を失ってしまうこともあります。
私自身が、そうだったので、ママの気持ちは1番よく理解しているつもりです。
しかし、そこで諦めて笑顔を失って欲しくありません。そのためにも、身体の痛みや倦怠感は取り除きたいですし、産前と変わらない体型を取り戻して、自信をつけていただきたいと思っています。そしてママが笑顔で、楽しく、育児ライフを送れることを願っています。
これからも私の整体サロンでは、身体のケアをして、ママがママらしく、そして自分らしく子育ても人生も楽しんでもらえるようにサポートしていきます。育児を楽しめる身体作り、精神状態のサポートをして、笑顔で子供と接する時間を1秒でも多く作れることをお約束しますので、困っている方はご気軽にお声掛けください。
私は、いつでもママの味方です。
最後に読者に伝えたいことはありますか？
やりたいことに挑戦してみてください。
大人になると、家庭や職場、あるいは地域、様々なところで役割が与えられて、たくさんのしがらみや責任があると思います。私も母親として、会社の社員としての役割がありました。そのため、なかなかやりたいことに挑戦できずにいた過去があります。
みなさんも同じ想いをしている人は多いかと思います。まだ、何もしていないのに、諦めないでください。まずは、周囲の人に相談することからで良いと思います。自分の気持ちを正直に言葉にして、相手に伝えないと伝わらない部分はたくさんあります。
私は、自分のやりたいことに挑戦するようになってから人生が変わりました。
「やりたい」という気持ちは、自分にやる気や向上心を与えてくれますし、社会的にも良い影響を与えられる自分へと成長していきます。
そうやって、良い循環が巡り巡って、自分の人生を豊かなものへと変えてくれます。ですので、みなさんの心の中に「やりたい」が隠れているのであれば、もう一度、引き出しから出して、挑戦することを選んでみてください。みなさんの挑戦を応援しております。
取材記事を掲載したい方へ
津田 沙織（つだ さおり）
柔道整復師の学校を卒業後、整形外科のクリニックやスポーツトレーナーで活躍。現在はママの笑顔をもっと増やすために、女性専門整体師として、Instagramでの情報発信と整体サロンを運営している。