ー 白鳥さんが看護師になったきっかけは?
正直に話すと、看護師になったのは手に職が欲しかったからなんです。
叔母が看護師の先生をやっていたので、元々医療に興味がなくはなかったんですけど、
中学生の時、助産師さんが学校に講演に来てくださって、
赤ちゃんが生まれるお産の過程を教えてもらったのがきっかけになりました。
その時に「医療って良いものなんだな」と感じて、さらに手に職もつけられるということで看護師になることを決めました。
ー 仕事に就いてからはどんな感じでしたか?
このような経緯でしたので最初は産婦人科志望だったのですが、
学校で実習に行くうちに、おじいちゃんおばあちゃんの可愛さで
成人の病棟に行きたいなと思い、急性期に入ることになりました。
急性期では内科も外科も混合で、一通りやらせてもらいましたが、
やりたいことの選択肢を狭めずにできたことが今となって良かったなと思っています。
広く浅くにはなってしまいますが、自分の人生の選択を広げてくれたので、
最初に急性期を経験するのはおすすめです。
「忙しいとアドレナリンが出ますよね(笑)」
ー 当時仕事をしていて、しんどかったことはありましたか?
私はあまりしんどかったことはなかったのですが、一番嫌だったのは、
病棟のお局さんがあることないことを噂していたことです。
自分が直接言われた訳ではないのですが、同期が噂されていたりして…。
仕事は良かったのですが、
「自分のやりたいことのためにもっとお金と時間を作れるところにしよう」と思って、
急性期で3年務めた後に ”夜勤専従” という働き方に変えることにしました。
ー 白鳥さんが人材会社を立ち上げるまで
その後、現在では人材会社をやられているということですが、どのような経緯で立ち上げに至ったのでしょうか…?
3年前くらいから、友達と大人数でBBQやスノボ、フットサルなどをしていて、
段々とイベント化するようになっていました。
いろんな業種の人達と接していく中で、人材業の方に
「それだけ沢山人脈がいるんだったら、看護師の転職のお手伝いしてみない?」
と言われて手伝い始めたのがきっかけです。
その時知り合いとやっていたのは
”看護師のために転職支援をする” というよりも ”お金のために” という
トップダウン形式なのが嫌だったのですが、
その後ご縁があったため会社を立ち上げるに至りました。
ー 今の仕事をしていてどんなことを感じますか?
一番よかったなと思うことは、私自身が看護師として働いていただけでは知らなかった、
看護師の働き方の選択肢、可能性が沢山あることを発見できたことかなと思います。
実際、看護師が人材紹介会社をやるのは珍しいことだとは思いますが、
これも看護師の働き先の一個になったら良いなと。
”看護師のサポートを看護師がやる”
”自分の働き先は自分達が作る”
医療現場で学べる技術・知識は沢山ありますが、逆にそこだけでは学べないこともあると思っています。
また、現在人材業に関わっていて
看護師さん達からは、「人間関係が悪い」「お給料が低い」などの悩みが多く出てきますが、
目の前のことしか考えられていない人が多いなと感じています。
人生を長いスパンで考えられていないことで、
「結局自分はどうしたら良いのか?」とわからなくなってしまう方が多いので、
そんな方のお手伝いをしていきたいです。
転職は人生の一部とはいえ、とても大きな起点になるものなので、
その部分に関わりながら、その後の人生のフォローや色々なことを教えてあげられる会社にしたいと思います。
ー これだけは実現したい!というような野望はありますか?
先程も話したように、看護師さんの可能性はすごく沢山あると思っていて、
医療現場以外にも自分の力を発揮できる場所が多くあります。
それを私自身も広げつつ、需要があるところに提供していきたいと思っています。
また、「自分らしくある」ということを私はすごく大事にしています。
日本の教育は義務教育で、みんなと同じことを同じ時間かけて学ぶと思うんですけど、
急に社会に出て「自分らしさって何?」「自分のやりたいことって何?」と問われるのが、
なんかちょっと変だなと感じていて、
自分のやりたいことや生き方を考えられる環境を作ることを実現していきたいと思います。
私自身も「自分らしさ」を探しているかなという感じなんです(笑)
そうなんですか!?話を聞いていて、とても楽しそうな印象があります!
自分の関わった方がやりたいことを見つけたり、新しい自分の一部を発見できたときに、私はとてもやりがいを感じますね!
ー hospassに何か望むことはありますか?
色んな働き方や生き方があることをわかった上で、
自分の選択をできるのが良いことだと思っているので、
それを一緒に発信していけたら嬉しいです!!
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