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心に余白を。余白にカラーを。彩ある人生を送れるように【永野来実 / 助産師】

永野 来実(助産師)

助産師として病院勤務を経て、クリニックのスタートメンバーを経験、
女性を支援する専門職チーム「pallet」を立ち上げ、
妊娠・出産やその準備のために必要な情報提供を行う活動をしている。
hospass運営局
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今回は助産師資格を持ちつつ、女性支援チーム【PALLET】の代表を勤める永野来実さんを取材させて頂きました!

この記事の見どころ
  • 助産師資格をとるために大学院へ進学した経緯とは?
  • 女性を支援する専門職チーム【PALLET】とは?
  • 【PALLET】の今後の展望はいったい!?
  • 永野さんの今後の夢・野望は!?

それではどうぞご覧くださいー!

助産師になろうと思った経緯やきっかけを教えてください

命の重さを実感した時に、産科の道に進みたいと思いました!

高校3年生の時に甥っ子が産まれて、その時人生で初めて赤ちゃんを抱っこしたんです。

抱っこした瞬間命】の重さを実感したというか、自分の腕の中で『赤ちゃんが生きている。』という感覚が衝撃的で、そこから産科の道に進みたいと思いました。

兄が医師だったこともあり、最初は医学部を目指していたんですけど、センター試験がうまく行かなかったんです。現役か浪人かを迷ったときに兄に相談したら、「お産のメインは助産師が行っている」と教えてもらい、そこで初めて助産師という仕事を知ったんです。

自分のやりたいことは全て助産師に詰まっていることを知って、センター試験直後から進路変更をして助産師を目指しました。

学生時代はどうでしたか?

特に実習が大変でした。

一番大変だったのは助産実習でした。

今助産師として働いている中で、学生時代の実習は働くよりも大変だったなと思います。(笑)看護実習とは比較にならないくらい大変で、レポートも現場も死ぬ物狂いでしたね。

助産実習では、お産を10例取らなければいけないという決まりがあるんです。お産を担当させて頂くにしても、お産中に考えなければいけないことってたくさんあるので、学生がすぐにできるようになるものでは無くて…。

基本中の基本から勉強して、お産をとるには応用を効かせることが出来るくらい勉強しないと追いつかず。いくら勉強しても、知識や技術が不足していると感じて止みませんでした。出来ることが何も無いという感じる日々で、挫折の連続でした。(泣)

10人いれば10通りのお産があり、1度出来たかた2度目も出来るとは限らなくて、成長している実感を全く感じることが出来ず、一番しんどかったです。

実習も後半には6週間の実習があり、日々現場では先が見えない状態だし、家に帰ってきたら記録をやらなければいけないので、もう2度と学生には戻りたくないです。(笑)

私の通っていた大学は4年間で看護師資格のみ取れる学校だったため、助産師資格を取るために、大学院に進学したんですよね。

助産実習も大変な中、修士論文も書かなければいけなかったので、実習と並行してデータ集めや文献検討をしなければいけませんでした。修士論文だけでも大変なので、本当にしんどかったです。(泣)

新卒で就職した職場を選んだきっかけはなんですか?

自分がやりたいお産ができる場所を探しました。

職場を選んだ理由はたくさんあるんですが、助産師の仕事の特殊性はお産が担当できるところだと思ったので、特に自然なお産ができる病院が良いと思い、条件に合うような病院を探しました。

加えて分娩件数の多い病院が良いと思っていたので、年間1000件以上のお産がある病院。

自然なお産、つまり正常な分娩なので、正常を知るためには逆にハイリスクを知らないと見極めができないと思ったので、分娩件数が多いだけでなく二次救急以上のハイリスクなお産が診られる病院

助産師として働くにしても、看護師としての技術が必要なので、看護師としての基礎研修が充実しているところ、つまり総合病院以上というのも条件でした。

あとは、自然なお産を大事にしているところで【院内助産制度】があるところを選びました。

院内助産制度というのは、助産院を病院の中に作ったようなものです。院内助産は助産師のスキルが求められるので、院内助産をやっている病院でレベルの高い助産師さんから教育を受けたい!」と考えていました。

北海道には全ての条件がマッチする病院がなかったので、ホームページや転職サイトを見て地道に探しました。コネもないし、情報も入ってこないので、看護師の口コミサイトや出産したお母さんの口コミサイトも隅から隅まで探して、横浜に理想の病院を見つけたので、入職を決めたという形です!

就職してみて、理想と現実の差はありましたか?

