ー 古村さんが薬剤師になったきっかけを教えてください
最初は英語が得意だったので、通訳士とかいいかなって思ってました。
当初通訳志望で高校に通っていましたが、2者面談で現実を突きつけられたんです。
ちょっと英語が話せるくらいじゃ、就職先なんてないよ。
そう言われて「あ、じゃあ・・」と思って公務員か資格職が浮かんだんです。
ただ、家族が公務員で仕事をみてたので「公務員にはなりたくないな。」と思い
じゃあ資格職になろうと思って薬学部に行きました。
ー あの難しい勉強を4年間続けられた理由は?元々、数字に強かったんですか?
私自身、数字は本当に苦手でした。
ただ、行ったからには卒業をしたいという思いでしたね。
数学と国語が両方苦手だったので、どこに行っても苦労するかなとは思ってたんです(笑)
資格があればどこでも働けるとは思っていたので
20代のうちに東京に行っておこうと思って、上京しました。
ー 全く知らない土地で、就職先を決める時の決め手はなんでしたか?
決めてというよりも、自然な感じで定着しましたね。
最初は単発派遣を行っていました。
そしたら、「うちに来ない?」と行った先々で声をかけて頂くこともあって。
それから始めは週1だったのが、気づいたら週2~3日になり
正社員では働かないものの行く職場が定着していたのはありました。
ー 薬剤師から金融の世界に踏み込んだきっかけは?
自分の数年後の資産が数字で見えることに魅力を感じて!
私自身がお客で、資産状況が目で分かることをいいなと感じて、金融系に興味を持ちました。
「これっていいのかな?」「この人が良いって言ってるけど、本当に良いのかな?」
って思う時もありましたが、自分の数年後・数十年後の資産を
数字として目で見えることに私は魅力を感じました。
資格を取って、ある程度給料が良くて「おめでとう」と言われているのが医療職。
でも、実際は労働時間が長かったり、業務が激務だったりするのも医療職。
そうなった時に、現場以外の手段として
お金を増やす方法を知っておいてもいいんじゃないかなと思って
金融の知識を広めたいなと思ったことが最初です。
ー 金融商品を触る歳はいくつくらいが目安だと思いますか?
早ければ、早い方がとは思います。
金融って、「難しい」とか「お金持ちがするものだ」とか「怪しい」
ってイメージを持っている人も少なくないですし、私もそうでした。
ただ、本当にそれは金融のことを知らないだけだと思っています。
金融は知識はもちろん、時間も必要です。
なので、気づいて「いいな」と思った時がタイミングではないかなと思います。
今は、「この商品ってどうなの?」とか相談を受けることが多いです。
ー 病院の中だと患者さんと話すことが少ないですよね。病院の中で働いていてやりがいを感じた瞬間は?
意外と話すこと多いんですよ!病棟につきっきりになるので
私の場合は、結構病室に呼んでくれる患者さんが多かったです。
気軽に声をかけてもらえることが良かったですね。
看護師だと日勤・夜勤で結構入れ代わり立ち代わりになりますが
薬剤師の場合は1日その病棟につきっきりになるので
患者さんが覚えていてくれて、頼ってもらえることにもやりがいを感じましたね。
フルタイムで現場に戻ろうとは思わないですが、現場は現場で楽しいなと思います。
ー 医療と金融を通して、医療関係者にこうなってもらいたいと思うことは?
選択肢をたくさん持った医療職を増やしたいなとは思います。
どうしても専門職だと、これしかできないと思ってしまう人もいます。
でも、ほかの選択肢もあるんだよということを発信していけたらと思っています。
金融でなくてもいいけど、ほかにもできるんだよということを示していけたらな。
医療職の場合、給料がいいから働いているという人もいますが
「お金に働いてもらうこと」を覚えたら、金銭の面はカバーすることができます。
そうすることで、お金にこだわらない働き方を見つけることもできるのかなと思っています。
ー これからの夢やhospassを通して行っていきたいこと
自分にできることは金融について情報を届けることです!
私自身としては、金融をコンテンツした情報発信はもちろん
もっとコンテンツを増やしたいなと思っています。
色んなカテゴリーのスペシャリストを集めて、コラボしていけたらいいなと思っています。
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