取材日:2024/6/11
こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。
管理栄養士としての知識を生かし、”食”を軸に事業を展開。社会全体の健康寿命の底上げに寄与されている高杉さんを取材させて頂きました。
- きっかけは母?”食”に興味を持ったきっかけとは?
- ヘルスビューティーアドバイザーの資格って?
- 人の健康は食生活から!
管理栄養士になろうと思ったきっかけを教えてください。
母の影響が大きかったですね。
もともと食べることが好きで、将来のことを考えたときに国家資格を取得しておきたいと思っていました。
兄弟も医療関係のお仕事をしているので、家族に相談していくなかで、管理栄養士への道を歩むことにしました。
“食”というものに興味を持ったのは、母の影響が大きかったように感じています。当時は、母から食べることに関してアドバイスをもらうことも多かったです。
自分自身も何を食べたらどのような効果があるかなど、段々と興味を持つようになってましたね。
また、医療関係の国家資格を取得しておくと、たとえば出産や子育てを経てからの社会復帰もスムーズに行えるのではと思っていました。これも、母からのアドバイスがあってのことです。
当時、管理栄養士になったら病院で食事の献立を作ることなどをイメージしていました。まさか自分が、栄養学の観点から予防医療に関する事業で独立するとは思っていなかったですね。
どのような学生生活を送られてましたか?
実は、私自身の食生活が乱れていました!
大学の入学と同時に、上京しました。一人暮らしをしていて、自分自身の食生活が乱れてしまっていたんです。
バイト先でお酒をおぼえたりしたこともあり、食生活が一変したことで結果的に15kgほど体重が増えてしまいました。
私自身は太ったということに無頓着なタイプで、あまり気にはしておらず、ダイエットにすら興味がなかったのが正直なところでした。
ですが、周りの方から「最近太ったよね?」と言われることが増え、痩せなきゃという気持ちが芽生えましたね。
この15kg太ったというインパクトのある経験がなければ今の働き方ではなかったと思います。
ダイエットということに興味をもつきっかけであったため、今思えば良い経験だったと思っています。
現在行なっている事業について教えてください。
栄養について少しでも興味関心をもっていただけると嬉しいです。
社会人となった後は、一般企業にて勤務していました。
そのなかで、資格の生かし方や栄養学の社会的なニーズも知ることができ、いろいろなことを考えさせられるファーストキャリアでした。
社会のなかには、こんなにも健康の需要が多いことを身に染みて感じることができましたね。
自分自身が15kg太った経験もあり、”食”と向き合ったことが今につながっていると感じています。
現在は、講演活動やSNSを通じて栄養についての情報の発信や公式LINEでの食事指導やダイエットについてのサポートを行っています。
また、ヘルスビューティーアドバイザーという資格をつくりました。
たとえば、ライフイベントを経て管理栄養士に復帰する方や、全く栄養学の勉強はしたことがないけれど、家族や周りの大切な方を支えたいという方へ向けて、手軽に栄養について学ぶことができるような講義活動を行なっています。
またBtoBの展開として、フィットネスジムやエステサロンの企業と協業しつつ、ヘルスケアについての事業について構想を練っているところです。
一般向け、企業向け両方に注力しています。
ヘルスビューティーアドバイザーについて教えてください。
健新しい栄養学のアップデート、社会で活躍する方の応援を。
ヘルスビューティーアドバイザーとは、家族の栄養などを管理したり、食事のアドバイスをしたりと使い方はさまざまです。
現在は、全国各地から薬剤師の方や保健師の方などたくさんの職種の方が参加されています。
根本としては、新しい栄養学をアップデートしてほしいという想いがあります。
健康系の職業をされている方は、必ずといって良いほど、クライアントに対して食事に関する提案をおこなう機会があると思います。その際に、この資格をぜひ活用してほしいです。
もちろん、基礎栄養学や提案の方法などをしっかり学ぶカリキュラムを組んでいますが、その先のフォロー体制も充実させたいんです。
というのも、学ぶことは大切ですがそれだけでは身につかないと思っています。
月に1回勉強会やオフ会を行うコミュニティを創っており、同じ想いをもつ仲間同士が交流できることによって、モチベーションの維持に役立てています。
今後、このヘルスビューティーアドバイザーの資格を生かして、企業様と提携したり、独立したりする方が増えると良いなと思います。そういった方のサポートは、今後もやっていきたいところですね。
社会に対してどのような影響を与えたいですか?
“食”を通して、社会全体の健康寿命の底上げをしたいです!
管理栄養士が活躍できる社会を創りたいと思っています。
また、社会的な健康食生活に関するリテラシーを高めていきたいです。
病気になって、薬を飲み始めてから健康の大切さに気づく方は多いと思います。
そのなかで、今のうちから食事に関する考え方を変えていくことによって、5年後、10年後の自分の身体の健康維持ができると思っています。
社会において、健康で長く活躍される方を増やしていきたいです。目標としては、一家に一人栄養のプロがいる世の中にしたいですね。
栄養と聞くと、一見ハードルが高いように感じる方も多いのかなと思っています。
ダイエットや栄養バランスなど何から始めたら良いか迷っている方を多く見てきました。私のSNSの発信などの活動によって、その意識を少しでも変えていけると嬉しいです。
食事は栄養を摂取することはもちろんですが、人としての楽しみの一つであり人生を豊かにしていくものです。
皆さんそれぞれのライフスタイルがあるなかで、食事を楽しみながら健康についても考えていけるような社会を創っていきたいです。
栄養学を通して健康を広めていく会社として社会的な認知を広めていき、社会全体として健康寿命を伸ばしていきたいと思っています。
高杉 保美(たかすぎ ほみ)
管理栄養士の資格取得後、ヘルスケア系の一般企業に就職。その後独立し、講演活動やSNS発信にて栄養の重要さを広めていくことに注力。現在は、『株式会社ダイエットデザイン』を設立し、食を通して社会全体の健康寿命の底上げに寄与している。