予防医療を当たり前に。生活習慣病になる前に気付ける人を増やしていきたい【大和田緑 / 看護師】

大和田 緑(看護師)

看護師として多くの職場を経験していく中で、自分のやりたい働き方を模索していた。
その中で予防医療という分野に出会い、予防医療の資格を取得。
現在は看護師として現場で働きながら、予防医療を当たり前にしていけるように邁進中。

 

ー 看護師になろうと思った経緯は?

 

シンプルに安定しているから。資格があれば困ったときも何とかなるかな。っていうのが正直な気持ちです(笑)

看護師を選択したのは高校2年の時ですね。
 
その頃、進路希望の紙を出さなくてはならず、、(笑)

お前はこれからどうするんだ?

父親
父親

父が医者として働いていた環境もあり、医師、薬剤師、看護師どれかになろうと思っていました。

その中で、最初に医師は私の選択肢から消えました。

父を見ていたこともあり医者の多忙さや家族との時間も過ごせない環境を見ていて医師は嫌だなと。

じゃあ、薬剤師!と思いましたが、すでにいっぱいだから就職先ないよって言われたので看護師を選択しました(笑)

 

ー 看護師として実際に働いて感じたジレンマ

 

看護師として、CCU、産婦人科、NICUと経験してきました。

最初は張りきってもいたし、やりがいを持ってやっていましたが、働いていく内に思うことも増えてきました。

その中で「病院だと根本の問題解決は看護師だと出来ないな」と思い、病院勤めは辛かったです。

結局は処方、診断など一番の問題解決ができるのは医師だなと思い知らされました。

私が看護師として出来たことは、患者の側にいて辛いことを聞いてあげるくらいで。

根本的な解決は出来ないなと感じてしまったことがきっかけで勤めていた病院は辞めてしまいました。

ー 病院を辞めた後はどのようなことをされていましたか?

 

辞めてすぐに、姉から考え方が変わるし何か変わるかもよと言われてカナダにワーホリに行きました。貯金を使って(笑)

でもやっぱり思ったのは、英語の基礎が出来た上で行った方が良かったなと。

学校は向こうでもありますが医療英語など結局基礎の英語が出来ていないと知識として入ってこなかったです。

とにかく時間がなくてお金がなくなる一方でしたね。

そして日本に戻ってきました。。

 

ー 日本に戻ってからは?

 

病院には戻れないなと思っていたので、看護師の派遣を続けていました。

現場は、老人ホーム、デイサービス、訪問入浴、治験をしていました。

治験をした時に「これってもしかして一番患者のために出来ることかも!」と思い治験を約1年続けました。

すごくいい仕事だったんですけど、給料面が低くて辞めてしまいました。

給料がもっとあれば絶対続けていましたね。

その後も色々な病院や施設を転々と転職を繰り返してきました。

 

ー 転職を繰り返す中で見えたもの

 

転々とはしていましたが、ずっと予防医療はしたいと思っていました。

でも、予防医療って保健師の仕事しかなくて、、。

保健師の仕事って企業か保健所しかないと思ってて、企業だと職場環境を整えたり職員のメンタルケア。

反対に保健所は規模が大きすぎて、何をしているのかあまり分からないというのが正直な印象です。

健康への介入をしていますが、データと向き合ってる時間が多い印象もあります。

とても重要な仕事ではあります。でもそれは私のやりたいことではないなと思いました。

そのため、他に予防医療で出来ることがないかずっと探していました。

その中でSNSで予防医療について発信している記事を見かけて、すぐにその方に「話を聞きたい!」と連絡しました。

その方に話を聞いて、私のやりたいことこれだ!って思いました。

 

ー 今後の展望について

 

生活習慣病になる前に気付ける人を増やしていきたいです。

そのためにも、SNSを活用して予防や健康に対して

興味を持ってもらえるようにアプローチをしています。

私も予防医療の資格を取得していますが、まだまだ勉強中です。

今後は会社の福利厚生に予防医療を取り入れていきたいです。

社員一人ひとりの予防・健康に対してのカウンセリングなどしていきたいと思っています。

 

ー 今後、hospassを通してやりたいこと

 

もっと多くの人に予防医学を届けたい!

多くの人が病院に依存しない生活が出来るようにしていきたいです。

予防医療って分野をさらに広めていきながら

多くの人の当たり前にしていきたいです。

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