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『現場の声を届ける学習塾』があるといいなって【増川浩範 / 臨床検査技師】

増川浩範(臨床検査技師)

臨床検査技師の資格を持ち、現在は個別指導塾を経営。将来の医療業界に進む子どもたちへ向けて、職業選択の視野を広げるために精力的に活動されている。
hospass運営局
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こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では『病院はパスする時代』というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の方々の取材記事を発信させていただいております!

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今回、臨床検査技師の資格を持ちつつ、医療業界へ進む子どもたちに向けて、個別指導塾を経営されている増川浩範さんを取材させていただきました!

今回の見どころ
  • 臨床検査技師になろうと思ったきっかけは?
  • 事業を始めたきっかけは?
  • 現在進めているプロジェクトとは!?

それではどうぞご覧くださいー!

臨床検査技師になりたいと思ったきっかけを教えてください!

『誰も知らない職業』というのが、なりたかった一番の理由です。

理科が好きだったというのもありますが、高校生時代に「臨床検査技師」を友人に言っても知らなかったので、それが自分の価値とかアイデンティティを見出してしまったんです。

周りから「変わってるね。」と言われることに喜びを感じていました。(笑)

医療従事者の中で、なぜ臨床検査技師を選んだのですか?

単純に名前に惹かれました。

何をするかわからないという理由で、ただ興味本位で飛び込みました。

放射線技師は「レントゲンを撮る人」、看護師なら「患者さんのお世話をする人」ということが、仕事の内容が何となくイメージでわかると思います。

学力的に医者になれないことは僕の中では決まっていたので、そこは選択肢にはなくて(笑)名前的に一番想像できなかったのが、「臨床検査技師」だったんです。

学校を卒業してからの経緯を教えてください!

卒業してから1年間はバックパックで海外旅行をして遊びました。

海外に行きたかった理由は、昔から海外の音楽ライブに興味があったからです。学生のうちにお金を貯めて、タイに3ヶ月程、インドに1ヶ月程行きました。好きなこともできて海外にも触れて、満足しましたね。

日本に帰ってきてからは「臨床検査技師ではなくて、違う職業についてもいいかな。」と思っていましたが、「1回くらいは資格を活かしてやってみよう。」と就職したら面白くてハマりました。(笑)

臨床経験は、最初1年間は大阪市立の病院で非常勤、1年半は周産期病院で、就職超氷河期の2002年に試験を経て済生会で正職員になり、そちらで17年程勤務し、細菌検査の責任者として地域の感染対策チーム、京大病院へ期間研修勤務など、多大な経験を積ませていただきました。

現在の事業をはじめたきっかけは何ですか?

これから医療業界に進む子どもたちに向けて、手前の段階で『医療業界を知る機会』を与えてあげたいと思ったんです。

細菌検査の責任者担当者になって、新卒の後輩と関わっていく中で「この仕事何するんですか?」という質問が多くて、そこに僕は疑問を感じました。

臨床検査技師として後輩に「なぜ、その学校だった?」と質問を全ての後輩へ聞いて来ました。それに対した回答で「学校の先生に勧められた。」という後輩が多く驚きました。

進路相談の面談時にも、本人は医療系の夢を持っている子供も、そのように答えることが多くて「学校の先生が医療現場の何を知っているんだろう?」と疑問があったんです。

臨床検査技師は珍しい職業なので、後輩と関わっていく中で「進路選択からしっかり教育して、医療系の進学を選択させてあげたい。」と思うようになりました。

その思いを叶えるために、【教師】という選択もありましたが、公教育で生徒全員に医療職良いと教育したら怒られます(笑)

それなら『【塾】に興味のある生徒が集まってくれて良いのではないか』と学習塾の事業につながっています!

塾のコンセプトは【大人になっても学び続ける人を育む】となっています!

私の出会った医療職の皆さんは勤勉で、社会人になってからの方が勉強する機会が増えても、それを喜んで進める事ができる方々が多く、私の塾生にはそんな大人になって貰いたいと考えて、日々塾生と接しています。

増川さんの学習塾の強みはなんでしょうか?

「医療業界に特化した個別指導塾」にしていきたいと思います。

現在塾では、幼稚園や保育園の年長から高校3年生(大学入学まで)指導しています。

教えた子達の中で「もっと勉強しようと思いました!」という子達がいると、とても嬉しかったですしやりがいもありますね。

今後塾としては、社会人も受け入れようと思っていて、『看護や医療系の専門学校に入学したい!』という方にも介入していけたらいいなと思っています。

現在はどんなプロジェクトを進めていますか?

医療従事者の現役の先生を集めて、直接話せる場を提供しています!

臨床現場で活躍されている先生方に、コロナ関係なく現場の話や働き方について、子どもたちに直接話せる環境を提供していきたいと思って進めています。

医療現場のニュースや新聞ではどうしてもズレがあったり、希釈された内容だと感じていて、その希釈された内容が学校教育に入ってきてしまうと思っています。

現代、人はよりリアルを求めていると思うので、現場の方と子どもたち同士で、感覚を養っていただくような場所を提供して、医療への興味や目標を目的に変えて行って欲しいと思っています。

プロジェクトを進める中で、何か感じることはありますか?

感じることは大きく分けて2つあります。

1つは、保護者の方と面談をさせていただく中で、進路指導から就職内部調査に変わっていくことです。

もちろん、イベントへ参加される学生は看護師になる夢を持っている子医療職に興味がある子達の方が多いのですが、保護者の方々は「今の医療現場や病院の職場環境、給料って実際どうなんですか?」という興味を持つんです。

コロナの影響もあり、臨床現場が少し身近な存在になりました。そこについてもっと深く知りたい。と保護者達も情報を集めている証拠だと思うんです。大人ですら隣の病院のことを知らないとなると、子どもたちはさらに知る場がないですし、入ってくる情報は微々たるものですよね。

この親のニーズに応えることができるのではないかと考えています。

そして2つ目は、「偏差値で人の将来を選ぶ」ということです。

進路指導をするにあたって、将来の夢を聞いた時に「学校の先生に勧められた。」という子が多いです。医療系の夢を持っている子供も、そのように答えることが多くて「学校の先生が医療現場の何を知っているんだろう?」と疑問があったんです。

それで経緯を辿っていったら、勧めた理由が「偏差値」なんですよね。

「偏差値のみで職業が決定する学校を決める事が将来的にミスマッチを増加させている」と感じており、臨床現場の声を聞かずして、専門的な学校や臨床現場へ飛び込んでしまう現在の進路指導の常識がなんとか変わって欲しいと思います。

だから僕の塾では、本質からズレ】を直していきたいんです。子どもたちの積極性を含め、この先の人生を考えた上で、職業選択をしてほしいですし、その知る場を提供したいです。

保護者が看護師で、その現場を知っているのと、身内に医療職がいないとでは教育格差があるとも思っています。平等な場があってもいいんじゃないか、それを提供する人がいないなら、「僕がやろう」という感じですね。

最後に読者に向けて一言お願いします!

医療系の資格は箱の中でないと、仕事が成立しないんですよね。

臨床検査技師という仕事も、箱の中にいないと成立しない職業なんですが、だたそこで得られる知識や技術は、箱の中でなくても活かせる知識や技術が必ずあります。

自分がやってきたことに対して、はじめて形を変えるのは勇気がいるけれど、それを超える事でもっと大きなものに成長し、その先に新しい価値が見えてきます。

そして自分自身の良さが磨かれるんじゃないかと思います。

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