看護師が教える~発熱しても、すぐ冷やしてはいけない!?~

ぐっさん
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こんにちは。

前回は「本当の体温測定」についてお伝えしました。

体温測定し発熱があったときに、頭や身体を冷やします。

が、何でもかんでもすぐに冷やしてはいけません。

それはなぜか!?お伝えします。

番外編で、最後に僕が実際に熱が出た時の対処方法も紹介したいと思います。

そもそもなぜ発熱するのか?

発熱するのは身体の中で免疫細胞がウイルスと戦っている証拠です。

体温を上げる事で、免疫を強くしウィルスへの攻撃力を高めています。

ちなみに、悪寒がして体が震えるのは、筋肉を震えさせて熱を作り出すためです。

簡単に言うと、ウィルスが強ければ強いほど強い免疫が必要なため体温がぐんぐん上昇します。

クーリングするタイミング

体を冷やす事をクーリングと呼びます。

クーリングするタイミングはすごく大切です。

つまり、「発熱=クーリングする」ではありません!

クーリングはいつした方がいい?

看護師でも間違ったクーリングをしている人はいます。

何十年前では熱があったらすぐ冷やす。という文化があった事も理由の1つだと思います。

では、クーリングする根拠を考えてみます。

やる意味が少ないクーリング

クーリングの効果が確実に証明されているのは、熱射病などの「うつ熱」や心因性による発熱のみです。

肺炎、感染症などの病的要因によって起こる発熱の場合、クーリングの有効性は明らかになっていません。

クーリングのリスク
・体温上昇時にクーリングを行うことで、寒気や悪寒、四肢冷感が引き起こされる
・同一部位に長時間行うと凍傷の恐れがある
・自然治癒力を妨げ、回復が遅れる可能性がある

ではなぜ、クーリングするのか?

体温が高いと、だるかったり、体がきつい状態が続きます。

そのため、クーリングは安楽を目的にするのが良いと思います。

冷やす場所によっては、苦痛軽減にもなります。

タイミング

クーリングする際は体温上昇時ではなく、解熱時に行うのが基本です。

上昇時は、免疫を高くしウィルスをやっつけています。

そのため、解熱時にクーリングを行う事が基本になります。

クーリングする場所はどこ?

体温を下げる目的では、体表目の近くを通っている動脈を冷やしてあげると効率よくクーリングができます。

首、ワキ、鼠径部(足の付け根のややくぼんだ線より上にある三角状の部分)に氷枕や冷湿布をあてると良いです。

このような物が使いやすいと思います。

【番外編】僕が実践している自分に熱が出た時の対処方法

僕が熱が出た時に実際にやっている方法をお伝えします!!

熱が出るのは、免疫をあげているためなので、僕は熱が上がったら38.0℃以上くらいまでさらに上げます。

具体的には、白湯とビタミンのパウダーを混ぜビタミン白湯を500cc作ります。

これを、一気に飲んで厚着して布団に包まって寝ます!!

汗をたくさんかきますが、起きるとスッキリしてだいたいの風邪は治しちゃいます。

このような、ビタミンパウダーが良いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

熱が上がる理由が分かればクーリングするポイントも分かると思います。

みなさんも、熱が上がった時はビタミン白湯がオススメです。

ナースぐっさんでした。

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