加藤 友記子(看護師)
看護師として急性期、慢性期、終末期を経験。その後予防医学をもっと広めて行きたいと決意し
予防医学指導士として現在活動している。
Contents
看護師になろうと思った経緯

実は、最初看護師になろうとは全く思ってなかったんです。
実は最初、保育士さんやCAさんになりたいなあって思ってたんですが
母に気持ちを伝えたら「CAは契約社員だからやめておきな」と言われた記憶があります。
っというのも、母が子育てや転勤で仕事を一度やめた後、再就職するのが難しかったようで
資格があった方がいい!と、その経験からアドバイスしてくれていました。
私は当時文系に進んでいたので、全く看護師になるなんて考えてませんでしたね。
看護師を目指すようになったのは?
私の生まれは北海道で、育ちは福島県なんですが、
東日本大震災を福島県郡山市で経験しました。
その際に、当時通っていた学校が避難場所になっていて学校はもちろん休校だったんですけど
そこで働いている災害医療チームに心を奪われたのがきっかけですかね。

こんな大変な中、人の命をすくってる看護師さんって素敵だな。って思いました。
あと、なぜか母親が看護師を推してきたんですよね。
「看護師の資格取ってから、CAになればいいじゃない。」とかも言ってきて
なのでそこから自然と、看護師も良いかな!って思うようになって、
看護学部のある大学を目指すことにしました。
看護師の資格を取るまで勉強は大変でしたか?

実は偏差値28を叩き出すくらいバカだったんです。
今でもバカは変わらないんですが、当時は本当に勉強が嫌いで
ギリギリの合格点をいつもとって、乗り越えてきました。
中学も高校も勉強はテスト前の一夜漬けがメインでしたし、
本当に振り返るともっと勉強していればよかった。っと思うことが多いですね。笑
大学も親からは国公立の大学じゃないと行かせないと言われていたので、
科目を絞って勉強したことを覚えています。

看護学校でもバイトばっかりしてました。笑
どうにか進学はできたんですが、勉強嫌いは直らずでしたね。
看護学校のテストもいつも一夜漬けで勉強したし、
先輩から過去問を頂いて丸覚えしたりしてました。
テスト期間もアルバイトしてたし、本当にダメな学生だったと思います。笑
実習も大変でしたが、友達と一緒だったので記録を助け合いながらどうにか通過して、
現場はとても楽しかったんですが、レポートが大変で大変で
友達が居なかったら乗り越えれていないと思います。
国家試験ももちろんギリギリで、勉強はほとんどアプリでやりましたね。
周りは分厚い本で取り組んでいる中、私はアルバイトしつつ空いた時間に携帯アプリで勉強。
こうやって振り返ってもやばい学生でしたね。笑
資格をとってから現場では?

新卒では、三次救急の急性期病院に就職しました。
資格をとって働くとなると、今までの学生時代の勉強のつけが回ってきて猛勉強しました。
患者の命を扱う仕事なので、中途半端ではやっていけないと思い、身が入りましたね。
仕事もわからないことがあれば聞くようにしていたのですが、
上司に質問しても返答がなかったり、理不尽に怒られる毎日でした。
私に対して冷たいのは構わなかったんですが、
患者さんも関わってくる仕事の話でも冷たくされてしまって、
どうしたら良いかわからなかったこともありましたね。
転職を決めた理由は?

25歳までは好きなことをする!って昔から決めてたんです。
職場での人間関係もいろいろとありましたが、
海外に留学に行ってみたいと昔から考えていて、就職して2年で病院を辞めて
海外留学に3ヶ月行ってました!
帰ってきてからは終末期の病院に再就職したんですが、
看取りの方が多く、ターミナルな臨床を経験して病院の現場から
病気にならないようにするにはどうしたら良いんだろう?って漠然と考えるようになりました。

病院ってなんでみんな来ちゃうんだろう。病気にならなかったら良いのに。と思い始めたのはこの頃かなと思います。
そこから少しづつ予防医学に興味を持つようになりましたね!
現在の活動について、また今後の展望
予防医学に興味を持つようになってからわかったことが沢山あって
今こうして高齢の方が病気しているのって、若い時の生活習慣から来ているって
データでわかるようになってきたんです。
なので、私は今の働く世代に向けて
病院に来なくても良いような身体作りの指導をできればと思い
予防医学の普及をメインに活動しています。
健康って意外と響かないので、美容なども混ぜてみんなが受け取りやすく発信したり、
企業や自治体のセミナーへ登壇したりしているところです!
このメディアを通して伝えたいことはありますか?
予防の分野は最近注目を集めていて、
かなり多くの人の目に止まるようになってきたと思うのですが、
興味ない人は全く興味のない現実なんですよね。
普段からInstagramなどで情報を発信しているので、
今後も積極的に活動していきもっと個人が取り入れやすいように
予防医学を広めていけたら良いなと考えています。
それと、私自身が発信していくと一緒に、もっと多くの人と取り組んでいけるよう
仲間を集めていきたいなと考えています。

働く世代の健康をもっと支えられるようにしていきたいです。
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