基本的には不満はなかったです。

ですが強いて言うと、お産の技術を上げたくて病院を選んだのに、助産師が40人くらい多い環境な故に、お産を担当するのが月に2~3回しかなかったことです。

分娩担当になることもあれば、妊娠中の入院患者を担当したり、外来に行ったり、産後を担当したり、と日々持ち回りが変わる病院だったんで、思ったよりお産が取れずでした。

転職のきっかけはなんでしたか?

独立を見据えて転職しました。

大学院に通っていた頃から独立は視野に入れていました。大学院がそのような人材を教育する場でもあることから、ずっと興味があったんです。

大きな病院で決められた教育体制の中でステップアップしていく環境より、自分でマネジメントができたり、小さい形態の病院に行きたいと思ったのが理由です。

今の勤めているクリニックは開院してから浅く、まだまだこれから進めていくような職場でした。面談の時「これから一緒にケアを作っていければ」という話もあり、自分がこれからやっていきたいこととマッチしていたので、転職することを決めましたね。

独立して現在はどのような活動をされていますか?

女性を支援するための専門職のチーム【PALLET(パレット)】を作って活動しています!

色々な専門職のメンバーを集めて、女性をサポートするために何ができるかを考えていたり、テーマを決めて講座を開催したり、妊娠出産の準備のために必要な情報提供をメインで行っています。それがPALLETです。

メンバーには助産師ヨガインストラクター保育士新生児の写真撮るフォトグラファー管理栄養士アロマテラピスト等様々な方に参加して頂いています。

PALLET】の活動は、当初管理栄養士さんとの料理教室から始めました。

一番最初に始めたのは【女性の健康をサポートするためのお料理教室】です。

例えば、女性に起こりやすい健康問題【貧血】をテーマにして、貧血について講義を行った後に、改善方法を共有して、解決策の1つとして食事療法の話をします。

そして食事に必要なことや、食材やレシピを管理管理栄養士を通して説明し、その後参加者で調理をして食べる。という企画を行っていました。

女性の色々な悩みを聞く中で気になっているけど、相談できないことを、身近な専門職として気軽に相談出来るようになれば良いなと思っています。

助産師を身近に感じてほしいという想いがきっかけでしたね。

この活動を初めてから、「助産師に初めて会いました。」という人がたくさんいて、助産師は女性の一生をサポートできるスキルも知識もあるのに、活用できていない気がしました。

だからこそ、もっと気軽に会える場所を料理イベントなどで作って行けたらと考えています。

永野さんの活動で直近の目標はありますか?

色々な専門職とコラボしながら、女性を支援したいメンバーを集めることです!

企業内研修や講義も行っている最中で、同じような想いがあれば気軽に参加できるコミュニティになっています。

PALLET】では、妊娠出産の準備に特化した講座を行っているのですが、将来妊娠したい人に向けて必要な情報や必要な健康管理の情報を発信をしています。企業で働く女性社員向けに情報を提供できる場を増やしていきたいとも思っています。

永野さんの夢はなんでしょうか!

子どもが笑顔で過ごせる社会を作ることが夢です。

子供が笑顔で過ごせる社会を作りたい】というビジョンは、【女性】つまり【お母さん】が要になります。お母さんが健康管理できないと子どもの健康も守れません。

そのため【女性が自身で健康管理出来るようになってほしい】という思いです。

お母さんになったからと言って、健康管理が突然できるようになるものでは無いです。トレーニング機会や知識を集める期間が必要で、妊娠前から知識をつけておくことが重要であると考えています。20代の女性たちが、自身で健康管理ができるように、先手をうって情報提供しているところですね!特に私の講座は【妊娠前にフォーカスを当てたもの】になっています。

PALLET】の講座も全てビジョンに繋がっていて、「心に余白を作ってあげよう、その余白に自分たちのカラーを入れて彩ある人生を歩んでほしい」という思いがあります。

心のゆとりって大事だと思っています。いっぱいになり爆発してしまう方もたくさん見てきたので、先手を打って対策していきたいです。健康な人がより健康に過ごせるように、妊娠前の期間から女性が心にゆとりを持ちながら生活を送れるようになったら嬉しいなと思います。

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ワクワクと不安や恐怖は共存するんですよね

ワクワクという気持ちは、同時にドキドキや不安・恐怖という気持ちが必ず出てきます。それを感じるのは当たり前で、ワクワクする人生を送りたいなら、ドキドキのリスクを取らなければいけないと思うんです。

【自分がどのような人生を歩みたいか自分と会話する時間を設けてじっくり考えて良いと思います。未知の物には怖さが出てきますが、私はワクワク人生を送りたいと考えています。

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