書道を通して日本を元気にしたい!【りさ / 薬剤師】

書道を通して日本を元気にしたい!【りさ / 薬剤師】

取材日:2024/7/14

りさ

薬剤師として働きつつ、書道家としても活動。現在はTiktokでの動画配信やオンライン書道教室での講師、書道ライブパフォーマンスなど幅広く活躍している。

hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創造するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

薬剤師の資格を持ちつつ、現在は書道家としてTiktokでの動画配信やオンライン書道教室を開催されているりささんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 書道を始めたのは、自身のコンプレックスからだった!?
  • フォロワー数12000人超え!人気Tiktokerの活動内容に迫る
  • 日本の良さを伝えたい。活動に込められた想いとは

薬剤師を目指したきっかけを教えてください。

りさ

小学生の頃、薬局で働く薬剤師の姿を見て興味を持ちました。

小学生の頃、よく風邪を引いて病院や薬局に行く機会が多かったんです。薬局で働く薬剤師さんを見て、調剤をしているのが楽しそうだなと思い、薬剤師に興味を持ちました。

当時は薬剤師という職業を知りませんでしたが、小学生4年生のときに職業調べの授業があり、そこで初めて薬剤師という職業を知りました。

家族に話すと、理系科目が得意だったこともあり「向いているのでは?」と勧められ、薬剤師になりたいなあという想いが芽生えたんです。

中高生では理系科目のなかでも生物や化学が好きで、大学では感染症研究室に所属していました。そこでの研究は、抗生剤になりそうな化合物を用いて、MIC(最小発育阻止濃度)を測定したり、耐性菌に対する効果を調べたりしていました。

今後、薬になりうるかもしれない化合物を探していくことは楽しかったですね。

実際に働いてみていかがでしたか?

りさ

臨床現場の楽しさに魅了されました。

大学生の頃は研究に興味があり、臨床で経験を積んだ後に大学院に入ろうと思っていたんです。ところが、臨床に出ると楽しすぎて、臨床の道を進むことにしました。

新卒から勤めている病院は、医師と薬剤師の敷居が低く気軽に相談できますし、医師より薬の調整について相談を受けることも多々あります。そうした風通しの良い病院だから楽しく仕事ができるんだと思います。

こちらの提案を医師が検討してくれる場面がよくあるので、薬物治療は薬剤師に任されている部分が大きいです。その分責任もあるため、ガイドラインや論文を参考にしながら提案しています。

学生時代に感染症の研究をしていたこともあり、現在も感染症の薬物治療は特に好きですね。

感染症は急激に悪くなることもありますが、効果があれば数日で改善されるんです。自分が提案した薬剤で患者さまが改善していくのを目の当たりにできるのはやりがいがありますね。

現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

りさ

より多くの方の役に立ちたいと思い、Tiktokでの配信を始めました。

書道は、小学生のときに始めました。もともと友達に書道を習っている子が多く、字が綺麗なのを羨ましく思っていたと同時に、自分の字にコンプレックスがありました。

皆みたいに綺麗に書きたいなと思っていたら、友達が「一緒に行こう。」と誘ってくれたんです。

何度か引っ越しもしましたが、辞めずに書道はコツコツと続けています。結果、師範免許を取得できました。

次第に知人から子どもの命名書や会社の理念を書いてほしいなど頼まれることが増え、より多くの方の役に立ちたいと思い、Tiktokで配信を始めることにしたんです。

最初は手探りの状態でしたが、徐々に見てくださる方も増えてきて、嬉しいコメントをいただいています。

自分のために始めた書道が、自分のためだけではなくほかの方のプラスになっていることが嬉しいですね。

活動の内容を教えてください。

りさ

Tiktokでの動画配信やライブパフォーマンス、オンライン書道教室を行なっています。

Tiktokではリクエストのあった文字や名前、作品書きをしている様子を配信していますおかげさまで、今ではフォロワー数が12000人を超えました。

オンラインでの配信だけでなく、リアルでのパフォーマンスも積極的に行なっていきたいので、実際に足を運んでいただくためにまずはファンを増やしたいんです。

オンライン書道教室も開催しています。現在はマンツーマンでの添削をメインにしており、今後個別指導も始めたいと考えています。

今は、大人の方を対象とした短期レッスンが中心です。書道教室というと、長期的に通うイメージがあると思いますが、なかなか継続するのは大変だと思います。

なので、短期的に書きたい文字だけを添削するという形で教えているんです。書く機会の多い、名前の依頼が多いですね。今後は子どもを対象にした書道教室もやっていけたらと思っています。

書道家としての活動に力を入れていますが、薬剤師の仕事も続けていきます。今後の目標として、海外でもパフォーマンスをしたいと思っているのですが、そうなったとしても薬剤師は続けていきたいです。

薬剤師の仕事も大好きなんです。

活動に込められた想いを教えてください。

りさ

書道を通して、癒される時間を提供したいです。

多くの人がストレスを感じて生きている現在の世の中で、作品やパフォーマンスを通して少しでも心の安らぎや感動を与えられるようにという想いがあります。

知らない方が書いたものと、知っている方が想いを込めて描いたものでは感じ方も違うはずです。私を知ってくれた方のために書いたものが、その方の生活の一部になり、少しでも良い影響が与えられたら嬉しいです。

また、私自身の書道を始めたきっかけは字が綺麗ではないというコンプレックスからでした。パソコンが普及して文字を書く機会が少なくなりましたが、その分直筆に自信がないという方も増えているように感じます。

オンライン書道教室を通じて、自分の文字に自信を持ってほしいです。自分の名前や大切な人に贈るメッセージなどを直筆で書く際に、気持ちが伝わるような字を書けるようになるためのお手伝いができたらいいなと思います。

活動を通じて社会にどんな影響を与えたいですか?

りさ

書道を通して、日本の良さを継続して届けていきたいです。

経済的に日本は下降傾向ですよね。もちろん書道だけでどうにかできるとは思っていませんが、海外でも活動して日本の良さを伝えていけたらと思っています。

ライブパフォーマンスでは着物や浴衣など古風なスタイルだけではなく、洋風なスタイルも取り入れていき、昔よりも親しみをもって見てもらえるようにしたいと思っています。

より多くのステージで活躍できるようになりたいんです。

また、私の活動を知ることで、やりたいことのために一歩踏み出す勇気を与えられたら嬉しいです。

時間は有限なので、やりたいと思ったときに始めないと後悔するかもしれません。やりたいと思ったことが、5年後にもやりたいと思えるかは分からないですよね。身のまわりの環境が変化する可能性だってあります。

なので、やりたいと思ったときが始め時なんです。やりたいことがあるなら、まず始めてみてほしいです。

取材記事を掲載したい方へ