諦めないで!ピラティスの可能性!【河北一海/ 柔道整復師】

取材日:2023/02/15

河北 一海(かわきた かずみ) 

2019年に柔道整復師の資格を取得。その後、グループ整骨院や整形外科クリニックを経験する。現在は慢性症状に悩む方に「改善する可能性と快適で楽しい日常」を届けるため、ピラティスと整体のサービスを軸に活躍している。

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こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

柔道整復師の資格を持ちつつ、現在はピラティスと整体のサービスを軸に河北さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 河北さんにとって憧れの存在とは!?
  • ピラティスに感じた無限の可能性
  • 慢性症状で悩んでいる方は諦めないで!

柔道整復師になろうと思ったきっかけを教えてください。

河北 一海

自分のやりたいことを仕事にしたかったです。

僕は学生時代にラグビー部に所属していました。その時、共に勝利を目指して歩んでくれたコーチが柔道整復師の方になります。その柔道整復師の方は、週2〜3回ほど部活動に参加していたため、僕にとって身近な職業の1つになっていきました。

そして「身近な職業」から「憧れの職業」へと変化していきます。自分のやりたいことや好きなことを仕事にしている姿は、まさに僕の理想の形でした。僕自身も「スポーツトレーナーになりたい」と思っていたので、憧れのコーチの背中を追いかけ、柔道整復師の道へ進むことを決めました。

進学してから待っていたのは勉強の毎日です。僕は勉強の習慣がありませんでしたが、自分の好きなことを勉強しているため、楽しく学べたと思います。また、勉強したことが日々の生活や周囲の人たちへ還元できる感覚があり「自分の学びが誰かのためになる」と思うと、より熱意をもって取り組むことができました。

特に最終学年では、国家試験に合格するために必死に勉強したのを覚えています。今でも人生で1番勉強と向き合った1年間でした。(笑)

今思い返せば、学生の頃から勉強の楽しさに気づけたことは運が良かったです。そのおかげで、今でも向上心を持ち続けることができています。これからも初心を忘れずに日々レベルアップをしていきたいです。

ピラティスを始めたきっかけを教えてください。

河北 一海

施術だけではなく、運動療法と姿勢の重要性に気づきました。

卒業後は整骨院に入職しました。臨床現場に出てみると「施術後は状態が良くなり、数日後には元に戻ってしまう」この繰り返す症状に疑問を抱くようになります。それと同時に、施術のみで治療を行っていくことに限界を感じていく毎日でした。

「このままではダメだ。もっとお客様にとってより良いサービスを提供したい

と考え始めるようになり、新しいスキルを求めて整形外科クリニックへ転職することにしました。転職には勇気がいることでしたが、それよりも学びたい気持ちの方が強かったです。

整形外科クリニックでは、理学療法士の方々とお仕事をするため施術のみではなく、運動療法や姿勢評価など新しい知見がいっぱいでした。そして「運動療法の可能性」と「姿勢の大切さ」に気づくこととなります。

またその頃に、ある理学療法士の方のX(旧Twitter)を見てピラティスと出会いました。その方のポストは、僕にとって腑に落ちる知識ばかりでした。運動療法であり、姿勢を重要視するピラティスは「やる」以外の選択肢は、僕には見つからなかったです。

こうしてピラティスの資格を取得し、2023年にピラティスと整体のサービスを軸に独立しました。

現在の活動への想いを教えてください。

河北 一海

慢性症状の改善を諦めないで欲しいです。

現在は、シェアスペースで1対1のピラティスと整体のサービス提供、城東区民センターにてグループピラティスを中心に活動しています。それに加え、身体の不調で悩んでいる人たちへ、Instagramを通じてストレッチや健康に関する情報も届けています。

しかし、臨床現場で感じることは、接骨院や病院に行っても全く良くならない慢性症状に悩まされている方が、意外と多いということです。また、そのほとんどの方が改善を諦めてしまっています。僕はそんな諦めてしまった方々に、ピラティスを通して「慢性症状の改善を諦めないで欲しい」という想いを伝えたいです。

人は年齢や体型、性格などそれぞれ違いますが、それを理由に改善を諦めてしまうのは非常にもったいないと考えています。方法と手段さえ適切に導いていくことができれば、多くの方は改善できると思いますし、可能性は無限に広がっていくのです。

だからこそ、慢性症状に悩む方に「改善する可能性と快適で楽しい日常」を届けたいです。自分にできることを考え、少しでも慢性症状により仕事や日常生活に支障をきたしている人を減らしていきたいと思います。

もし、自分自身や周囲の大切な方が悩んでいましたら、ご気軽にお声掛けください。みなさんの可能性を僕が広げていきます。

これからのビジョンについて教えてください。

河北 一海

オンラインのピラティスレッスンと自店舗の開業を目指しています。

今後は、オンラインのピラティスレッスンと自店舗の開業を目指して取り組んでいきたいと考えています。

オンラインのピラティスレッスンでは、ライブでのレッスンと動画コンテンツを用意する予定です。一緒に学ぶ場としてレッスンを提供して、学びの復習として動画コンテンツを利用していただけたらと思います。

そして、学びと復習のサイクルを繰り返し、自分でセルフケアをできる人たちを増やしていきたいです。もうすでに準備しておりますので、楽しみにお待ちください。

自店舗では、現在の活動をベースとして「整体+ピラティス」の形式で活動していきます。施術と運動療法を組み合わせることで、お客様にとって満足していただけるようなサービスにしていきたいです。

また、挑戦する治療家を支えていくために、フランチャイズ形式での店舗拡大も視野に入れて進めていきたいと思います。それは国家資格を保有している有識者たちが、活躍できる場を増やすことが必要だと感じているからです。

治療家にとってはチャンスに繋がりますし、その活動がより多くの困っている人を救うことができると信じています。そして、仕事や日常生活に支障をきたしている慢性症状の方を少しでも減らし、平均健康寿命を上げるきっかけを与えていきたいです。

最後に読者に伝えたいことはありますか?

河北 一海

自分のやりたいことに目を向けて挑戦しましょう。

僕は大切な人たちに囲まれながら挑戦できることに、人生の豊かさと感謝を感じています。そのため、挑戦したことを1度だって後悔したことはありません。

みなさんが「何かに挑戦したい」という熱い気持ちを持っているのであれば、迷わず挑戦してみてください。「失敗したら嫌だな。誰かに批判されるんじゃないかな」と不安になるかもしれません。

しかし、知らず知らずのうちに誰かの目を気にして挑戦しないことは、もったいないと思います。意外と人は、人のことを気にしていませんし、自分のことで精一杯です。そうだとしたら、周りの目を気にするのではなく、自分のやりたいことに目を向けて挑戦していきましょう。その挑戦を応援してくれる人こそが、みなさんにとって大切な人に当たる人たちだと思います。

僕はみなさんの挑戦を応援しております。一緒に挑戦する日々を過ごしていきましょう。

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