健康の基盤を整え、正しい価値観を提供したい【葭原祥平 / 理学療法士】

葭原祥平(理学療法士)

理学療法士として臨床現場の経験を活かし、
現在は訪問看護ステーションのアドバイザー(コンサルティング)や
スポーツ分野のアスリートの生活指導オンラインサロンの運営など
幅広いジャンルで活躍されている。

理学療法士を目指したきっかけを教えてください

本当は高校を出たらすぐに就職しようと考えていたんですよ。

高校生の頃は、卒業したらすぐに就職しようと考えていたので、工業系の高校に進学しました。

ですが「人との関わりの少ない、機会の仕事を続けるのはキツイな。」と思い、柔道部だったこともあったので、身体のことに関われる柔道整復師か理学療法士を考えていました。

当時、柔道部の顧問から「柔道整復師の方が良いぞ。」と言われたんですが、反抗心が強く、あえてお勧めされなかった理学療法士の道を選んだんです。笑

完全に反抗期だったんだと思います。(笑)

大学時代の思い出はありますか?

実は全国模試で1位を取ったことがあるんです。

大学1,2年生の頃は、呑みと遊びとアルバイトの思い出が強いです。

勉強は3年生から頑張りました。当時、友達が大学の先生から、このままだと「国家試験に落ちるぞ」と言われたのが悔しくて、とにかくみんなで勉強をがんばった記憶があります。全国模試で1位を取るほど努力しました。

勉強のコツは、構造や仕組みを理論的に理解することですね。後に応用が効きます。ただ闇雲に努力しても意味がありません。

実習の思い出はとにかく大変で、3時間寝れれば良い方でした。友達とコミュニケーションをとることが、乗り越えた秘訣でしたね。友達も頑張っていると思うことで、精神を安定させていました。

実習はレポートとかで辛くなるのは当たり前なので、前もってメンタルトレーニングしておくと良いですね。

新卒の時に職場を選んだ基準は何でしたか。

地元では学べないことを学びたいと思い、都内の有名な病院に就職しようと思って選びました。

新潟では学ぶのに限界があるな。と思ってたんです。

勉強会も東京で開かれることが多いですし、有名な病院だと多くの患者さんが見れると思って、東京で有名な病院であれば、自分のやりたいことができると感じました。

就職して感じた理想と現実のギャップはありますか?

職場では社会人としての学びが大きく、多様な価値観を養うことが出来ました。

新卒で入職した病院は接遇を大切にしていたため、とても人として成長することができたと思います。

理想とのギャップは、医療業界は密閉された空間であると感じて…。仲間意識が強いのは良い所なんですが、もっと外との繋がりを持っても良いのではないかな?とも思いました。

独立を考えたきっかけはなんですか?

起業しよう!と思ったのは社会人3年目です!

社会人1,2年目までは起業を考えてなくて、大学院に行ってみようと、研究の倫理審査を通す手前まで準備していました。

研究としては「働いている方に対する健康増進」を専門的に行いたいと考えていたのですが、研究した先で仕事としてできるかを、多くの人に相談していたら、現代の環境で理学療法士として国から十分な援助を受けるのは厳しいと言われていて。

もし若者の対する健康増進を仕事にするなら、別で働きながらにする必要があると言われました。また、それを本気でやるなら、独立してやる方法もあると提案いただいたんです。

そこから、さらに色々な人に相談したり、本を読んで勉強したりして、結果【起業するしかない】と決断し、新卒から勤めていた職場を退職して独立しました。

現在の活動について教えて下さい。

身体的、社会的、精神的な健康の基盤を作ることを目的として、様々な活動を行っています。

訪問看護のコンサル組織構築アドバイザースポーツトレーナー業界の特別講師、オンラインでモデルやプロアスリートに対する生活指導、医師と共同で行っている医学的根拠に基づいたオンラインサロンの運営を行っています。

若い世代、特に20〜40代の健康を増進させたいんです。

なぜこの世代に着目したかと言うと、価値観(ライフスタイル)の形成は、おおよそ6~13歳までと言われていて、その世代に関わる親世代に正しい知識を提供したいと考えました。

人は環境に適応する生物なので、まずは親世代に正しい価値観を持ってもらい、下の世代にどんどん受け継がれる仕組みを構築していきたいと考えています。

様々な活動の中で、最も力を入れているのは何ですか?

現在取り組んでいる2つのオンラインサロンです。

オンラインサロンのコンテンツは、ダイエット美容健康増進に対して、エビデンスに基づいた正しい情報を動画で配信しています。

正しい情報を受け取ることができれば、健康増進が出来、予防を進めることができると思うんです。

病気になってからかかるコストと、予防にかかるコスト雲泥の差です。明らかに予防した方がコストがかからずに終わります。

そのためには、WHO(世界保健機関)が提唱する健康(身体的、精神的、社会的)全てを伝えるサービスが必要となるため、様々な原因の根本を理解して、健康増進を進めることが出来たらと考えています。

最後に、hospassを通して読者の皆さんへメッセージをお願いします!

身体的、社会的、精神的な健康の基盤を作りたいと考えているので、一緒に作っていける方や興味のある方を多く繋がりたいです!

今、何か新しい事に挑戦しようと思っている方は、思い切ってみると意外と簡単に踏み出せます

今は副業OKの職場も増えているので、まずは本業で収入を得つつ、副業にも挑戦してみてください!

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