ダンススクールから子供を支え、地域を支える看護【シーサー / 看護師】

シーサー(看護師)

看護師免許を取得後、キッズダンススクールを経営。
精神科での臨床経験を活かし、子どもたちの教育分野や訪問看護事業の立ち上げ
地域活性化に対して、幅広く活動している。

はじめに、看護師になった経緯を教えてください!

看護師を目指すきっかけは2つあるんですよ。

1つ目は、隣のクラスに好きな女の子がいて、その子が看護師になると聞いた事で(笑)

2つ目は、進研ゼミの職業図鑑に看護師を見つけて、その項目に小さく

【少ないけど、男性もいる】と書いてあり、これはこれからくるっしょ!と思った事なんです。笑

元々は子供が好きだったので、保育士になろうかな。なんて考えてて

父がサラリーマンで、これは自分には向いてないんじゃないか?とも思っていました。

丁度就職氷河期だったので、資格を取ることも大事なことは理解していて

医者や理学療法士の仕事もかっこいいなと思っていたんですが

頭が良くなかったのと、好きな子も近所の公立看護専門学校を受けると聞いて。笑

あとは、看護師は保育園でも働けると聞いたので、看護師の道を選びました。

でも好きな子は受験に落ちちゃって、結局一緒にはなれなかったんですよね。笑

学生生活の思い出を教えてください!

女性社会がきつかったですね。男子学生も当然少なかったです。

男子学生も数人いたんですが、うまく馴染めなかったんですよね。

なのでちょっとだけ孤立しながら学校へ通っていました。

帰宅部だったわけなんですけど、あることをきっかけにストリートダンスにハマって

そこから毎日ダンスに熱中する日々でした。

ダンスにハマりすぎて、このまま就職したらダンスする時間減るじゃん…。と考えるようになって

その時に住んでいた寮の仲間にこれからの事を相談したんです。

このまま就職したらダンス出来なくなるの嫌なんだよね。

もっとやりたいことやってから就職したほうが良くない?

友達
友達

この言葉をきっかけに、想いを期して1年留年して

自転車で日本縦断したり、毎日踊り倒したり遊び倒したりしましたね。

留年は1年だけと決めていたので、翌年からは真面目に学校へ通いました。

実習はそつなくこなしていたのですが

やっぱりもっとダンスをしていたい気持ちが強くなってきて就職しないことを決めたんです。

そして単位履修後はほとんど学校に行かず、国試対策の勉強もほとんどしませんでした。

というのも、僕らの年の国家試験は簡単になるだろうって予想してたんです。

過去2年連続で難しすぎて、合格率は下がるし看護師の数も不足してるしで

厚生労働省が叩かれた経緯があったんです。笑

試験は予想通り簡単で、国試は合格できましたが、今思うとただの運が良かったですね。

今は学生にちゃんと勉強するように伝えてます。この方法は決して勧めません。笑

ちなみに就職しないことに関して、学校の先生達からはかなり言われましたね。

卒業前に「今すぐ学校辞めろ」とも言われました。無視しましたが

就職せずに働いた理由

もっとダンスしたい気持ちもあったし、職場も選びたかったんです。

看護師免許を取ってから、病院に就職しなかった理由は

ダンスをもっとしていたかった事ももちろんあったんですが

職場環境が見えなかったから、と言う理由もあります。

職場環境って働くことで一番大事だと考えていて

例え、忙しくても一緒に働くメンバーが良ければ、つらくはないじゃないですか

なので、就職した友達からとことん職場について聞き込んで

看護師免許を取得した3年後に、友人がお勧めしてくれた精神科に入職したんです。

精神科で働いた臨床はいかがでしたか?

肉体的な大変さはありましたが、苦にはならなかったですね。

慢性期の精神科病院で働くことになったのですが

オムツ交換などの介護業務が多かった印象です。

職場の人間関係が良かったので、働きやすさは万全で

残業もない有給も使える休み希望も通るなど環境も良く

当時頑張っていたダンスもアフターファイブの時間で継続できていました。

その職場では9年間働いて、精神科領域の看護がとても楽しく

実習生指導なども行い、充実した仕事ができていました。

そんな中、転職に至った理由はなんでしょうか?

ふと、自分のキャリアについて考えたことがあって

「病院で出世した俺のキャリアってどう?楽しそうか??」と疑問を持ち始めたんですよね。

当時は副業も流行り始めていて、働き方を考える風潮がありました。

そこに丁度【EXILEのチューチュートレイン】が流行って、ダンスブームが起きてたし

キッズダンサーが増えて、ダンススクールが乱立した時期があったんですよ。

そのダンススクールに見学へ行ったことがあって、そこで

あれ?この先生より、俺の方が上手くね???

