あなたの人生に顧問医師を。【中田航太郎 / 医師】

中田航太郎(医師)

子供の頃に出会った医師に憧れて医療の道へ。
手遅れになる前に、予防医学の観点から生活習慣の改善を提案する。
多忙な経営者だからこそ倒れる前に健康管理を。その手助けをしたい。
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今回は医師としても活動しつつ、株式会社ウェルネス代表取締役社長の中田航太郎さんを取材させて頂きました!

この記事の見どころ
  • 中田さんが予防医療に着目した理由とは
  • 日本人は症状を伝えるのが下手!?
  • 【顧問医師】という新しい文化作りについて

それではどうぞご覧くださいー!

医師になろうと思ったきっかけを教えてください!

子供の頃、診てもらってた医師に憧れたことがきっかけです!

正直、4歳の頃から医師になろうと思ってたんですよね。

父が医師だったのもあるんですが、それ以上に子供の頃、小児喘息で入院してた時期があったんですけど、その時の担当医師がとてもいい人だったんです。

学校の先生に会うより病院の先生に会いたい!と思うくらいその医師のことが好きだったんですよね。『この先生に話を聞いてもらいたい』『この先生に治してもらいたい』と子供ながらに思ってたんです。その頃から、『こういう医師になりたいな』と考え始めたことがきっかけですね。

学生時代の思い出などはありますか?

完全に医学オタクでしたね(笑)

私の中でモットーがあるんですけど、【少ない時間で最大のパフォーマンスを出す】ということを徹底してました

授業にも出席したらクラスで一番授業を理解する!という意気込みで挑んでました(笑)授業の内容は授業中に全て覚えることを意識して、さらに派生させたり、応用を効かせたりしていました。

勉強方法でいうと過去の問題を解くのはマストですよね。国試勉強だと、一問一答のようにただ覚えるだけだと勿体無いので、本質を捉えることを意識して勉強していました

丸暗記ではなく、その答えに対して【なぜ?】を必ず深掘りして、答えと解説を読むだけでなく、必ず1つツッコミポイントを探して深掘りしていました。基本を覚えてしまえば、あとはいくらでも派生できるので、いかに因数分解できるかが重要かなと思います

今の活動に至った経緯を教えてください!

大学5年生の実習での経験がきっかけですね!

大学5年生の実習の時、狭心症の患者さんで緊急オペになった事例があったんですよね。

緊急手術がから無事に手術が成功して、後から問診すると『10年前から血圧が高かった』『タバコをやめられない』などツッコミどころが満載だったんです。手術する前に予防など出来たのではないかと思うようになって、そこから予防医学を勉強するようになりました。

日本人の特徴でもあるんですが、初期症状が出ても、とりあえず様子見をする方が多いんですよね。重大な症状が出てからじゃないと病院へ行かない方がほとんどで、その頃にはもう手遅れな場合があります。なのでまずは医療リテラシーを上げることが重要だなと考えるようになりました

また、予防医学に興味があるとはいえ、臨床現場のことも分かっていることが重要なので、初期研修医の後は総合診療科に進み、現在も患者対応を行なっています。

現在の事業内容を教えてください!

気軽に相談できる環境の提供と、医師としての適切なアドバイスを行なっています。

現在は顧問医師として法人を立ち上げ、主に経営者の健康管理、健康状態を把握し、生活改善のアドバイス、適切なサプリメントの提案などを行ってます。

事業内容としては、健康診断・人間ドック・歯科検診のパッケージ化年4回の出張相談24時間365日対応のチャット相談になります。

メインはオンライン相談になるんですが、オンラインは物理的なハードルを取り除いただけで、気軽に相談できる心理的なハードルを減らすことに課題があります。医師に友達感覚で相談することのできるサービスを目指していきたいです。

自身の健康リスクを把握しつつ、人生に伴走する医師が身近にいることで医療リテラシーが上がってくると思うので、生活改善などの最善策を提案しています

中田さんの今後の展開はどのように考えていますか?

まずは予防に関して文化作りが重要だと思ってます!

サービスの提供は初め上手く進まないんですよね。それはどこも一緒で、まずは【文化作り】が必要だと思ってます。

健康に対して頭の隅にはあるけど、なかなか時間と労力を割くことができない。でも健康の大事さは理解しているという方は多いと思うんです。

そこを医師に任せることができる我々のサービスに、ぜひ頼っていただきたいです。今は経営者が多いんですが、その経営者が家庭を持ったとして、奥さんが健康相談したとき、『顧問医師に聞いてみるよ』となれば、女性層に広がり、親世代に広がれば60〜80代の層にもお伝えできるかもしれません。

そのように徐々に広い範囲の方々へ伝えて【文化】を作っていきたいと思っています。

最終目標としては国民全員が顧問医師を持っていることが理想です

現在、法人向けのアプリもリリースしており、医師や看護師、医学生とチームを組んで活動しています。理想は問診は看護師、診断は医師というようにできるといいですね

日本人は医療リテラシーが低いため、症状を伝えるのが苦手なんですよね。海外だと「何日前からどこがどのように痛い。」などと症状を簡潔に話すのですが、日本人は「頭が痛いです。どうしたらいいですか?」という聞き方をします。

圧倒的な情報不足になってしまうので、症状の伝え方からリテラシーを上げ、効率良く診察できるような連携をとっていきたいですね

直近の目標はありますか?

まずは顧問医師の認知度を上げることですね!

直近の目標として、経営者に顧問医師が着くことを当たり前にすることです

忙しさを理由に健康管理を疎かにして倒れてしまう経営者が多い中、予防や健康を任せるという選択肢があることを知って頂きたいですね。今まで対面でアプローチを行なっていましたが、認知してもらうことを優先して【コミュニティ】を作っていこうかなとも考えています。

臨床で最新の治療方法を理解しつつ、予防できる病気を事前に対処する文化をこれからも作っていきたいと考えています。

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