こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では病院はパスする時代というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍されている医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!
今回は理学療法士の資格を持ちつつ、株式会社Healthy roomを設立し3つの事業で経営されている、代表の横手香菜さんを取材させていただきました!
- 理学療法士になろうと思ったきっかけとは?
- 独立。法人設立した経緯とはいったい?
- 株式会社Healthy roomの事業内容について
それではどうぞご覧くださいー!
理学療法士になったきっかけを教えてください!
母が看護師で、母方の家系に医療系で働いている人が多く、漠然と子どもの頃から『将来は医療系で働くんだろうな。』と思っていました。
10歳の時に【20歳の時の私】というタイトルで作文を書いていたんです。その時からすでに『理学療法士(以下PT)になりたい。』と書いていました。
高校生になった時、母が精神科の看護師をしていて、作業療法士(以下OT)と触れ合う機会が多かったため、OTになろうか考えた時期もありましたが、OTは手や指先のリハビリと精神科のイメージ、PTはスポーツのイメージが強く、当時陸上部だったので『自分は運動に向いているんじゃないか』と思い、PTを目指し始めました。
臨床現場で働いて気づいたことなどありますか?
担当患者さんが入退院を繰り返しているのをみて、【予防】することがとても大切だなと感じました。
私が新卒で勤めた病院は、回復期のリハビリテーション病院でした。
学生時代の実習では、脳卒中の患者さんを診たことなかったので、中枢神経疾患の患者さんを担当した時、『こんなに大変なんだ。』『PT向いてないな。辞めたいな。』と思うことも多くありました。
就職して2年目あたりから、勉強会やセミナーへ参加し、疾患や治療について徐々に理解できるようになると、患者さんとのコミュニケーションも格段に取りやすくなっていき
そんな患者さんの回復過程に携わっている中で、入退院を繰り返す方もいたんです。その時、患者さんの入院前後の生活に興味を持ち始め【予防】について勉強しようと思いました。
独立・法人設立に至った経緯を教えてください!
フリーランスになったきっかけは【Beauty Japan】という大会に出場したことが大きいです!
回復期病院で6年間働いて、仕事をして帰宅して寝るという生活にマンネリを感じている中、たまたまBeauty Japanという大会をInstagramの広告で見つけたんです。
女性のキャリアに着目した大会だったので「国家資格を持っている自分にピッタリだな。」と思い、勢いでエントリーしました。
Beauty Japan参加者のほとんどがフリーランスや経営者の方で、平日にあるレッスンに参加できない現状から、自分の働き方に疑問を持ち始めたんですよね。そして働き方を変えようと思って、まずは副業が可能で、興味のあった【予防分野】に特化している職場へ転職しました。
転職した先では、ビジネスメールや電話、経営についてなど、たくさんのことを教えていただけましたが、正社員の時間的拘束により、やりたかった仕事が出来なかったことも多く、9ヶ月で辞めフリーランスへ転身しました。
フリーランスへ転身した半年後に【株式会社Healthy room】を設立し、現在に至ります!
法人を設立した理由としては、フリーランスで仕事していく中で『企業と対等に話すには、自分も会社を持つ必要があるな』と感じたからです。
遅かれ早かれいつか法人を立てることは決めていたので、早速設立して会社の経営を行っています!
株式会社Healthy roomの事業内容を教えてください!
メイン事業として【美容整体】と【訪問美容】を行っています。加えてコミュニティ運営ですね!
美容整体では、オーダーメイドで施術を行う整体サロンのイメージです!
時間は90分や120分など、改善したい部分をヒヤリングするところから始めて、個々専用のメニューでトレーニングやアロマなどを組み合わせて施術しています。
訪問美容では、福祉ネイルやアロマなど組み合わせて行っています。
ご利用者さんがデイサービスなどへ行った時、他の方々と会話が弾んで楽しくなれば良いなと思い始めました。これにアロマなども加えて【心が癒せる空間】を作りたいと実施しています。
コミュニティ運営では、【&Therapist(アンドセラピスト)】というセラピスト団体を作りました。
コミュニティのコンセプトとして、【〇〇&療法士】としていて、個人の自由を尊重しつつ、人間味のあるところを活かしていきたいという想いが詰まっています。コミュニティみんなで楽しいを創り、みんなが興味のあることを勉強していける団体にしていこうと思っています。
横手さんが事業を通して伝えたいことはなんですか?
無理して働いている人を少しでも減らしたいです。
朝起きて「仕事行きたくないな。」と思ったことが、誰しも一度は経験あると思うんです。当然モチベーションは低いし、そういう日って本当に上手くいかないですよね。
その状態で仕事をすることは、自分にもよくないし、相手にもよくないなと思っていて、私はそれが嫌なんです。
無理をして病院に勤めていたり、身体が痛いのに我慢して仕事を続けていたり、我慢を続けている医療従事者がすごく多いと思うので、枠に囚われずに【心がキュンとする選択】や【ときめく選択】をすることが大切だと思います。
最後に読者の方へメッセージをお願いします!
ドキドキ、ワクワク、ときめきながら楽しくいきましょう!
私が1番ワクワクする時は、「新しいことをやっている時」なんですよね。何かを企画することや、事業の展開を考えている時など、新しいものを生み出す瞬間がすごく好きです。
ドキドキやワクワクは、予防分野でも言えることで精神的に良い影響も強く、働き方においても重要だと思います。
何かに挑戦するとき、怖い気持ちもあるかもしれませんが、自分の気持ちに嘘はつかずに、楽しい方を選んで進んだら良いと思います!