と思ったことをきっかけに、ダンス教室を始めたんです。

当初は働きながらのアフターファイブや土日の時間で満足していたんですが

本気でダンススクールを運営しようと思った瞬間があって

それは友人が実は両親から虐待を受けていたという話を聞いた時、決意したんです。

その友人は両親から虐待を受けていた中でも

他の大人から、優しく丁寧に物事を教えてもらってたと話をしてくれて、

自分のダンススクールでも不登校の子や上手く周りと馴染めない子のケアも含めて

精神科の経験を活かして、俺もそんな支える大人になりたい

今のダンススクールがそんな場所になってほしい。

と想いが固まって、病院を退職して訪問看護の非常勤で働くことに決めました。

病院からの雇用を離れてから、今の活動を教えてください!

ダンススクールを主軸に、様々な活動に取り組んでいます。

もちろん主軸はダンススクールになるんですが

他にも最近まで、webサービスの運営に関わったり、大学の非常勤で実習指導を行ったり

精神科特化の訪問看護ステーションの立ち上げを行っています。

仕事抱えすぎてて、どうにかしないとと思ってるんです。笑

シーサーさんの活動の今後の展開を教えてください!

まずは生徒から指導者を出したいんです。

考えていることはたくさんあるんですが、1つ1つ行っていかないといけず

まずはダンススクール内から指導者を出していきたいと考えています。

現在スクール生は50人程度いて、だんだん自分一人では回らなくなってくると思っていて

なので指導者を育成できるように、自分自身も近くの中学校の外部コーチとして学びつつ

今後自分のスクールでの展開を考えています。

ダンススクールでは大人と高齢者も対象にしていきたいんです。

あと、今はキッズを対象に進めていましたが

キッズの両親や祖父母へのダンススクールも検討していて

大人も高齢者も運動する機会として、一緒にダンスできたら楽しいかなと考えています。

さらにそこに、医療チーム理学療法士が動作を分析して、

作業療法士が精神的な効果の研究を論文にするなど

いろんな展開ができるなって思っています。

子供も大人も高齢者も繋がったら、町興しみたいになるじゃないですか。

みんなが住みやすい街を作りたいな。っていうことも考えてて

ダンススクールが展開できたら、町おこしみたいな事もできるなと思っています。

今もお祭りの時だけ、ダンススクールで発表会をして

生徒約50人がお祭りで発表したら、両親約100人が応援にきて

あとは孫の顔を見に祖父母がさらに100人来てと

これだけで200人くらい集まることができるので、地域活性化に繋がればいいな。

なんてことも考えています。

そんなシーサーさんの野望を教えてください!

シンプルに、政治や経済に生活を左右されたくないんですよね。

個人的な野望は、自給自足で生活しつつも稼ぐ時は稼ぐ。です。

僕は沖縄出身で、祖父母から戦時中、食べ物に困っていた話をよく聞いていました。

子どもながら「お金なければ自分で作ればいいじゃん」と思っていたので

最近は近所の山で、山菜をとることや筍を掘ったりもしてますね。

山で野菜がとれるから、あとは肉だな。と思って狩猟免許も取得して

いつでも自給自足できるように準備を進めています。笑

最後にhospassを通して伝えたいことをお願いします。

「生きろ」って言葉が伝えたいですね。

なんとかなるんですよね、生きていたら。笑

生きるのがつらくなる理由の1つは働き方だと思うんです。

ブラックな職場ならさっさと辞めた方がいいし、変に縛られすぎないでいいんじゃないかな。

医療職でいうと、臨床経験は普通の人が経験できることではないわけで

そこでちゃんと学ぶことが出来れば、全体を見渡せる能力危機察知能力コミュニケーション力

格段に高くなっているはずなんです。これって一般の会社員としてもかなり使える能力なので

一般企業への転職も問題なくできるから自信持って行って欲しいです。

やり方次第ではいい仕事だぞ!!!医療職は!!!


シーサーさんと繋がる


       

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Team Black Starz

日本テレビ系列「スタードラフト会議」「スッキリ!!」出演や「完コピ!名曲ダンスNo.1決定戦」優勝など、多数メディア出演実績に加え、地方のイベント・学園祭・全国でのLIVEも積極的に活動中。

メンバーはプロと思いきや、平日はあらゆる方面で働く、ただのサラリーマン。働くエンターテインメント集団「Team Black Starz」通称「ブラスタ」。


           

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