取材日:2024/03/26
こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。
柔道整復師と鍼灸師の資格を持ちつつ、現在は株式会社UCTを設立し、パーソナルトレーニングや鍼灸整体を中心に活動している糸賀裕さんを取材させて頂きました!
- 柔道整復師と鍼灸師のダブルライセンスの理由とは?
- 糸賀さんの思う「運動」の重要性!
- 糸賀さんの想いがお客様を前向きな気持ちへと導いていく
柔道整復師になろうと思ったきっかけを教えてください。
自分が怪我で治療を受けた時に、柔道整復師の職と出会いました。
僕は幼い頃から水泳に打ち込んでいましたが、よく怪我をする子どもでした。そのため、接骨院で治療を受けることが多かったです。その治療の速さと効果に感銘を受け、自分も同じような手助けができたらいいなと考えるようになりました。
高校卒業後の進路を模索する中で「興味のある柔道整復師になるか?好きな航空関連の職業に就くのか?」迷っていたのを今でも覚えています。直感や感覚を重視する自分には「航空関連の仕事は合わない」と感じ、自分の経験を活かすことのできる柔道整復師の道を選びました。
大学へ進学してからは、やはり勉強が大変でしたね。特に解剖学や生理学は難しく、猛勉強した記憶があります。看護師が使用する600ページにも及ぶテキストを購入し、解剖学と生理学を頭に詰め込みました。
そのおかげで無事にテストに合格することができ、勉強に自信を得ることができたと思います。この経験はその後のキャリアにも大きく影響があり、努力の大切さを学べるいい機会でした。
そして、晴れて柔道整復師の資格を取得することとなります。人が痛みを改善し「通って良かった」と笑顔で帰れるようにしていきたいです。この想いは柔道整復師になった日から一度も忘れたことはありません。
鍼灸師になったきっかけを教えてください。
お客様をもっと良くしたいという気持ちが強かったです。
僕は柔道整復師の資格取得後、鍼灸師の専門学校へ進学しました。学生時代は柔道整復師に憧れだけを抱いていましたが、臨床現場を経験し「もっとお客様を良くするのにはどうしたらいいのだろう」と不安が強くなっていった記憶があります。
そこで即効性があり、目に見える効果として現れやすい「鍼灸師」の資格も取得しようと考えました。また、将来的には治療院を開業する際に「ダブルライセンスは1つの武器になる」と考えたことも理由の1つとなっています。
実際に取り入れてみると、思った以上にお客様の反応が良かったです。「すごい身体が軽くなった」「痛みがなくなった」などの嬉しい声が多く聞こえていました。自分としても即効性を出しつつ、将来的なケアを含めて施術や身体づくりができるようになったと実感しています。
自分自身の仕事の幅を広げたり、柔道整復師としてのスキルを向上させる事が出来たので「鍼灸師」の資格を取得して良かったです。これからもダブルライセンスの強みを活かして、多くの人を笑顔にしていきたいと思っています。
現在の事業内容を教えてください。
パーソナルトレーニングと鍼灸施術を中心に行っています。
現在は主にパーソナルトレーニングを中心に事業展開しています。個々のニーズや目標に合わせたトレーニングプログラムを提供していて、ダイエットから筋力トレーニング、リハビリまで幅広いサポートをできることが強みです。
もちろん怪我や体の不調を感じる方には、鍼灸施術も行っております。施術やトレーニングを掛け合わせて、身体的にも精神的にも健康な生活が送れるようにサポートしていきたいです。
僕が治療だけではなく、運動も取り入れているのには理由があります。身体的なパフォーマンス向上や怪我をしにくい身体づくりをする目的が1つ。あともう1つの理由として、メンタルの向上が重要になってきます。
治療院や病院に通う人々のメンタル面に着目してると、ネガティブな雰囲気の方々が多くいることに気がつきました。そこで「お客様が前向きな気持ちになるためにはどうしたらいいのだろう?」と深く考えたことがあります。
その際に自分の経験から、運動することで身体的にも精神的にも健康な生活が送れるということを認識しました。そこで治療と運動を組み合わせ、お客様が前向きに「生きる喜び」を感じながら取り組めるサービスを提供しております。
これからもマイナスが0になり、0がプラスになるような状態を目指して活動していくつもりです。そして、運動の楽しさと自分に自信が持てる喜びを伝えたいと思っています。
現在の事業に対する想いについて教えてください。
お客様が自信を持ち、前向きに取り組める環境を作っています。
僕は単なる運動指導やトレーニングだけではなく、心の健康や自己肯定感の向上を重視しています。そのため、お客様が自分自身の生活に自信を持ち、前向きに取り組めるような環境作りをしていることが強みの1つです。
特にコロナ禍の影響で、人々がストレスや孤独感に苦しむ方が多くなったと感じています。だからこそ、運動を通じて心の健康をサポートすることが僕の重要な使命です。僕は運動が人々の「心」に与える影響を伝えていき、人生のパフォーマンスを最大限に活かすために努めていきたいと思っています。またお客様の中には、アスリートの方も来られるようになりました。僕はアスリートの方のセカンドキャリアまで考えて、トレーニングやケアを行っております。
スポーツでの活躍後、職に迷うアスリートは少なくありません。そのため適切なケアやトレーニングを提供し、アスリートの今後のキャリアに活かせるように身体に関する指導や情報提供を心がけています。
すると、アスリートの方の身体感覚は研ぎ澄まされているため、素敵な指導者へとキャリアチェンジされる方が多いです。これからもお客様1人1人の人生に寄り添い、明るい未来を提供できるサポートを目指していきたいと思います。
最後に読者に伝えたいことはありますか?
考える暇があったら行動しましょう。
僕は「即行動」をいつも心がけています。もちろん計画を立てたり、リスクを考えることは大切なことではありますが、まずは行動に移してみてください。大きなステップでなくていいので、小さなステップで歩き始めてみましょう。
おおよその計画が計画通りにいくことはありませんし、実際に行動してみた方が本質的な問題や課題が見えてくると思います。だからこそ「何かやりたいな!」と思う気持ちがあるのであれば、考えてばかりいないで自分のできることから始めていきましょう。
もちろん壁にぶつかることもあります。そしたら、一旦寝て忘れてください。(笑)
気持ちを切り替えた上で、問題や失敗を分析してみたり、違う道からゴールを目指すことをオススメします。
そして、いつかこの取材記事を見てくださっている方々と一緒により良い社会を築いていけたら嬉しいです。同業者はもちろんですが、他職種の方とそれぞれの知識や技術を駆使してビジネスができたら面白いのではないかなと思います。
みなさんと一緒に活動できる日を楽しみにお待ちしております。
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糸賀 裕(いとが ゆう)
柔道整復師と鍼灸師のダブルライセンスを取得する。2018年に独立して活動することを決意し、UCT鍼灸院・パーソナルジムを開業。現在は株式会社UCTを設立し、お客様を前向きな気持ちへと導くためにパーソナルトレーニングや鍼灸整体を中心に活動している。