取材日:2024/6/2
こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。
柔道整復師と鍼灸師の資格を持ち、現在小林整骨院グループに属しながら美容整体・美容鍼専門院を運営している三浦さんを取材させて頂きました!
- 三浦さんが柔道整復師と鍼灸師を目指したのは、アメリカ留学中に生き生き働く方々を目にしたから
- 患者さまの治療だけではなく、自信を身につけるサポートもしたい
- 自分にとっては小さなことだとしても、困っている方には大きな力になる
柔道整復師を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
アメリカ留学していたときに生き生き働く方々を見たことがきっかけです!
高校を卒業して、1年間アメリカに留学しました。
私は山形県出身で、2人の兄がいます。小さなコミュニティの中で誰かと比べられるのがどうしても嫌で、アメリカの田舎で自分1人で生活したいと感じていたんです。
留学前は英語をほとんど話せませんでしたが、あえて日本人がいない環境に身を置きました。そこで、1年間と決めて吸収できることはすべて吸収しようと渡米し、語学と心理学を学びました。
20歳以降、大人としてどう生きたいかを模索するなかで、アメリカで出会った方は皆、楽しそうに仕事をしていることに気づいたんです。
楽しく生きている理由を知りたい一心で、アメリカをインタビューをして回りました。インタビューした方の多くが、どんな仕事でも自分の使命だと思って働いているとおっしゃっていたんです。
私も、そういった方々のように使命感を持って働くことができたら幸せだなと強く感じました。
私の人生は、これまで家族や友人に支えられていたと思います。20歳以降の人生は、自分にとって大切な方々を幸せにしたい、健康に生きるサポートができる仕事をしたいと思ったんです。
健康のサポートをするにあたり、薬を使わずに手術で大きな傷もつけないようにと考えたとき、柔道整復師や鍼灸師の道に進みたいと強く思いました。
留学時代のチャレンジ精神が今も生きています。
柔道整復師になっていかがでしたか?
病気になったこ整骨院は、活気がある場所だと気づきました。
帰国し、大阪府の近畿医療専門学校に入学と同時に、『株式会社KMC小林整骨院グループ』で修行を始めました。
実は、大阪府は日本で一番整骨院が多く、当グループは骨格矯正の技術が高いと言われています。
学ぶならば一番技術力が高い場所でと考え、小林整骨院グループで働きたいという想いが先で、逆算して株式会社KMCが設立した専門学校を選びました。
専門学校に通学していた3年間は、朝は整骨院で受付業務をし、昼に専門学校で学び、夜にまた仕事。そして、仕事が終わった後に勉強、先輩からの技術指導を受けるという生活でした。必死で学んでいましたね。
私が抱いていた整骨院のイメージは、病院のようになんとなく冷たいイメージを持っていたのですが、実際に整骨院に行くと、活気があり良い意味でギャップを感じました。
資格取得と同時に骨格矯正の技術を評価していただき、小林整骨院北本町の院長に任命いただいたんです。当時21歳で、グループ最年少の院長にしていただけました。
同年8月にエリアマネージャーとなり、3店舗をマネジメントし、コロナ禍にも関わらず過去最高実績を更新し続けることができました。ただ、それは周りのスタッフに恵まれたからだと思います。
今の業務内容を教えてください。
おもな事業内容は、美容整体・美容鍼専門院の運営です。
現在も小林整骨院グループで勤め、2022年に『Ocean鍼灸整骨院心斎橋』の立ち上げと運営、院外でセミナー講師などの活動を行なっています。
2020年から、院長として何店舗か経験しているなかで、業績が振るわない店舗を任される機会がありました。
試行錯誤し、2021年から集客を目的にSNS発信を本格始動させました。『ぱっちり王子』としての活動を始め、1年ほどでフォロワー数1万人を突破したんです。
2022年に、ぱっちり王子プロデュースの形で美容整体・美容鍼専門のOcean鍼灸整骨院心斎橋を立ち上げることになりました。
当グループの小林会長は「人には無限の可能性がある。」とよくおっしゃっています。海にも無限の可能性があるので、美容でも治療でも人の可能性を無限に引き出すために、『Ocean』と名前をつけました。
セミナー講師に関しては、ありがたいことに若い頃からマネジメントの経験もさせていただいたので、経験からお話しさせていただいています。講師のご依頼は、紹介で受けさせていただいています。
事業を始めたきっかけと詰まっている想いとを教えてください。
施術を受けた方がこれまで以上に輝くお手伝いをしたいと思いました!
整体院で施術の結果、「歩けるようになった」と泣きながらおっしゃる患者さまもいましたし、やりがいを感じていました。
柔道整復師という国家資格を持ちながら施術をおこなうことに誇りを持っていますし、しっかりと解剖生理学を理解しているからこそできるアプローチがあります。
あるとき、とあるアイドルの施術を担当したとき、施術を受けてから足が細くなったとファンの方に言われて、とても喜んでいただいたことがあります。
また、美容鍼を受けてから自信がついて、今まで着たことがない服装で出かけられるようになったという声もいただきました。
痛みや悩みを持つ方のマイナスから0にする施術だけがすべてではありません。痛みがない方に対して施術をすることで、今まで以上に輝く姿を見て、美容もやりがいがあると実感し、『Ocean』を設立しました。
私の事業に詰まっている想いは、たくさんの方に貢献し続ける人生にしたいということです。それこそが自分の幸せでもあり、この人が日本にいてよかったと思っていただけるように働き続けたいですね。
メディアを通して社会に伝えたいことを教えてください!
健康も美容もメンテナンスを続けることが大切だと伝えたいです。
世の中にはサービスがたくさんありますが、自分で健康管理をする習慣をつけていただきたいです。習慣が変われば概念も変わり、自信をつけられます。自信をつけた方が増えると、社会が変わると思います。
現在、習慣形成のオンラインサロンを準備中です。患者さまには施術に関わらず、生活レベルからサポートしたいと思っています。それは、習慣化が健康のために何よりも大切なことだと思っているからです。
日本には、お金があったり恵まれた環境にあったりしながらも自分のことを好きではないと感じる方が多いです。ここには、生活習慣の乱れも関係していると思います。
日本人は健康寿命が短いので、本当の意味での心身の健康を提供したいです。
人生100年時代のなかで、出会う患者さまを支えるために、できることには何でもチャレンジしつづけます!
読者に伝えたいことを教えてください!
目の前の患者さまや利用者さまからしたら一人の先生です!
19歳から医療従事者として働くなかで、最初は自分が本当に世の中の役に立っているのか疑問でした。
ぱっちり王子としてSNSを始めても、上には上がいる状況で、自分にできることはちっぽけだと感じることもありました。
ですが、目の前の患者さまが自分の施術を泣いて喜んでくれていたり、患者さまから大切な方を紹介いただいたりしたことで気づいたことがあります。
それは、自分の影響力は小さいかもしれませんが、目の前の患者さまにとっての自分の存在の大きさは変わらないということです。
どんなに小さなことでも、自分にできることがあるならば、目の前の方に貢献できると思います。小さなことの積み重ねで大きな影響力になり、たくさんの方を助けることにつながるはずです。
目の前の患者さまや利用者さまからしたら、私もあなたもたった一人の先生なので、目の前の患者さまにコミットすることが大切だと思います。
三浦 竜(みうら りゅう)
アメリカ留学を経て柔道整復師・鍼灸師の資格を取得。小林整骨院グループで史上最年少院長として数多くの院の経営に携わった後、美容整体・美容鍼の専門院を運営。