こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では病院はパスする時代というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍されている医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!
今回は理学療法士免許をお持ちつつ、スタートアップ企業に関わり、スポーツ業界やヘルスケア業界で活躍している佐々木優太さんを取材させて頂きました!
- 理学療法士になろうと思ったきっかけは?
- フリーランスになって感じたことや意識していることとは?
- これから佐々木さんの取り組んでいきたいこととは?
それではどうぞご覧くださいー!
理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください!
中学の時の進路希望で「スポーツドクターになりたい。」と漠然と思っていたんですよね。
漠然に思っている中、「スポーツドクターになるためには、医師にならないといけない。」ということに気づいて「現実的にちょっときついな。」と思いました。(笑)
ですが、「スポーツにはずっと関わりたい。」と想いがあり、その時にスポーツトレーナーが真っ先に思い浮かんだんです。調べてみると、アスレチックトレーナーや理学療法士などの仕事が出てきて、理学療法士は国家資格なので将来的にも良さそうだなと思って選びました。
理学療法士になろうと決めたのは、高校1年生の時ですね。「医療系の国家資格だから。」というのが大きかったです。
調べていくと、プロ野球界でも理学療法士は活躍していることがわかって、「理学療法士だったらプロスポーツ選手とも関われる。」と確信して目指しました。
学生時代の思い出はありますか?
トレーナーの現場に出た時、初めてお金を頂いたことですかね。
学生の頃から、理学療法士のセミナーや勉強会に行っていて、たまたまスポーツ現場へ招待して頂いたことがあるんです。
何回もあったっていうわけではないですが、現場で働かせていただく経験ができて、学生のうちにお金をもらってスポーツ現場で働いた経験はとても貴重でした。
「今になってそれが生きているな。」と感じますね。
大学卒業後、社会人として働いてみていかがでしたか?
最初にクリニックに就職したんですが、めっちゃ大変でした。(笑)
勤めていたクリニックは、患者を担当制にして振り分けるんですが、その振り分け方が特殊で院長の独断で担当が決まっていたんですよね。
当時、マッサージ系の理学療法士とリハビリをガッツリやる理学療法士と分けられていて、僕はなぜかどっちも行う中間の役割だったんです。(笑)マッサージ系だと患者さんに「もっと強く押して。」と言われることもあったので、それが大変でした。
院長先生も独特な方だったので、認められよう頑張っていたんですけど、割と嫌われていた方だったと思います。(笑)管理者との相性は結構大変でしたね。
独立までに至った経緯を教えてください!
社会人1年目で本業と同時進行で、スポーツ系のスタートアップコミュニティの案件や活動を行っていました。
自分自身でスポーツ選手との個人契約も少しずつ増やしていて、「生活する分は稼げているから、なんとかなるか。」という気持ちで、1年間でクリニックをやめて独立しました。
社会人2年目からは、ベンチャー企業と関わりを持ち、ヘルスケア新規事業の立ち上げに関わったり、一般社団法人が行っている全国小中学生の身体測定イベントに関わったり、さまざまな活動を行っていました。
独立して大変だったことはありますか?
フリーランスになって最初の3ヶ月間は、本当にお金がなかったです。(笑)
当時関わっていたヘルスケア新規事業が、外的な要因でストップしてしまって。僕自身その事業にコミットしていたこともあり、お金がなくてそれが一番辛かったですね。(笑)
その中、得たこともたくさんありました。当時知り合いと一緒に行っている中で、契約書を結んでいなくて、大丈夫だろうと思ってはいたんですが、「契約書ってすごく大事だな。」とその時思いましたね。(笑)
フリーランスとして活動している方々は結構契約書など結ばずに活動する方も多いと思うのですが、「進めば進むほど、大事だな。」と感じましたね。
相手と何か仕事をする際に必要なことは、「打ち合わせをしっかり詰めること」が大切ですね。
仕事する上で、認識のズレが生じたりとかコミュニケーションが不足していくことは多くあると思うので、すり合わせすることが大切だと思います。
自分がどこまで求められているのかをはっきりさせておくと、お互い気持ちよく仕事ができるし信頼関係が築けると思います。
独立してよかったことはありますか?
病院で働いていたら「絶対会えなかっただろうな。」という人に会えることですね。
自分が楽しいなと感じることや、やりたいと思う仕事をして、何かを達成できた時「めちゃくちゃ楽しいな。」と思います。
活動していく中で意識していることは、「自分が何をしたいのか。」や「自分がやっていきたいと思う方向性」を常に見直すことです。見直さないと、自分のやらなくてもいい仕事や徐々に宝庫旺盛がずれていくことがあるんですよね。独立すると経済的な部分も考えないといけないので、バランス良くやりがいを考えることが大切ですね。
クリエイターに着目した理由は何ですか?
「スポーツトレーナーだけだと将来的にしんどいな。」と思っていた時期がありました。
一緒に仕事している方の中にクリエイターがいて、たまたま深く話す機会がありました。その時「こんな映像も作っているよ。」と話してくれて、単純に「かっこいいものを作れたり、表現したりすることが出来たら、面白いな。」と思って、そこから色々調べ出しました。
その時「スポーツトレーナーの強みを活かせる何かを作ることが出来たらいいな。」と考えていて、その方と動画編集を一緒に行ったことがきっかけですね。
自分を必要としてくれている人の期待にもっと答えたいなと思っていて、できることを今は1つ1つ増やしているところです。
あと、単純に新しいことに挑戦することが好きなんですよね。ワクワクすることが好きで、それが合わさって【クリエイター】に着目した感じです。
佐々木さんの直近の目標はありますか?
スポーツやヘルスケアに関するサービス作りたいと思っています。
僕がスポーツトレーナーをしている時に、『すごく楽しいな』と思った瞬間が、自分のしたことで相手に何かしらの変化を作れた時なんです。
リハビリの場合で考えると、患者さんの痛みがとれて歩けるようになることや、症状が徐々に治っていくことなど、今の僕が行っている活動を通して、何か変化を生み出すことが出来た瞬間に「頑張ってよかったな。」と思います。
読者の皆さんに伝えたいことはありますか?
自分の可能性狭めずにどんどん挑戦して欲しいと思います。
今、運営しているコミュニティは、全国で400人ほどいるんですが、面談していて感じるのが、「自分の可能性をやる前から狭めている人がすごく多いな。」と思っています。
例えば動画編集をしたいと考えている人がいるんだったら、「Youtubeで動画編集している人の動画を検索してみてみる。」や、「どんな仕事内容なのか」「どんな生活をしているのか」など、そう言った小さなアクションを自分で起こしていくと良いのかなと思います。
今はSNSでいくらでも人と繋がれます。【やりたいことができる人】は結構少ないと思うので、すごく難しいかもしれませんが、一度やってみて違うなと感じたらそれで良いと思うんです。
そこで新たな発見があると思いますし、自分のやりたいことや可能性を狭めずどんどん取り組んでほしいと思います。