こども達が、幸せに暮らせる社会を。【かめきち / 理学療法士】

かめきち(理学療法士)

理学療法士として様々な分野を経験した後
地球一周を通し「こども」に対して何か出来ないかと小児リハビリテーションへ一念発起。
現在はインスタグラムを通して情報発信やオンライン相談・自費リハビリテーションを展開している。
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理学療法士の資格を持ちつつ、小児リハビリテーションについてInstagramで情報発信や、オンライン相談、自費リハビリテーションを展開しているかめきちさんを取材させて頂きました!

この記事の見どころ
  • かめきちさんが【小児分野】へ興味を持ったきっかけ
  • 独立するに至った想いや経緯について
  • かめきちさんの今後の展望や考えていること

それではどうぞご覧くださいー!

初めに理学療法士になろうと思った経緯を教えてください!

祖父がリハビリテーションを受けているところを見たのがきっかけです!

私が高校生の頃、祖父が脳出血を患ってしまい、片麻痺になってしまったんです。当時祖父は一時寝たきりの生活になっていたんですが、理学療法士の方から訪問リハビリテーションに来て頂いていて

リハビリを行うにつれて祖父がみるみると回復していくのを見た時に、「こういう人に、私もなりたいな!」と思ったことがきっかけでした!

社会人になってから現在の活動に至るまでを教えてください!

最初はグループ病院に、急性期と回復期合わせて3年間務めました。

その後社会人4年目で病院を退職して、地球一周の旅にいくことにしたんです!思い立った理由としては、日本を別の視点からみたいなと思ったんですよね。

日本はとても豊かな国だと思います。最低限の暮らしが保証されていて、資源的にも豊かな国なはず…。ですが、なぜか自殺する人が多いと思いませんか?

なんでこんなに自殺が多いんだろう。心は豊かじゃないのかな。』と純粋に思ったんです

私自身海外へ行ったことが無かったので、「まずは日本を客観的に見よう」と思い、『色んな知識を取り入れるのは今しかない!と行動に移したんです!

日本から離れて世界を見た時に、徐々に世界変えるのは子どもなんだな。】と思うようになりました。

たくさんの国へ訪れる中で、地雷の埋まっている国がとても印象に残っています。

地雷がある国に産まれる子どもや、こどもの障害は変えることの出来ない不変的な不幸だと気づきました。生まれた瞬間、明らかに危険な状況に置かれてしまうのは不公平だと考えていて

『絶対的不幸な環境に産まれた人を、豊かにするにはどうしたらいいんだろう。』と私にできることを必死に考えたとき、小児専門の理学療法士になろうと思ったんです。

帰ってきてからはどのように活動されていたんですか。

地球一周から帰ってきてからは、訪問看護ステーションで訪問リハビリをしていました。

帰ってきてから、在宅分野の小児に関わろうと思い、訪問看護ステーションで働き始めたんですが、様々な家庭に伺う中で『もっと小児の疾患を深く広く知りたい』と思い、こども病院に転職しました。

こども病院では、小児に関わる全ての診療科を学べるように動いてたんですが、働いている中で徐々に独立したいと思うようになりました。

その後、独立を視野に入れていたので非常勤に転身してから、Instagramを通して【小児リハビリテーション】に関することを配信を始めたんです。

Instagramの配信を始めたきっかけは、『コロナがきっかけでいつも通っていたリハビリに通えなくなった、もしくは頻度が減ってしまったというこどもたちの現状を知り、理学療法士である自分がなにかできないか。』と思いからでした。

こどもが病気になったとき、親は必死に情報を集めます。忙しい中で情報収集を行うので、簡潔で分かりやすい情報を探すと思うんです親であるだけで大変なのに、障害をもって生まれたお子さんがいるとなると、想像を絶する忙しさになりますよね。そんな親御さんたちの助けになれば嬉しいなと思っています。

またリハビリテーションの視点からも、私たちがリハビリテーションを提供できる時間には限りがあるんです。在宅分野で働いていて、一番痛感したことですが、『1日60分のリハビリテーションでは足りない』という現実があります

日々の生活の中で、リハビリテーションを取り入れていただくことが、お子さんにも一番良い結果をもたらすと思っていて、自宅でもリハビリテーションを行えるようにInstagramに情報を発信しています。

今後の目標や展望を教えて頂いてもよろしいでしょうか。

2021年4月から独立して、個人事業としてオンライン相談や自費リハビリテーションを提供しています。

現在では、小児リハビリテーションついて【オンライン相談【自費リハビリテーション】を行っています。

元々独立した理由として、病院内や組織の中では、自分が提供したい医療が出来ないなと感じたからです。もっと親御さんに寄り添った存在になるためには、独立して自分でやっていかないといけないことに気がつきました。

今後の目標としては、私がいなくても自宅で小児リハビリテーションが出来る親御さんたちが増えることです。こどもにとっても、親御さんにとっても、私がいない環境でリハビリテーションを提供出来ることがゴールだと思い、そういった仕組みを作れたらいいなと考えています。

読者に向けてメッセージをお願いします!

恐れず挑戦することが大事ですね!!

何か新しい事を始める際に、怖さって絶対付き纏うんですよね。例えばSNSを利用したオンラインコンテンツでも、批判や誹謗中傷が怖いといった気持ちは、誰もが抱えると思います。

ですが、行動に起こすことのメリットは遥かに大きいです!その勇気ある行動によって助けられる人が必ずいます!

挑戦してダメでも、挑戦したことによってできた仲間が絶対に助けてくれるので、まずは自分を信じて進んでみると良いと思います。

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