目が悪くなったらどうする?☆眼鏡、コンタクトレンズのメリット・デメリットとは?☆

こんにちは、TOM(←インスタグラムのアカウントページ)です。都内で保健師として勤務しています。これから皆様に役立つコラムを提供できればと思います。

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今回は眼鏡、コンタクトのメリット・デメリットについてのお話です。

視力が低下したらあなたはどっちを選ぶ?

目が悪くなって眼鏡かコンタクトの着用を迫られたとき、皆さんはどちらを使用しますか?

眼鏡だと根っからの真面目人間に見えそうだから、ずっとコンタクトを着用しているという方、また、コンタクトはすぐ目が乾くのが嫌で眼鏡がいいという方、それぞれいらっしゃると思います。

結論から言ってしまうと、場面場面に応じて目に過度な負担がかからないように使い分けてもらえたらと思います!

では、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

コンタクトレンズのメリット・デメリットとは?

  • メリット

コンタクトレンズは直接角膜にのって眼球と一緒に動くので、景色を見る際に、変に歪んだり、大きさが変化したりすることはほとんどなく非常に見やすいです。また、運動をして体を動かす際にも、不快感がないこと、見た目の印象も裸眼と同様であるというというところから、コンタクトを好まれる人は多いです。

  • デメリット

目に直接入れるため、安全面で心配な点があることが挙げられます。日本眼科医会の調査によると、コンタクトレンズ装用者の約1割が何らかの目の障害を発症しています。その中でも突出して多く診断されるのが、アレルギー性結膜炎となっています。(参考:公益社団法人日本眼科医会

コンタクトレンズと直接触れる目の角膜には血管がなく、角膜の細胞はその代謝に必要な酸素を涙を介して取り込んでいます。最近は酸素透過性の高いレンズが増えていますが、たとえ酸素を通すレンズであっても、装用することによって、角膜が空気と遮断され、酸素の供給が制限されてしまいます

それにより、角膜の健康をつかさどる「角膜内皮細胞」の減少速度が早まります。なんとこの細胞は、1度減ってしまうと再生することがないんです。そのため、コンタクトレンズの装用年数が長くなるほど、自覚症状なく角膜障害に罹るリスクが高まってしまうので、つけすぎには注意が必要です。

またコンタクト自体のケアも目に異物が入る恐れを減らすためにも、大変重要となってきます。人によってはこれが手間になってしまうということも挙げられます。

眼鏡のメリット・デメリットとは?

  • メリット 

1番に言えるのが、目に対する負担が少ないということです。目の中に直接装用するものではないので、角膜の炎症などが起こる心配はなくなります。それに加えて、コンタクトレンズのようにケアが必要なわけでもありませんし、眼鏡によって目が乾いてしまうなどの影響もなくなります

  • デメリット

メガネを装用したときの視界が裸眼の時とは異なるといった点が挙げられます。コンタクトレンズと違い直接眼には触れているわけではないので、実際と比べて、物の大きさや形が若干違うように見えます。

また、激しい運動をする場面では、眼鏡は簡単にずれ落ちてしまうので、不向きとになります。

眼鏡をかけるといった見た目そのものが嫌という方は、必然的にコンタクトという選択になりますね。

個々人での使い分けが大切!

コンタクトレンズ、眼鏡には、それぞれ一長一短があります。

TOMの提言

コンタクトによる目へのダメージが大きいことから、必要最小限だけコンタクトを使用し、それ以外の時は眼鏡を使用するというのが理想的かなと思います。

最後に、特にコンタクトを着用している方は、自覚症状がなく角膜に負担がかかっている状態なので、眼の健康を保つために、定期的に眼科検診を受けるようにしましょう。

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