こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では病院はパスする時代というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍されている医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!
管理栄養士の資格を取得後、パーソナルトレーニングジムにて食事・ダイエット指導をされている阿部朋美さんを取材させて頂きました!
- 病院勤務からパーソナルトレーニングジムに転職した経緯
- ジム専属の管理栄養士としての活動、その活動の想い
初めに阿部さんが医療職になったきっかけを教えてください!
料理が好きだったので、食事のプロである管理栄養士に興味を持ちました!
中学生の頃、妹が大きな怪我をして入院したことがあるんです。
その時に、病院で働いている管理栄養士という職業を知りました。もともと料理が好きだったので、食事のプロの仕事に興味を持って。
調べてみると国家資格でもあり、好きな料理にも通ずる仕事だったので、そのまま管理栄養士を目指し始めました。
阿部さんの現在の活動について教えてください!
現在はパーソナルジムに勤務しつつ、会員様だけでなく興味のある方全員を対象に食事管理を行っています。
食事管理の他にも、遺伝子検査の結果に基づいたダイエット指導を行っています!
一般的にジムへ来る方は『身体に気を使っているか』か『痩せなければいけない』かの2択なんですよね。そのため、食事にも気を付けることができ改善まで至れば、身体のコンディションはもっと若々しく、活き活きとした病気にならない身体作りができるんです。
薬やサプリだけでなく、食事から見直すきっかけを作って行ければ良いなと思っています。
加えて遺伝子検査を導入しているので、遺伝子検査の結果に基づいたダイエット指導や運動サポートを行っています。自分が何を食べたら太りやすいか、自分にはどんなトレーニングが合っているか、生活習慣病などのリスクがどの程度あるのかなど、遺伝子から多くの情報を受け取ることができるので、食生活やトレーニング方法をより具体的な内容で提供しています!
現在の活動まで行きついた経緯を教えてください!
働く中で予防医学に興味が出てきて、病気にならない身体作りのサポートをしたいと思ったんです。
新卒当初は有料老人ホームで働いて、その後病院に転職しました。病院では身体状態が良くなる方もいれば悪くなる方もいて、『私の仕事は患者さんのタメになっているのか』とすごく悩んだ時期がありました。
そう考えて働いている中で『そもそも病気になる前に、予防に重点をおいて過ごすと良いのでは?』と思うようになったんです。
それから病院を辞めて、一時的にフリーランスとして活動していました。
フリーランスの時は、スポーツ選手やパラリンピック選手にご縁があり、若い年代に対して食事管理を行っており、「若い年代から食事や健康を意識してもらえれば、いくらでも病気は予防できるな」と手応えを感じていました。
ぞしてフリーランスで活動していく中で『健康には食事だけでなく、運動・休養のバランスも大切』ということに気づいたんですよね。その時にちょうど、私のビジョンに似たコンセプトでパーソナルジムを立ち上げる話を頂いて、そこで管理栄養士として活動することにしました。
現在の活動の想いを教えてください!
私がいなくても、主体性を持って食事管理に取り組める方が増えたら良いなと思っています!
食事指導を希望される方の中には「前のジムではこう言われました。」や「これはダメって言われました。」という風に、【言われたからやった】という方が多いんですよね。
食事管理の徹底には、主体的に動くことが重要です。主体性を持っていないと、習慣になりづらい。なので1人でも多く、主体性を持って食事管理に取り組める方が増えると良いなと思います。
今後の活動としては、特定保健指導に引っかかった方を巻き込んでいきたいです!会社の福利厚生として、メタボリックシンドロームの疑いが高い方を巻き込んでトレーニングを行うことなど、より多くの方に食事について理解を深める活動が出来たら良いなと思っています。
加えて、現在勤めているパーソナルジムの店舗展開もあるので、もっと多くの方と関われることがとても楽しみです!
hospassを通して伝えたいこと
挑戦することは勇気が必要ですが、踏み出してしまえば可能性がたくさんあります!
管理栄養士は国家資格なのに給料があまり高くないんです。就職先も多いわけではないと思います。
ですが、実際管理栄養士の知識量はすごいんです。他業界への進出が遅くなっているのは、単に実績がないからだと思うんですよね。一歩踏み出す勇気を持てば可能性がたくさんあります。興味のある分野×食事、管理栄養士というように、視野を広げると何にでも応用が効くところは、管理栄養士の強みです。
失敗したらどうしようなどの不安や、実際に失敗した時の挫折もありますが、それも良い経験だなと思っています!
私は「給食のおばちゃん」と言われるのが一番いやなので、管理栄養士だって活き活きと輝いて仕事できることを証明していきたいです!