生命の最期までサポートできる未来を作りたい。【仲間 大輔 / 救急救命士】

仲間 大輔(救急救命士)

沖縄で救急救命士として活躍しつつマンゴー農家して活動されている。
救命士の時間以外は実家の農園へ時間を費やす。農業系救急救命士がここに。

 

ー 仲間さんが、救急救命士になろうと思ったきっかけを教えてください! 

単純に、かっこいいからです(笑)

中学2年生の時に、職場体験で消防署に行った時がきっかけです。

市民の生命・身体・財産を守っている救急救命士がかっこいいと思いました。

その時に「この職場で働きたい!」と感じ、今はその時に職場体験に行ったところで働いています。

今の職場で働くために、高校卒業と同時に大阪の学校に通いました。

 

ー なぜ、大阪の学校に通おうと思ったのですか? 

 

今の職場は、沖縄の中でも倍率が高く、アピールできるポイントが重要だと感じました。

沖縄にも救急救命士になれる学校はありますが、都会に出てみたいなと思ったのと同時に、自分のアピールポイントがほしかったです。

当時、学校にあったオープンキャンパスのパンフレットをみて、大阪の学校に行くことを決めました。

 

ー 仲間さんの学生時代の思い出を教えてください 

 

大阪の学校に通いましたが、沖縄のメンバーが多くいたので、学校生活はすごく楽しかったです。

1番印象に残っていることは、シュミレーション試験で怒られて泣いたことです(笑)

人形を使ったショック患者の対応の試験でしたが、点滴の挿入を2回ミスし「こんなんじゃ患者は死ぬぞー!!」と怒られました。

 

ー 実際に救急救命士として働いてみて、理想と現実のギャップはありましたか? 

結構ありますね(笑)

 

辛い点は、救急救命士の人はずっとスーパーマン(ヒーロー)に見えてましたが、自分も含めて「普通の人間が仕事してやってるやん」となりました。

知識や技術を現場に当てはめたら、救急救命士はできるんだなと思いました。

壁を伝ったりと、想像もできないことをやっていると思っていましたが、科学に基づいて、人間ができることをしていましたね(笑)

救急救命士は、資格自体が10〜20年くらいのものなので、歴史も浅く、認められ切れていないのが現状です。

救急救命士としての資格を取った後、消防署の救急隊に入る人が多いですが、病院や医療とは全く違う仕事に就く人もいます。

消防署で採用されても、火災予防や組織運営の事務職員、消火隊や救助隊などで働く救急救命士もいます。

 

ー 救急救命士としてのやりがいを教えてください 

 

毎日、やりがいは感じてはいます。

救急車で搬送ができたら、点数を自分の中でつける様にしています。

僕自身は、接遇に重きをおくようにしています。

自分のおばあちゃんをみる感じで仕事に取り組む様にしています。

武器を持つと持たないでは、幅が変わると思っています。

例えば、血糖測定もできないスキル状態の場合、「意識障害で倒れている人がいたらとりあえず病院に。」という感じになってしまいます。

しかし、血糖測定のスキルを持っていれば、低血糖ではない場合は脳出血ではないかなど、リスクを考える幅が広がるかと思います。

どこまでのスキルを身に付けるかは、自分次第になってくるかと思っています。 

 

ー マンゴー農園をやろうと思った経緯を教えてください 

 

マンゴー農園は、おじいちゃんがもともとやっていました。

僕自身は一人っ子なので「自分がやるしかないな」と思い、農家をお手伝いしています。

今は自分一人でも、ある程度農園をみれる様になりました。

農園自体は500坪あり、全国に出荷しています。

出荷経路は、県内の市場やInstagram経由などです。

救急救命士は、24時間の夜勤・明け・休みのサイクルです。

その休みを使って、農園をみています。

実際、農業はそこまで好きではなかったですが、医療の現場と農業の頭を切り替えて働く様になったら、両方ができるようにな離ました。

 

結果的に今は、医療と別のことを考える時間ができて良かったと感じています。

 

ー 仲間さんの活動としての、今後の野望はありますか? 

 

救急救命士の認知度をあげたり、マンゴー農園を広めることはもちろんですが、「看取り問題」をどうにかしていかないとと思っています。

実際、現場に行ってDNARなのかどうかも分からず、心臓マッサージを行いながら病院に行き、その後DNARになることがあります。

しかし、心臓マッサージを繰り返す中で肋骨が折れてしまったり、家族の意思はDNARだけれど患者自身の石がどうかはわかりません。

なので、事前に家族会議を行い、延命措置を行って欲しい、または行わないなどが決まっていれば、その人自身の最期にとってもいいのかなと思っています。

生命を最期までサポートできる体制があったらいいなと思い、それを考えることを習慣化できる様にセミナーができたらいいなと思っています。

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