ホワイトニングの魅力を広めたい!自信を持って輝く歯科衛生士の未来を目指して【井本 ひとみ / 歯科衛生士】

取材日:2023/5/14

井本ひとみ(いもと ひとみ)

歯科衛生士としてクリニックや、ホワイトニングを中心とした自費クリニックでの経験を幅広く持つ。現在はホワイトニング研修や歯科衛生士の育成にも携わり、子育てをしながらパワフルに、フリーランス歯科衛生士として活動中。

hospass運営局
hospass運営局

こんにちは、hospass運営局です。“病院はパスする時代”を創出するべく、医療職限定でチームを組み活動を進めています。

歯科衛生士の資格を持ち、現在はフリーランスとしてホワイトニング研修や歯科衛生士の育成を中心に活動している井本さんを取材させて頂きました!

記事の見どころ
  • 活動に至った背景
  • 活動に込める想い
  • 今後の展望

医療の道に進んだきっかけを教えてください!

親戚からのススメで歯科衛生士の専門学校の体験会に行ったことがきっかけです。

親戚からのススメで歯科衛生士の専門学校の体験会に参加したことが、歯科衛生士の道が開かれた始まりです。歯科衛生士の印象は、国家資格で将来も安定しているというイメージでした。体験会では、歯形をとるアルジネートという石膏を使ってうさぎの型を取りました。その時は「なんて楽しくて可愛いんだ!」と思い、専門学校への進学を決めましたが、冷静に考えると型を取るのはうさぎではなく、歯だったと後に笑い話になりました。

成長し続け、自分が頑張った分だけ成果が出る仕事につきたいと考えていました。中学生の時にJ-POPが大流行し、メイクをすると女の子がキラキラした笑顔に変身する事をみて、将来は女の子を輝かせる美容の仕事をしたいと思いました。美容の道は叶わずでしたが、今では歯科衛生士になってよかったと感じています。そう思わせてくれたのもホワイトニングとの出会いからだったように思います。

現在の活動に至った背景について教えてください。

審美歯科との出会いが今の活動に繋がっています。

専門学校を卒業してからはクリニックへ就職しました。子育てや家庭の事情もあり、本格的にホワイトニングに関わり始めたのはもう少し後になります。親の病をきっかけに本当に自分がやりたいことに挑戦しようと決意し、審美歯科に転職したことで歯科衛生士の仕事の概念が変わりました。歯科衛生士は歯を磨くだけでなく、ホワイトニングやオーラルケアで「綺麗」にするという審美のためのケアを通して患者さんと関われることを知り、仕事に行くのがとても楽しみになりました。

審美歯科の最大の魅力は、お客様にホワイトニングや自費クリーニングの魅力を伝えて、お会計まで一貫して担当できることです。自分を求めて来てくださることや、魅力が伝わりクリーニングを受けてくださることがやりがいでした。

歯科クリニックの中には、ホワイトニングを導入していても、活用できていないところが多く、課題を感じました。改善に向けた提案などを医師に相談しながらホワイトニング事業の再構築に携わりました。そして、クリニックでホワイトニングに携わる方々へ、正しい知識・魅力をもっと伝えていきたいなと思い、研修事業を立ち上げました。

歯科衛生士が自信を持ってホワイトニングに携われるようになり、生き生きと働けるようなサポートをしていきたいです。

現在の活動について教えてください。

クリニックで働きながらフリーランスとしてホワイトニングの研修事業や歯科衛生士の育成に携わっています。

フリーランスとして働く転換期に出会った歯科医師のもとで働きながら、ホワイトニングや処置を行っています。またホワイトニングの新規導入や事業の再構築を目的に、クリニック向けの研修を行っています。知識だけであればオンラインでも可能ですが、実技はオフラインでの研修が必要となります。ご依頼に応じて数日間にわたって研修を行うこともあります。

研修事業をしていく中で勉強会や相談会を開催しているのですが、最近は個人の人から、教えて欲しいという歯科衛生士からの依頼が増えてきて、個人向けの研修もオンラインで行っています歯科クリニックは小さな組織なので、孤独感を感じている方が少なくありません。そんな歯科衛生士の悩みや心のサポートもできたらと思っています。

活動に込める想いを教えてください。

歯科衛生士が毎日、笑顔で仕事ができるように。

歯科衛生士が毎日、笑顔で仕事をできる状態が最大の理想です。一つでも不安な処置があると気持ちが乗らないですし、わからないことをわからないままでいると自信を持ってサービス提供できず、気が重くなります。少しでも不安を取り除き、本当にいいと思ったものを自信を持って伝えられる歯科衛生士になって欲しいです。

そして歯科衛生士の仕事が好きで働いて欲しいと願っています。働く人がキラキラしていないと、患者さんも元気になりません。悩みを抱えている人や、他の歯科衛生士さんとの繋がりを求めている方を対象に、コミュニケーションが取れるオープンチャットも運営し、現在は1000名を超える方が集まっています。

私はフリーランスの働き方を全面的におすすめするわけではありません。個人で事業をおこなうためには、責任感を持って取り組まなければならないし、行動力は並大抵なことでは足りません。なので、誰でも個人で研修事業ができるわけではないことも伝えています。

何かするには「知識2割、行動8割」、経営者は「マインド9割」だと捉えています。私自身もフリーランスになるまでは自己投資をして、たくさん勉強して、行動してきたからこそ今があります。教えたからといってすぐにできるわけじゃないということも伝えた上で、「それでもやりたい!」という方には全力でサポートをさせていただいています。

今後の展望と社会へ与えたい影響を教えてください。

自信を持って輝く歯科衛生士を増やしたい。ホワイトニングの魅力を多くの人に広めたい!

ホワイトニングやクリーニングの概念を変えていきたいです。まだまだ正しい知識がないまま行っている人は多く、知識と経験によって改善できることはたくさんあります。少しでも自信を持ってホワイトニングができる歯科衛生士が増えたらいいなと思っています。

人は「こうなりたい」という想いから始まり、イメージして行動していきますが、最初に想ったことを大切にする事が大切だと感じています。私自身、やりたいと思っていても、最初は恥ずかしくて人に想いを伝えられませんでした。ですが勇気を持って伝えてみると、共感してくれたり、応援してくれる人がたくさんいて、やってみようと行動に移す力に繋がりました。

中には「そんなの辞めなよ」と止める人もいますが、それも一つの意見として受け取って、まずは思ったことを口にしていくことがとても大事だと思います。笑われてもいいからどんどん発信したらいいんです。行動には順番がとても大切で、がむしゃらにやっても結果には繋がりません。あなたのやりたいことをカタチにするために、何が必要なのか一緒に考えていける伴走者になれたら嬉しいです。

取材記事を掲載したい方へ