こんにちは、hospass運営局です!医療系情報メディア【hospass】では病院はパスする時代というスローガンを掲げ、日常お役立ち情報や病院の外でも活躍している医療職の取材記事を発信しております!どうぞご覧ください!
義肢装具士の資格を持ちつつ、現在はネットビジネスのコンサルティングをされている『そうだいさん』を取材させて頂きました!
- 義肢装具士からweb業界へ転身したきっかけ
- 現在の事業への想い
- hospassを通して伝えたいこと
義肢装具士を目指したきっかけはなんですか?
うつ病を経験し、人を支える仕事をしたいと思ったのがきっかけです!
実は僕自身、学生の時にうつになってしまったんです。結果、学校を留年・退学し、その後1年間通信制の高校に通っていました。そこではそれぞれの家庭事情を抱えている人や、様々な心身の状況の人がいて。
いろいろな方たちと触れ合っていく中で、悩みを抱える人たちを支える仕事がしたいなと思ったんですよね。もともと工業高校に通っていてモノづくりが好きだったこともあり、モノづくりと人を支えることを両立できる仕事がいいなと。
そんな時に高校生の頃、先生に紹介していただいた義肢装具士という仕事を思い出したんです!
うつ病を発症してしまったということですが、学生時代はどんな子供でしたか?
人に頼ることが極端に下手な子供でした。
もともと学級委員をしたりみんなが嫌がる仕事をしたりしていて、責任感が強かったんだと思います。ですがそれは、大人が望む子供でいようとしていただけなんですよね。みんなが褒めてくれるから、という想いが根底にあったのだと思います。
そうした中で人に頼ることが極端にへたくそな子供になっていたんですよ。全部やらなきゃいけないと勝手に自分を追い込んでしまっていたし、「相談すること=弱音を吐くこと」という気持ちでいたんですよね。
自分で自分を責めてしまうものですから、どんどん積み重なり耐えきれなくなってしまい、遂にうつ病を発症してしまいました。
今でこそHSP(Highly SensitivePerson::先天的に非常に感受性が強く敏感な気質をもった人)に自分も属しているんだとわかったんですけど、当時は心の病を認めきれず、うつになった自分自身を責める悪循環でした。
悪循環の中でしたが、通信制の高校に行ったことが人生のターニングポイントになったのかなと思います。普段接することのない人たちの価値観を目の当たりにして、自分以外にもこんな悩みをもっている人がいるんだなあとわかりました。
それで世界が広がっていって、うつ病も改善されていったんですよね。
義肢装具士からweb業界へ転身した流れを教えてください!
うつ病の再発や母の死から、社会にとらわれ続ける働き方に疑問を持ち、なにか挑戦しようとブログをはじめました。
義肢装具士の専門学校を出た後に、大阪の会社に就職しました。医療従事者でありながらもサラリーマンのような業務内容で、Wワークをしている感覚でしたね。日中は病院で医療行為をしつつ、夜は事務作業の毎日。病院や職場、取引先といった多くのところでの人間関係に悩みました。
1年半くらい勤めて、担当の病院も決まって、これからもう少し自由になるかなと思っていたいうところで、母の肺がんが発覚してしまいました。
一旦休職して、その後母が亡くなってしまうなど、大変大きなイベントがあり、命は限りあるものなんだと改めて実感したんです。
その間に別の生き方に挑戦するのもありなんじゃないかとブログをはじめました。ですが全然収益が上がらず上手くいかなくて…。
ブログに加えてなにか他にも能力を身につけようと、webビジネスを本格的に学び始めました。
いまやっている事業の内容を教えてください!
情報発信とwebビジネスのコンサルティングです。
まずはブログやTwitterからの情報発信を通して、「こういう働き方もあるんだよ、病院以外も活躍の場はあるんだよ!」ということを伝えています。
その中で僕の考えに賛同してくださったり、興味を持ってくださったりした方には、公式LINEで直接お話しさせていただいてwebビジネスについてコンサルティングを行っています。
かつての自分と同じように、なにかに挑戦しているのに結果が出ない。自信のない方をサポートし共に成長していきたいです。
職業に囚われるよりも、自分と同じようにHSPなどの繊細な心の持ち主であったり、なにか悩みを持った人であったり。そういった方々の力になりたいですね。
自分の生き方を模索し行動してみたけれど、結果が出ず悩んでいる方ってたくさんいると思うんです。そういった方々にきっかけを与えられたらいいなと思って活動しています。
今後の目標はありますか?
困っている人たちがなんでも話せるコミュニティを作りたいです!
HSPの方たちって、自己肯定感をあげることが一番大切かなと思うんです。
まずはコミュニティでメンタル・マインドを高めて、それでやっと自分の生き方を見つめ直せると考えており。メンタルやマインドを作らないとと絶対に挫折してしまうんですよね。
結果は後からついてくるものなので、焦らせる環境だとしんどくなってしまう。そういった人たちのコミュニティをつくれるように、カウンセリングの勉強もしています!
まずはなんでも話せる場所をつくってあげたいなと思って。一人と独りは全然違いますからね。
hospassを通して伝えたいこと
壁に当たって悩んだって良い。それは、チャレンジして前に進もうとしている証だから。
人が悩むときってだいたい苦難とか困難があるときだと思うんです。前に進まなきゃそもそも悩みすらないし、それはただ無難なだけなので。進んでなきゃ悩まないし壁にもぶつからないですからね。
そういう苦難や困難があることが実は有難いことなんです。今苦しい経験も、一か月振り返ったらよかったなと思える瞬間がある。そして、人に尽くすのももちろん大事なんですけど、自分自身が充実していないとその余裕は絶対に生まれません。
世間体の仮面をずっとかぶりつづける必要はないんだよっていうことが伝えられたらと思います。