美容と健康を軸に多くの方に幸せを届けたい!【坂本貴一郎 / 薬剤師】

坂本 貴一郎 (薬剤師)

自分自身が薬を服用したことを機に薬剤師の道へ。「興味を持ったことは全て挑戦したい」という想いから、モデルやSNS活動をスタート。美容と健康に関する正しい知識を届けたい、薬剤師の活躍の場を広げたいという想いで活動している。

記事の見どころ
  • 坂本さんは元々はプロサッカー選手を目指していた!?
  • 薬剤師を選んだ理由には、自分自身の服薬経験が大きく影響している
  • 美容や健康に関して、正しい知識を届けたいという想いで活動されている

薬剤師の資格を取得するまでの経緯を教えてください

坂本 貴一郎

小さな薬が病気を治せることに、疑問を抱いたことがきっかけです。

私の家族や親戚には、医師や歯科医師などの医療従事者が多くいます。そのため、進路を考える際に、医療従事者という選択肢が自然と浮かんできました。同時期に、プロサッカー選手という道を本気で考えていたこともあります。

しかし、高校生のときに、全国大会出場の1歩手前で敗れる経験を2回したんです。その際に「もう、十分やり切ったな」と自分の中で区切りがつき、医療従事者を目指そうと決意が固まりました。思い返すと、ここが進路選択の大きな分かれ道だったと思います。

医療従事者の中で薬剤師に興味を持ったきっかけは「なぜこんなに小さい薬が、人の病気や辛い症状を治せるのだろう?」と疑問を抱いたことでした。私自身、サッカーを続ける中で、痛み止めを服用する機会が多かったです。その度に「痛みが消えるのってすごいな」と感じ、薬剤に対する関心がより高まっていきましたね。

その後は、希望通りに薬学部へ進学しました。膨大な勉強量に、頭を抱えた時期もありましたが、辞めたいと思ったことは1度もなかったです。むしろ「絶対に薬剤師の資格を取得する!そこまで走りきろう!」という、強い決意が固まっていました。

その背景には、大学時代の友人の存在があります。「全員で国家試験に合格しよう」「誰が1番いい就職先から内定をもらえるか競おう」など、目標を決めて、ゲーム感覚で楽しみながら勉強に励みました。切磋琢磨できる熱量の高い仲間の存在があったからこそ、ハードな学生生活も乗り越えられたと思っています。

SNS活動やDAOコミュニティについて教えてください

坂本 貴一郎

SNS発信をしながら、美 life DAOを運営しています!

SNS発信はおもにTikTokを活用して、動画投稿やライブ配信を行っています。私の発信のテーマは「美容と健康に役立つ知識を正しく届ける」です。薬剤やサプリメント・美容製品について、分かりやすい言葉で解説することを意識しています。

SNS発信を始めたきっかけは、とある芸能系のコンテストへの出演でした。芸能活動を継続していく上で「私自身の挑戦を後押ししてくれる存在がほしいな」と感じ、本格的にSNS発信をスタートするに至りましたね。

また「美容や健康に関する正しい知識・情報を届けたい」という想いを実現するためには、個人の影響力が必須だと考えています。その手段として、SNS発信が最適だと感じたことも大きな要因です。

実は私自身、薬剤師の資格に加えて、日本化粧品検定1級の資格も保有しています。「自分の武器を活かした発信」を目指して、試行錯誤を繰り返していたときに、誤った知識が拡散されているのを目にしました。「私なら正しい知識を根拠を踏まえて解説できるな」と、自分の強みを自覚できたことで現在の発信に至っています。

加えて「美 life  DAO」という、美容や健康をテーマとしたオンラインコミュニティも運営中です。「正しい情報を正しく理解して、健康な状態を目指していく」をモットーに、540名の方々と活動を続けてきました。

コミュニティでは、美容や健康に役立つ記事を定期的に配信しています。また、添加物などのテーマを設定して、メンバー同士で議論をする活動も継続してきました。運営からの一方的な情報発信ではなく、皆さんと一緒に学んでいくという文化を大切に活動しています。

将来的には1,000人以上の方々との活動を目指しているため、興味を持ってくれた方がいましたら、ぜひ一緒に輪を広げていきたいです。

モデルの活動内容ときっかけを教えてください

坂本 貴一郎

活動開始は私自身の性格が大きく影響しています。

薬剤師として勤務しながら、これまでに数々のオーディションへ挑戦してきました。ミスタージャパンやミスター世界大会への出場・Netflixの恋愛リアリティショーに出演した経験があります。

