看護師は知ってるけど、保健師ってなんだ??☆現役保健師がお答えいたします☆

こんにちはTOMです。都内で保健師として勤務しています。これから皆様に役立つコラムを提供できればと思います。

また、SNSもでは私の日常や医療に関すること、生活に関することを載せています。その他お悩み相談など、お気軽にDMください!

今回は保健師という職業についてご紹介したいと思います。

保健師ってどんなことをしているの?

私はよく自己紹介するときに「保健師の仕事をしています」と言いますが、よく「看護師とどう違うの?」といったことを聞かれることがあります。

確かに名前も似ていて、同じ看護系大学等で取得できる資格なので、違いがわかりにくい部分もあるかと思います。

看護師は病院などで、主に病気の治療をサポートするのに対して、保健師は地域に住む住民の方に対する健康相談や疾病の予防を普及する活動が仕事になります

活躍の場としては、地域の保健所や市役所で働く「行政保健師」、企業の医務室や健康相談室で働く「産業保健師」、学校の保健室の養護教諭として働く「学校保健師」などがあります。

簡単に言うと、医療現場に属さず、より身近に健康相談が気軽にできる人みたいなイメージですね!

どうやったらなれるの?

4年制の大学であれば、看護学部に入学し、保健師になるための授業を受けることで、看護師・保健師両方の受験資格が得られます

3年制の専門学校で看護師資格を取られた場合は、その後指定された養成所で専門科目を1年受講すると受験が可能になります。

1つだけ注意としては、保健師として働く場合は必ず看護師資格も取得している必要があります。要は看護師の資格から派生してできた職種ということですね。

保健師国家試験の合格率

2020年2月14日に実施された「第106回 保健師国家試験」の合格率は以下の通りでした。

合格発表:2020年3月19日

受験者数:8,233人(7,318人)

合格者数:7,537人(7,050人)

合格率:91.5%(96.3%)  ()内は新卒者のみの割合

※ 厚生労働省HPより抜粋

合格率は割と高い傾向にあります!(^^)!

TOMが保健師をしていて感じるやりがいとは?

私は今まで地域保健の中で、主に高齢者に対する介護予防の普及や健康相談等を行ってきました。

高齢者と言っても主に地域にいる介護予防リーダー(地域のコミュニティや自主グループなどを通じ介護予防活動を主体的に行っているボランティアさん)と一緒に、介護予防のために一緒に体操をしたり、血圧測定や健康相談などそのグループ活動がよりよい環境でできるような支援をしています

グループ活動だと、どうしてもそれぞれのやりたいことや活動方針が食い違い、時には喧嘩となってしまうこともありました( ;∀;)

そういう時にも常に中立的な視点で、建設的な話し合いのもとに事業を進めていくように調整することには、やりがいを感じていました(#^^#)

これからも保健師の需要は増えていく

今後の日本では平均寿命から、いかに健康で長生きができるかという健康寿命の延伸の重要性が増しています。

保健師は、まさに市民や企業・学校等ににおける成人病・生活習慣病の予防やメンタルヘルスケアの第一線で活躍できる職種となっています。

もし興味があれば、目指してみませんか?

一緒に働ける日を楽しみにしています。

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