思うような結果が出ない時期も経験しました。しかし、モデルなどの芸能活動には元々強い興味があったため、純粋に楽しみながら活動を継続することができました。

モデル活動開始のきっかけは、私自身の性格が大きく影響しています。私は幼い頃から「人前に出るのが好きだ!」という子でした。好奇心旺盛で、面白そうと感じたことはすぐに手を出すタイプでしたね。

大学生の期間ではBarでアルバイトをしたり、ヒッチハイクにも挑戦した経験があります。その理由は、周囲がやっていないからというシンプルな理由でした。

誰かの影響を受けた訳ではないですが、私の根本には「自分の心踊る方に進みたい」「色々な景色を見て、成長したい」という気持ちがあるんですよね。この気持ちは学生の頃から変わらず、現在も常に持ち続けています。

今後はSNS発信に加えて、より一層モデル活動へ注力していきたいです。私の強みを活かして、薬剤師タレント・薬剤師コメンテーターとして、メディアへの出演頻度を増やしていくことを目標に掲げています。

活動に詰まっている想いを教えてください

坂本 貴一郎

薬剤師の活躍の場をもっと広げていきたいです!

私の活動には、大きく分けると2つの想いが込められています。

まず1つ目は「薬剤やサプリメントに関する正しい知識を広めたい」という想いです。近年、国民の健康に対する意識が高まっており、薬剤やサプリメントの需要も急増しています。しかし、SNSやインターネット上では、誤った知識や情報が溢れかえっており、大きな危機感を感じてきました。

その一方で「薬剤師の活躍の場が広がっている」という、プラスな側面もあると感じています。薬剤師が持つ薬やサプリメントに関する知識は、医師にも引けを取らないレベルです。薬剤に関するプロだからこそ、根拠を持った解説で、正しい知識を届けることができると思っています。

2つ目は「薬剤師の働き方の選択肢や幅を広げたい」という想いです。病院や製薬会社・ドラッグストアなど、薬剤師が活躍できる場所は既にあります。しかし、薬剤師が必要とされる場は、もっと存在するはずだと疑問を感じていました。

私は、薬剤師の資格に大きな可能性を感じています。だからこそ、新たな活躍の場を創出していきたいですし、その先駆者でありたいです。

第一歩は、まずは薬剤師が持つ知識やスキルの価値を知ってもらうことだと思います。そのためには、発信力・影響力が必要不可欠であり、ここで私が積み上げてきた発信力・影響力を活きると確信しました。

今後のビジョンで「薬剤師タレント・コメンテーターとしてのメディア出演」を描いています。薬剤師の活躍の場を広げていくために、既存の枠には囚われない活動を突き詰めていくつもりです。

hospassを通して読者に届けたいことを教えてください!

坂本 貴一郎

薬剤師の可能性を広げていきたいと思っています。

皆さんはSNSやメディアを通して、健康や美容に関する膨大な量の情報に触れていると思います。非常に残念なことですが、その中には誤った知識や情報も含まれているのが現実です。

だからこそ、皆さんには「正しい知識や自分に合った情報を見抜く力」を身につけてほしいですね。情報の取捨選択で悩んでいる方々へ正しい知識が届くように、今後も薬剤師という強みを活かして根拠のある情報を発信していきます。私が活動を継続することで、皆さんの大事な身体を守ることができたら嬉しいです。

また、働き方に迷っている医療従事者の方には「迷ったらまずはやってみる」ことが、いかに重要かを伝えたいです。

物事を吟味してリスクヘッジをするなど、頭で考えることは非常に重要です。しかし、最終的には行動に移さないと何も始まらないと思っています。実際に行動を起こすと、向き不向きが分かったり、新たな視点を得ることも可能です。

私は、実際に行動してみて想像と違った場合には、軌道修正をすれば良いと考えています。私は思い立ったらすぐに行動するタイプですが、私の実体験から、意外と何とかなるものだと痛感しました。この点はとくに、声を大にして届けたいです。

将来は「こんな働き方がしたい!」「こんなことに挑戦してみたい」という気持ちがある方も多いのではないでしょうか。時代の変化で選択肢が広がっているからこそ、自分で自分の可能性に蓋をしないでほしいです。

私の活動を通して、皆さんの背中を押すことができたら嬉しいですし、自分の心に従って選択できる方が増えていくことを願っています。

取材記事を掲載したい方へ